特集
2018-2019年発売の最新8機種を機内に持ち込んでテストしました!

【2019年1月】ノイズキャンセリングヘッドホン・イヤホンを飛行機内で2度目のガチ比較!

3万円クラスのノイズキャンセリングヘッドホン

各社トップの座を争うハイエンドが揃う3万円クラスからは2機種を比較

各社トップの座を争うハイエンドが揃う3万円クラスからは2機種を比較

ノイズキャンセリングヘッドホンで3万円台の予算となると、各社トップの座を争うハイエンドが揃うクラス。だが、前回検証していずれも高評価だったBose「QuietComfort 35 wireless headphones II」、Beats by dr.dre「studio3 wireless」には後継モデルが登場しなかったため、今回の検証対象からは外れた。今回の機内に持ち込んで検証したのは、昨年高評価だったソニー「WH-1000XM2」の後継として2018年10月に発売した「WH-1000XM3」、そしてMarshallが12月に発売したノイズキャンセリングヘッドホン「MID ANC BLUETOOTH」の2機種だ。

Marshall初のノイズキャンセリングヘッドホン「MID ANC BLUETOOTH」

Marshall初のノイズキャンセリングヘッドホン「MID ANC BLUETOOTH」

ノイズキャンセリングヘッドホンを発売している意外なブランドがギターアンプをモチーフにしたデザインで知られるMarshall。2018年12月に発売したワイヤレスヘッドホン「MID ANC BLUETOOTH」はアクティブノイズキャンセリング機能搭載とアナウンスがなされている。

実際に飛行機の機内に「MID ANC BLUETOOTH」を持ち込んで右ハウジングにあるANCスイッチのオンオフを切り替えてみると……確かに“ゴー”という重低音のノイズレベルは多少下がるのだが、耳につく“ブーン”というような中音のノイズがほぼ残ってしまう。“シー”という高域のノイズも耳につくレベルで残る。サウンドは高域までシャープに鳴らすタイプで実力十分だが、音楽リスニング中にも“ブーン”という騒音がハッキリ分かるレベルで聴こえ続けるのは残念。

音楽リスニング用としては定評のあるMarshallだが、やはりノイズキャンセリング搭載の初代モデルの「MID ANC BLUETOOTH」は航空機向きと呼べるレベルには至っていない。騒音軽減効果は2万円前後クラスの機種と比べても物足りないので、あくまで音楽リスニング機能のオマケ程度と考えたい。

ソニーのノイズキャンセリングヘッドホンの新定番「WH-1000XM3」

ソニーのノイズキャンセリングヘッドホンの新定番「WH-1000XM3」

ワイヤレス・ノイズキャンセリング対応ヘッドホンの先駆者であるソニーの”1000X”シリーズの最新モデルが2018年10月に発売されたヘッドホンが「WH-1000XM3」だ。前回の検証では前機種の「WH-1000XM2」の時点でトップ級のノイズキャンセリング性能を発揮していたが、「WH-1000XM3」では新たに高音質ノイズキャンセリングプロセッサー“QN1”の搭載でさらにノイズキャンセリング性能を向上させている。なお、検証時には「Headphones Connect」のアプリから“NCオプティマイザー”による最適化を実行し、航空機の気圧対応のキャリブレーションも行っている。

実際に航空機内で「WH-1000XM3」を装着してみたが、ノイズキャンセリングの性能として極めて優秀の一言。“ゴー”と響くような重低音の騒音は無音でもほぼ聴こえないレベルまでカット。高域の“シー”という騒音もほとんど気にならない。中域の“ブーン”という騒音は消えることはないが、大幅に低減され遠い位置で鳴るようなイメージ。ノイズ低減の効果として騒音の”音の尖り”がなくなるので、装着時のリラックス感もいい感じだ。音楽を流したときも、質感まで再現する高解像のサウンドが広がり、唯一多少残っていた中域の騒音も意識して聴こうとしなければ分からないほどだった。

前機種の「WH-1000XM2」は機内に持ち込んでいないため直接比較はできていないが、順当に性能を上げた結果とすれば、現存するノイズキャンセリングヘッドホンでトップレベルの性能と呼べるだろう。

折原一也

折原一也

PC系版元の編集職を経て2004年に独立。モノ雑誌やオーディオ・ビジュアルの専門誌をメインフィールドとし、4K・HDRのビジュアルとハイレゾ・ヘッドフォンのオーディオ全般を手がける。2009年より音元出版主催のVGP(ビジュアルグランプリ)審査員。

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