デジカメ初心者ライターである大木亜希子が、カメラ歴40年ライター・ゴン川野氏にサポートしてもらいながらカメラについて勉強していく本連載!
前回は「Insta360 ONE X」の機能について掘り下げました。
今回も前回と同様、これからの季節にピッタリなアウトドアアクティビティに使えるカメラについて学んでいきます!
というわけで、使用するカメラはこちら。
「GoPro HERO5 BLACK」と「OSMO ACTION」。形がよく似ていますが、GoProのほうは、初心者の私でもよく名前を耳にするカメラです。
まずは、GoProの本体からじっくり見ていくことに。
右上に大きなレンズがあり、左側には電池残量などが表示されるモノクロの情報画面が。
ハンドラーを付けると、こんな感じ。
川野氏いわく、「GoProはアクションカメラを作り続けている会社なので、ノウハウがあって、日々使いやすいように進化していますね。業界のなかでも標準規格の作りになっているため、アクセサリーも一番充実していると思います」とのこと。
確かに販売サイトをのぞいてみると、マウンテンバイクやオートバイに乗る際に使える“チェストマウント”や、サーフボードに付けられる“吸盤ベースマウント”も販売しており、ありとあらゆるスポーツ界で重宝されそう…。
さらに、これだけコンパクトなのに耐久性があって防水な点も、魅力的。
そして、こちらがOSMO ACTION。
特筆すべきは、大きなカラーディスプレイ。このモニターがあることにより、自撮りの際に自分の表情が瞬時にわかるのは女子的には嬉しいポイントです。
一眼レフやミラーレスカメラにも使えるNDフィルター(別売り)も使用可能で、明るい場所で撮影する際も、自分の好きな絞りやシャッター速度を選びながら光量を抑えた映像を捉えることができます。
川野氏いわく、「強力な手ぶれ補正機能も搭載しているためブレにくいです。元々ドローンを作っている会社がこちらのカメラを作っているので、そこで培った技術を最大限に駆使して作られたユニークなアクションカメラですね」
とのこと。なるほど…。見た目は似ているカメラでも、少しずつスペックに違いがあるんですね。
両カメラ共に、「ボイスコントロール」(音声で命令することでシャッター等を切ることができる機能)があるのも、初心者としては面白いと思いました。
(※使用可能な言語はカメラによって異なります)
この機能によって、カメラの起動を待っていられないような激しい運動中にも、撮影が開始できるのは嬉しいですよね。
ちなみに、裏側を比較するとこんな感じ。(上がOSMO ACTION/下がGoPro)
OSMO ACTIONのほうが液晶が大きくて見やすいですが、実際の画角はGoProのほうが広いです。※ただし4K動画に設定した際は同等の画角になります。
GoProで静止画を撮影してみると、こんな感じ。
後ろの緑までバッチリ写り込んでおります。
そしてOSMO ACTIONの静止画はというと…
陽が出たタイミングで撮影したので白飛びを心配しましたが、鮮明に写っています。
グレアや歪みなどを効果的に減らす“非球面3層構造レンズ”が効いているのかもしれません。
お次は、4K動画を撮影。まずは、GoProから撮ってみると…
そしてOSMO ACTIONの4K動画は…
実際にハンドラーを手にしながら走ってみると、個人的にはOSMO ACTIONのほうがディスプレイで自分の顔を確認できるのが便利に感じました。
今度はHD動画を検証。
おぉ…! 今度はGoProのほうが画角が広く、皇居のお堀の緑が綺麗に写っていて感激。
そしてOSMO ACTIONはというと、全体的に綺麗に撮影できており申し分ないのですが、GoProと比較すると、若干画面に広がりが少ない印象です。
ちなみに、手ぶれ補正に関しては両カメラ共に十分に効果を発揮してくれている感覚がありました。
結論的には、どちらのカメラも魅力的なスペックが沢山あり、甲乙付けがたい状況に…。
使用したい用途やアクティビティによって、使い分けるのもアリだと思いました。
気になる方は、ぜひアクションカメラに挑戦してみてくださいね。それでは、また次回!
ドラマ『野ブタ。をプロデュース』で女優デビュー数々のドラマに出演後、2010年SDN48として活動開始。2015年、しらべぇ編集部に入社しPR記事を担当する。2018年、独立。Twitterはコチラ。