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7年ぶりのターンテーブル新製品やVM型カートリッジ12製品など、アナログ関連製品も目白押し

オーディオテクニカが新製品発表会を開催! フルデジタル伝送BluetoothヘッドホンやIMシリーズ後継のイヤホンなどを一挙発表

IMシリーズの後継となる新イヤホン「LSシリーズ」。マルチBA型ドライバー採用3機種とデュアルダイナミック型ドライバー採用の2機種をラインアップ

イヤホンラインアップには、新シリーズとなる「LSシリーズ」が新たに追加されたのがトピックだ。インナーイヤータイプの製品としては、これまで「IMシリーズ」がラインアップされていたが、IMシリーズが原音忠実を目指したモニターライクな製品位置付けだったのに対し、LSシリーズは、フェスやライブ会場で体験できる音のライブ感に重点を置いた音作りになっているのが特徴だ。なお、IMシリーズが担っていたモニターライクな音づくりの製品としては、今年2月に発売された「Eシリーズ」があとを担うことになるということで、IMシリーズは今後終息する見込みだ。

インナーイヤーイヤホンの新シリーズとして投入されるLSシリーズは、全5機種をラインアップ

インナーイヤーイヤホンの新シリーズとして投入されるLSシリーズは、全5機種をラインアップ

ラインアップは、バンランスド・アーマチュア型ドライバーを複数基構成で搭載する「ATH-LS400」「ATH-LS300」「ATH-LS200」と、ダイナミック型ドライバーをデュアル構成で搭載した「ATH-LS70」「ATH-LS50」の大きく2つにわかれている。

マルチBA型ドライバー採用3機種は、ドライバー構成がそれぞれ異なるだけでなく、各モデルに適した独自の新開発BA型ドライバーを採用。最上位モデルとなるATH-LS400は、高域×1、中域×1、低域×2のクアッドドライバー構成を採用し、専用のクアッド・ネットワークで圧倒的なディテールと音場感の再現を目指したという。ATH-LS300は、高域×1、中域×1、低域×1のトリプルドライバー構成を採用し、専用のトリプル・ネットワークで明確な音の定位と迫力あふれる臨場感の再現を目指したモデル。ATH-LS200は、フルレンジドライバーとスーパーツイータードライバーを組み合わせたデュアルドライバー構成を採用し、専用のデュアル・ネットワークで超高域と全体の音をバランスよく再現できるようにチューニングしているという。

クアッドドライバー構成のATH-LS400

クアッドドライバー構成のATH-LS400

また、ハウジングも各モデルで異なっており、ATH-LS400はステンレス×特殊樹脂のハイブリッドハウジング、ATH-LS300はアルミニウム×特殊樹脂のハイブリッドハウジング、
ATH-LS200は特殊樹脂のハウジングとなっている。なお、特殊樹脂はハーフクリアタイプになっているが、透明度を高めるためにさまざまな工夫が施されており、眼を凝らすとモデルによってBA型ドライバーの型番が違うことが確認できるという。

ハウジングに特殊樹脂を採用したATH-LS200

ハウジングに特殊樹脂を採用したATH-LS200

ダイナミック型ドライバーを搭載するATH-LS70とATH-LS50は、専用設計のドライバーを使用する「Live Tunedデュアル・シンフォニックドライバー」を採用。メインのドライバーユニットに対して、サブドライバーを直列に配置して同時駆動させることで、振動板の歪みが軽減され、音を均一に放射することができるという。また、上位モデルのATH-LS70のみ、メインドライバーにカーボンコーティング振動板を採用。ボイスコイルには、ドライバーの駆動力を向上させるロングボイスコイルを使用し、厚みのある低域表現が可能になっているという。

ダイナミック型ドライバーをデュアル構成で搭載するATH-LS70

ダイナミック型ドライバーをデュアル構成で搭載するATH-LS70

5機種ともA2DCコネクターを採用した着脱式コードを採用しており、同時発表された対応ケーブルによるリケーブルにも対応する。なおBA型ドライバー採用機種とダイナミック型ドライバー採用機種では標準添付のケーブル素材が異なっており、BA型ドライバー採用機種のケーブルは、ダイナミック型ドライバー採用機種に添付されているケーブルに比べて柔らかく、タッチノイズ対策も施しているという。

今回発表されたヘッドホンやLSシリーズで使えるリケーブルも同時発表された

今回発表されたヘッドホンやLSシリーズで使えるリケーブルも同時発表された

実際に5機種を聴き比べてみた。ATH-LS400しっかりとした低域の土台の上に濃密な中高音域が広がり、明るくハキハキとしたノリのよいサウンドが印象的。ポップスやRockとの相性がよさそうだ。ATH-LS300は、ATH-LS400に比べると解像度は抑えめで、やや中低域が膨らんでいる印象。クラシックとかアコースティックな音源と合わせるとよさそうだ。ATH-LS200は、BA型ドライバーならではの高解像度を生かし、高域から低域まで帯域バランスが非常に整っているいわゆるモニター系のサウンドチューニング。上位2モデルに比べると全体的にスッキリしているので、どんなジャンルもそつなく鳴らしてくれそうだ。ATH-LS70は、ダイナミックドライバーらしい低域から中域にかけての密度のつまったサウンドが特徴的。ATH-LS50はパンチの効いた低域のアタックが印象的だった。

市場想定価格は、ATH-LS400が60,000円前後、ATH-LS300が40,000円前後、ATH-LS200が25,000円前後、ATH-LS70が13,000円前後、ATH-LS507,000円前後。いずれも11月18日発売だ。

7年ぶりのターンテーブル新製品は、フルオートのエントリー向けとミドルクラスの2機種。VM型カートリッジは12製品を一挙投入!

ホームリスニング分野の製品は、昨今のレコードブームの背景もあり、ターンテーブルとVMカートリッジを投入することが発表された。

2009年以来、実に7年ぶりとなるターンテーブルの新製品として投入されるのは、「AT-LP5」と「AT-PL300USBII」の2機種。AT-LP5は、市場想定価格5万円前後というミドルレンジクラスの製品ながら、ダイレクトドライブ方式を採用。トーンアームは独自デザインのJ字型で、専用設計のVM型カートリッジ「AT95EX」とアルミニウム製ヘッドシェル「AT-HS10」が組み合わされている。VM型カートリッジは交換も可能だ。

ダイレクトドライブ方式を採用したAT-LP5

ダイレクトドライブ方式を採用したAT-LP5

AT-PL300USBIIは、レコードをセットしてスタートボタンを押すだけで聴くことができるフルオート再生機能を搭載したエントリー向けのモデルだ。市場想定価格は2万円前後となっている。

エントリー向けのAT-PL300USBIIは、ベルトドライブ方式を採用

エントリー向けのAT-PL300USBIIは、ベルトドライブ方式を採用

いずれも、レコード音源をパソコンへ録音できるUSB端子を装備。録音したレコード音源の自動分割や曲情報の自動認識に対応しているソフトウェア「MusiCut Plus」のダウンロード版も提供され、アナログレコードの音のデジタル化を手軽に行えるのも特徴となっている。両機種とも11月18日発売だ。

VM型カートリッジは、無垢特殊ラインコンタクト針、無垢シバタ針、無垢マイクロリニア針、無垢楕円針、接合楕円針、接合丸針、SPレコード専用の曲率半径3mil接合丸針の7種類の針と、ダイキャストアルミニウム合金ハウジング、高剛性樹脂ハウジング、高剛性樹脂ハウジング(モノラル専用)の組み合わせによる9種類のカートリッジ本体と、ヘッドシェル付きモデル3種類を合わせた一挙12製品を投入する。いずれもコイルを一新し、高い解像度を保ちながらも中低域のボリューム感がアップするなど、音質を向上させているという。価格は14,500〜80,000円(税別)で、いずれも12月9日発売となる。

VM型カートリッジの新製品。カートリッジ本体は9種類ラインアップ

VM型カートリッジの新製品。カートリッジ本体は9種類ラインアップ

針とボディの互換性をまとめた図も展示されていた

針とボディの互換性をまとめた図も展示されていた

遠山俊介(編集部)

遠山俊介(編集部)

PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。最近はもっぱらカスタムIEMに散財してます。

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