2021年2月16日、東芝映像ソリューションは全録レコーダー「REGZAタイムシフトマシ
ン」の最新モデル「DBR-M4010」(4TBモデル)、「DBR-M3010」(3TBモデル)を発表した。発売日は3月5日で、市場想定価格は4TBモデルが10万円前後、3TBモデルが9万円前後(いずれも税別)。
REGZAタイムシフトマシン「DBR-M4010」(写真左)と「DBR-M3010」(写真右)
「BR-M4008」(2018年モデル)、「BR-M3009」(2019年モデル)の後継モデルとなる製品。従来モデル同様に、全録機能専用の地デジ×4、BS/110度CSチューナー×3、全録/通常録画兼用の地デジ/BS/110度CSチューナー×3を搭載しており、地デジの7ch、BS/110度CSの6chから最大7chを全録できる独自の「タイムマシン機能」を利用すれば、4TBモデルなら6ch/15日間、3TBモデルなら6ch/11日間分を全自動録画できる。
また、空いた時間に合わせて再生コースを選んで効率よく録画した番組を視聴できる「時短機能」や、録画した番組をスマートフォンに持ち出して楽しめる「スマホde レグザ」も従来モデル同様に搭載。タイムシフトマシン内蔵レグザでなくても「タイムシフトリンク」機能に対応したレグザとの組み合わせなら、テレビリモコンの「タイムシフトリンク」ボタンから、オンエア中の番組をボタンひとつでオープンニングにさかのぼって視聴できる「始めにジャンプ」、放送済みの番組が番組表と同じUIで表示される「過去番組表」、タイムシフトマシンの録画番組や通常録画番組の中から見たい番組がすぐに探せる「ざんまいスマートアクセス」といった機能も利用可能だ。
「時短機能」や「スマホde レグザ」といったREGZAタイムシフトマシンでおなじみの機能を搭載
タイムシフトリンク機能に対応したレグザとの連携機能も搭載。タイムシフトマシン内蔵レグザでなくても、タイムシフトマシンを快適に利用できる
いっぽうで、2021年モデルで新たに追加されたのが、「クラウドAI高画質テクノロジー」を活用した「クラウドAI高画質連携機能」だ。クラウドに配置した番組ごとの画質特徴をまとめたデータベースを活用して高画質化を狙う「クラウドAI高画質テクノロジー」自体は4K液晶・有機ELレグザの2020年モデルですでに実装されているが、REGZAタイムシフトマシン2021年モデルでは、このクラウドに配置した番組ごとの画質特徴をまとめたデータベースを活用。レコーダー側にデータベースの内容をダウンロードし、対応するレグザで録画番組を再生する際に、再生する録画番組にマッチするデータベースをレグザ側と通信することで、長時間録画(AVC録画)した番組でも、解像度補正や色調補正をかけてより高画質に楽しめるという。
なお、「クラウドAI高画質連携機能」が適用されるのは内蔵HDDに録画した番組のみで、ライブ視聴やディスクに保存した録画番組の再生などは対象外。対応テレビとの連携はHDMI接続のみという制限はなく、DLNAを使った「タイムシフトリンク」でも「クラウドAI高画質連携機能」は有効になるということだ。
クラウドに配置した番組ごとの画質特徴をまとめたデータベースを活用して高画質化を狙う「クラウドAI高画質連携機能」
長時間録画(AVC録画)した番組も高画質で楽しめるのがポイントだ
このほか、郵便番号を入力するだけで簡単に初期設定ができる機能が追加されたほか、スマートフォンアプリ「スマホde レグザ」に音声検索と音声操作が追加されるなど、使い勝手の面でもいくつかアップデートされている。
「スマホde レグザ」に音声検索と音声操作が追加されるなど、使い勝手も向上している
AV家電とガジェット系をメインに担当。ポータブルオーディオ沼にどっぷりと浸かっており、家のイヤホン・ヘッドホンコレクションは100を超えました。最近はゲーム好きが高じて、ゲーミングヘッドセットも増えてます。家電製品総合アドバイザー資格所有。