タイ・ブリーラムのチャン・サーキットで開催された、SUPER GT第4戦でEOS Kiss Mを使ってみました
実は、筆者は観光が目的でタイに行ったわけではありません。本業のモータースポーツジャーナリストとして、バンコクから400kmほど東にある、ブリーラムで開催された「2018 AUTOBACS SUPER GT Round 4 Chang SUPER GT RACE」の取材のために、タイへと渡ったのです。
SUPER GTでEOS Kiss Mを試すと、果たしてどうなるのでしょうか
その取材現場でも、EOS Kiss Mを使ってみました。ここでは、前半で紹介した旅行スナップとは違った、EOS Kiss Mの新機能と魅力について触れてみたいと思います。
報道陣が、ポールポジションを決めた武藤英紀選手へと群がります。そんな場面では、バリアングル液晶が活躍します
SUPER GT第4戦では、MOTUL MUGEN NSX-GTがオーバーオールのポールポジションを獲得しました。そのポールポジションを決めた武藤英紀選手がピットへと戻ってくると、報道陣が我先にと集まってきます。そこで活躍したのが、「バリアングル液晶」です。
バリアングル液晶を使って思いきり手を上に伸ばし、集まってきた報道陣の頭越しにフレーミングします。そして液晶画面でタッチシャッターを切ると、武藤選手へ正確にフォーカスしています。
そして、EF-M15-45 IS STM レンズはワイド端から少しだけテレ寄りの18mmとして撮影していますが、絞りがほぼ開放に近いf4ともなればかなり背景もボケて、被写体の武藤選手がくっきりと浮かび上がっています。
EOS Kiss Mの「瞳AF」は、ヘルメットバイザーやフロントガラスの上からでも道上選手の瞳を捕らえました
撮影モデルは、左からModulo Smileの安藤麻貴さん、Modulo Prettyのはるまさんと生田ちむさんです
撮影モデルは、SACHSタイのキャンペーンガールです
撮影したオリジナル写真(4000×6000 pixel、6.83MB)を見る
人物描写においても、EOS Kiss Mはすぐれていると言えるでしょう。肌の発色や明暗のバランスなどは、上級の一眼レフに引けをとることはありません。また、「瞳AF」などの機能により、正確に顔にピントが合うことも、人物写真を撮るのにすぐれている点です。EOS Kiss Mは、元々のコンセプトが「家族のための一眼カメラ」というKissブランドですから、人物描写にすぐれているのは当然とも言えます。
EOS Kiss Mに「EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM」レンズを装着して撮影
EOS Kiss Mに「EF-M15-45 IS STM」レンズを装着して撮影
また、EF-M15-45 IS STMというレンズがどれだけゆがみが少ないかの比較として、マウントアダプターを使ってEF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USMでも撮影してみました。浴衣の写真がEF-S、ピットのレーシングカーの写真がEF-Mを付けての撮影結果となります。