イベントレポート
シグマやタムロンが新レンズを発表。キヤノンの自動バウンスストロボにも注目

「CP+2018」で見かけた注目の新製品【レンズ・アクセサリー編】

AIバウンス機能に注目が集まるキヤノンの新型ストロボ

外付けフラッシュでも注目度の高い新製品が登場。キヤノンが発表した純正ストロボの新モデル「スピードライト 470EX-AI」は、バウンス撮影を自動化する世界初の「AIバウンス機能」を搭載し、注目を集めている。発売は2018年4月下旬で、キヤノンオンラインショップでの価格は54,800円(税別)。

AIバウンス機能は、ストロボ内の加速度センサーと測距センサー、2基のCPUを使って、ストロボが最適なバウンス角度と発光量を自動で設定するというもの。フルオートでの利用に加えて、手動で設定したバウンス角を記憶して呼び出せるセミオートも用意されている。セミオートは、カメラの向きを横位置/縦位置に切り替えても相対的なバウンス角を自動で作ってくれるのが便利だ。2014年6月までに発売されたボディと「EOS Kiss X90」「EOS Kiss X80」「EOS M6」「EOS M5」「EOS M3」といったモデルでの使用には対応していないものの、とてもユニークな機能だ。

AIバウンス機能というユニークな新機能を搭載したスピードライト 470EX-AI。照射角は24〜105mmに対応。最大ガイドナンバーは約47で、キヤノンの純正ストロボの中ではフラッグシップの「600EX II-RT」に次ぐ大光量モデルとなっている

バウンス角を手動で設定した後に、セミオート機能を使ってカメラの横位置/縦位置を切り替えている様子。横位置でも縦位置でも、シャッターボタンを2回半押しすると設定した角度に自動で調整される

ソニーは電波通信対応の大光量ストロボを発表

ソニーからはガイドナンバー60の純正フラッシュ「HVL-F60RM」が登場。ソニーのラインアップの中ではもっとも大光量となる最上位モデルだ。照射角は広角20mmから望遠200mmに対応。発光回数は220回、発光間隔はフラッシュ単体で1.7秒(外部電池アダプター使用時は0.6秒)。耐熱材料を採用し、発光アルゴリズムを最適化したことで、オーバーヒート耐性も大幅に改善したという。光量レベル1/32であれば、10コマ/秒で40回の連続撮影にも追従できる(※条件によっては追従できない場合もある)。操作性では、ソニー独自のクイックシフトバウンスを採用し、発光部分を左右90度/上150度/下8度までフレキシブルに回転可能。光学式に加えて、電波式ワイヤレス通信にも対応しており、コマンダーまたはレシーバーの両方で使用できる。マルチ発光にも対応している。

ガイドナンバー60の大光量を誇るソニーの新しい純正ストロボHVL-F60RM

ガイドナンバー60の大光量を誇るソニーの新しい純正ストロボHVL-F60RM

ソニーのブースでは、開発中の大口径・望遠レンズ「FE 400mm F2.8 GM OSS」のモックが展示されていた

ソニーのブースでは、開発中の大口径・望遠レンズ「FE 400mm F2.8 GM OSS」のモックが展示されていた

“マシンガンストロボ”の後継、ニッシン「MG10」が登場

ニッシンが2018年夏に発売する、グリップ型ストロボの新モデル「MG10」も注目の製品だ。連続発光に強い“マシンガンストロボ”としてプロカメラマンから人気を集めた「MG8000」の後継となるモデルで、MG8000と同様、発光部に高耐熱クオーツ管を使った高耐熱仕様を採用。MG8000と同等のクオーツ管を2本使用することで、最大ガイドナンバー80の大光量を実現している。さらに、ニッシン独自の電波式ワイヤレスTTL「NAS」(NissinAir System)に対応。操作は無線コマンダー「Air10s」を使って行う仕様だ。さらに、最大出力8Wで約4時間の連続照明が可能なLEDライトをヘッドに内蔵。電源は、単3形電池8本に加えて、オプションで26650タイプのリチウムイオンバッテリー2本にも対応する。

MG8000の後継として登場するMG10。最大ガイドナンバーは80

MG8000の後継として登場するMG10。最大ガイドナンバーは80

LEE FiltersからリバースタイプのハーフNDフィルターが発売

撮影アクセサリー系では、ケンコー・トキナーのブースで、イギリスのフィルターブランド「LEE Filters」の新製品「リバースND」を見かけた。LEE Filtersは高品質で定評があり、風景写真などで利用する方が多い。今回の新製品リバースNDは、通常のハーフNDフィルターの改良版で、フィルター中央がもっとも濃度が濃く、上に向かってだんだん薄くなるように設計されている。朝日や夕日を撮る場合、通常のNDフィルターでは空の上部が暗くなりすぎることがあるが、このリバースNDであればそれを抑えて撮ることが可能だ。濃度は0.6ND/0.9ND/1.2NDの3種類で、フィルターサイズは100mm(100×150mm)、Seven5(75×90mm)、SW150(150×170mm)の3サイズがラインアップされている。

LEE FiltersのリバースNDは上に向かって濃度が薄くなるように作られている。100mmサイズ以外は取り寄せ品となり、納品に約2か月かかるとのこと

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真柄利行

真柄利行

カメラとAV家電が大好物のライター/レビュアー。雑誌編集や価格.comマガジン編集部デスクを経てフリーランスに。価格.comではこれまでに1000製品以上をレビュー。現在、自宅リビングに移動式の撮影スタジオを構築中です。

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