タフ性能だけじゃない! ユニークな機能が満載の人気No.1コンデジの実力をチェック

バッタの毛まで撮れた! 「OLYMPUS Tough TG-5」を持って動物園へ行ってみた

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突然ですが、クイズです

この動物の名前は何でしょうか?

「OLYMPUS Tough TG-5」で撮影した写真。動物クイズの正解は本稿の最後に!
実際の撮影画像(4000×2672、2.26MB)

突然、動物クイズから始まりましたが、本稿は厳しい環境下でも高画質に記録できるコンパクトデジタルカメラ「OLYMPUS Tough TG-5」の試用レビューをお届けします。

オリンパスの「Toughシリーズ」は、「防水」「防塵」「耐衝撃」などのタフ性能を備え、水中や雪山登山でも安心して撮影できることを目指したコンデジシリーズ。

最新モデル「OLYMPUS Tough TG-5」は、従来モデルで評価が高かったF2.0の明るいレンズに加え、新開発の「Hi-speed 裏面照射型CMOSイメージセンサー」や最新の高速画像処理エンジン「TruePic VIII」を搭載し、さらなる高画質化を実現しました。また、場所/気圧/気温/方位などのトラッキング情報を記録する「フィールドセンサーシステム」や、耐結露性能、そして4Kムービー(撮影解像度3840×2160)の撮影機能などが新たに搭載されました。

「OLYMPUS Tough TG-5」のサイズは、113(幅)×31.9(奥行)×66(高さ)mmで、重量は約250g。価格.com最安価格は46,600円。デジタルカメラ人気売れ筋ランキングでは1位に輝いています(2017年7月21日時点)

本稿では、肉眼ではとらえられないミクロの世界を写し出す4つの撮影モードと、フルHD対応の120fps「ハイスピードムービー」という、タフ系コンデジではユニークな2つの機能に注目。動物園に行って生き物を撮影し、その機能性をチェックしました。

小さな昆虫や植物を超近距離で接写するのが楽しすぎる!

「OLYMPUS Tough TG-5」の4つのマクロ写真撮影モードを試すべく、東京・日野にある「多摩動物公園」に行ってきました。お目当ては、同園内にある「昆虫生態園」。ここは、チョウをはじめ何十種類もの昆虫が放し飼いにされている巨大なドーム型の温室なんです。昆虫の近くまで寄って撮影ができるので、マクロ写真撮影モードを試すにはもってこい!

チョウのほかにも、バッタやナナフシ、ハチが生息しています。生態園内には「6月に1831匹の蝶を放した」と表示がありました

「OLYMPUS Tough TG-5」の4つのマクロ写真撮影モードは、それぞれ使い方が異なります。

1 顕微鏡モード
レンズ先端から1cmの距離まで被写体に近づいてマクロ撮影ができるモード。光学ズームを使用して、35mm判換算で撮影倍率7倍という、まるで顕微鏡で観察しているような拡大撮影が行えます。

マダラチョウの仲間で、日本にいるチョウでは最大級のオオゴマダラ(チョウ目タテハチョウ科)を「顕微鏡モード」で撮影。オオゴマダラは羽を広げると平均13cmくらい
「OLYMPUS Tough TG-5」で撮影した実際の画像(4000×2672、2.24MB)

上のオオゴマダラを「顕微鏡モード」でズームして撮影すると……。

肉眼ではほとんど見えない脚の毛もしっかり撮れています
「OLYMPUS Tough TG-5」で撮影した実際の画像(4000×2672、2.23MB)

オオゴマダラが口吻(こうふん)と呼ばれる口で備え付けのエサを吸っている様子がくっきり撮影できました。レンズ先端から7〜8cmの距離でカメラを構えても、ピントが一瞬で合ったことに感動! 撮影は一瞬で済むので、逃げられて撮れないってことも少なかったです。

ついでに、バッタの撮影にも挑戦。まずは、絞り値が選択できる「Aモード」で撮影。

体長がオスは35〜45mm、メスは45〜65mmのトノサマバッタ(バッタ目バッタ科)
「OLYMPUS Tough TG-5」でF値6.3で撮影した実際の画像(4000×2672、2.48MB)

そして、本機をトノサマバッタにぐっと近づけて「顕微鏡モード」で撮影。

頭部にピントが合った写真が撮れました「OLYMPUS Tough TG-5」で撮影した実際の画像(4000×2672、2.26MB)

頭部にピントが合った写真が撮れました
「OLYMPUS Tough TG-5」で撮影した実際の画像(4000×2672、2.26MB)

前足を使って葉っぱをパクパク食べている様子が撮れました。身体に生えている毛のようなものが、光を反射して輝いていることまでわかります。

実際、「顕微鏡モード」ではどのように撮影しているかというと、

横から見るとこんな感じ。被写体から数cmの距離まで近づけても撮影ができます。

横から見るとこんな感じ。被写体から数cmの距離まで近づけても撮影ができます

この直径2〜3cmの小さなランタナも本機をグッと近づけて「顕微鏡モード」で撮影すると……
「OLYMPUS Tough TG-5」で「Aモード」/F値5.0で撮影した実際の画像(4000×2672、2.26MB)

三脚を設置せずに手持ち撮影でここまでマクロな世界を撮影できるのは、優秀です
「OLYMPUS Tough TG-5」で撮影した実際の画像(4000×2672、2.22MB)

2 顕微鏡コントロールモード
背面液晶を使い、ミクロの世界を拡大、観察するモード。たとえば、大きさ1mmの被写体を背面液晶上では最大44.4mmまで拡大して観察できます。また、被写体までの距離がレンズ先端から1cmの時、液晶上で表示倍率の確認も可能。倍率の切り替えはズームレバーに加え、十字キーの操作で顕微鏡の対物レンズを切り替えるように1→2→4倍とワンタッチで変倍できます。公式HPでは、雪の結晶をアップで撮影した写真が公開されています。

ここでは、動いてしまう動物や植物では難しそうだったので、このモードだけボールペンの先端を被写体に試してみました。

ボールペンの先端から約1cmの距離にレンズを寄せて撮影。左上が表示倍率1倍、右上が2倍、左下が4倍、そして右下が表示倍率4倍のままマックスまでズーム(11.1倍)して表示倍率44.4倍で撮影したもの。先端のボールとペン本体の間にゴミが挟まっていることまでわかります。なお、最大倍率で撮る際は、「撮像センサーシフト式手ぶれ補正」を搭載するものの、本体に三脚を取り付けたほうが安定した撮影ができます

3 深度合成モード
上記の1や2のマクロ撮影では、被写界深度は浅くなります。全体的にピントが合ったマクロ写真を撮りたい場合は、「深度合成モード」を使います。このモードは、自動的に手前から奥までピントをずらしながら8枚を連続撮影し、ピントが合っている部分だけを抽出、合成することにより、被写界深度の深い写真をフル画素(1200万画素相当)で作り出せます。

左が一般的なマクロ撮影。オオゴマダラにピントは合っていますが、背景はボケてしまっています。右が同じシーンを「深度合成モード」で撮影したもの。チョウに加え、背景にもピントがしっかり合っています
「OLYMPUS Tough TG-5」で撮影した実際の右の画像(4000×2672、2.47MB)

つまり、「深度合成モード」では、カブトムシのような丸みのある昆虫でも、身体全体にピントが合った、図鑑にあるような標本写真を誰でも簡単に撮影できるというわけです。ちなみに、上の写真は手持ちで撮りましたが、同じシーンを合成するので三脚があったほうがさらにきれいに撮影できると思います。

4 フォーカスブラケットモード
1回の撮影で手前から奥まで、ピント位置をずらしながら最大30枚まで撮影可能。ピントをずらす量と枚数はそれぞれ3段階から選択できます。単色で構成された花びらのように、コントラストが低くピントを合わせにくい被写体の撮影に便利です。

「フォーカスブラケットモード」で30枚撮影したうちの4枚を並べてみました。右下の写真のようなパキッとした写真が数枚撮れているので、「全部ピンボケしてた……」なんてことになる心配がありません
「OLYMPUS Tough TG-5」で撮影した実際の右下の画像(4000×2672、2.35MB)

動物の動きは「ハイスピードムービー」で撮ると面白い!

「OLYMPUS Tough TG-5」は、動画撮影機能も大幅に進化。 高速読み出しが可能な新開発の「Hi-speed 裏面照射型CMOSイメージセンサー」と、最新の画像処理エンジン「TruePic VIII」の搭載により、4Kムービー撮影を実現しています。4Kムービーのサンプルは、公式HPの動画をご覧ください。

また、フルハイビジョン解像度(1920×1080)で120コマ/秒の「ハイスピードムービー」の記録も可能になりました。「ハイスピードムービー」は一瞬の動きを高画質に撮影し、スローモーション映像として再生できるモードで、最大20秒間の録画ができます。ハイビジョン解像度(1280×720)では240コマ/秒、VGA(640×360)では480コマ/秒でのハイスピード撮影が行えます。下の動画は、木登りが得意なボルネオオランウータンの親子が一緒に綱渡りをしている決定的(!?)瞬間をフルハイビジョン解像度で撮影したものです。

ボルネオオランウータンの親子が綱を渡る際、手足の指をじょうずに使っているのをじっくり観察できます。これは、撮った動画を家に帰って見返すのが楽しくなりますね。あと、オラウータンの子供がかわいすぎ!

【まとめ】夏休みの昆虫採集のお供に最適!

アウトドアで使うことを目的としたタフ系コンパクトデジタルカメラが、タフ性能にすぐれていたり、ログが取れたりするのは当然と言えば当然。「OLYMPUS Tough TG-5」はタフ系コンデジとしての性能はしっかり備えながら、他機種にはないマクロ撮影や動画撮影ができるのが魅力です。アウトドアでの撮影がより楽しくなるのは間違いありません。本機が価格.comで人気No.1のコンデジなのも納得できます。

マクロ写真撮影モードについて言えば、子供の学校の夏休みの自由研究などにも使えそうです。子供でも簡単に撮影ができるので、これを持って田舎の森の中へ行けば、美しい標本写真が並ぶオリジナル昆虫図鑑が作れるはずです。

動物園に持って行って1点思ったのは、標準レンズでは望遠機能が物足りないということ。動物園では動物が檻や柵の奥側にいることが多いので、「OLYMPUS Tough TG-5」を使うなら「Toughシリーズ」対応のレンズ「テレコンバーター TCON-T01」(メーカー希望価格13,176円/税込)は必携だと思います。

【おまけ】「OLYMPUS Tough TG-5」で撮影した動物たち

沖縄本島以南に生息するツマムラサキマダラ(チョウ目タテハチョウ科)の頭部

沖縄本島以南に生息するツマムラサキマダラ(チョウ目タテハチョウ科)の頭部

ハチ

ハチ

迷チョウとして沖縄県でよく見つかるリュウキュウムラサキ(チョウ目タテハチョウ科)の頭部

迷チョウとして沖縄県でよく見つかるリュウキュウムラサキ(チョウ目タテハチョウ科)の頭部

ヒマそうにしていたライオン。30〜40m離れた場所にいたため、標準レンズのズームだとこれが限界

ヒマそうにしていたライオン。30〜40m離れた場所にいたため、標準レンズのズームだとこれが限界

昼寝していたアカカンガルー

昼寝していたアカカンガルー

ガラス越しに撮影したコアラの背中。なんかシュール

ガラス越しに撮影したコアラの背中。なんかシュール

ユキヒョウ、かっこいい

ユキヒョウ、かっこいい

レッサーパンダ、かわいい

レッサーパンダ、かわいい

最後に、動物クイズの正解は……「ターキン」(偶蹄目ウシ科)でした! 2000〜4000m級の急峻な高山に適応した希少動物で、カモシカの仲間だそうです。筆者は生まれて初めて見ました

【撮影協力】
多摩動物公園
住所:東京都日野市程久保7-1-1
開園時間:9:30〜17:00
休園日:水曜日

入園料は、一般600円、中学生200円、65歳以上300円。なお、小学生以下、都内在住・在学の中学生は無料

入園料は、一般600円、中学生200円、65歳以上300円。なお、小学生以下、都内在住・在学の中学生は無料

牧野裕幸(編集部)

牧野裕幸(編集部)

月刊アイテム情報誌の編集者を経て価格.comマガジンへ。家電のほか、ホビーやフード、文房具、スポーツアパレル、ゲーム(アナログも含む)へのアンテナは常に張り巡らしています。映画が好きで、どのジャンルもまんべんなく鑑賞するタイプです。

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2017.12.9 更新
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