レビュー
APS-Cサイズセンサー搭載機なのにコンパクト!

撮影重量383g。富士フイルム「X-T30」で本郷、高円寺、 阿佐ヶ谷の梅雨明けをスナップ撮影

散歩に適したレンズ3本を選ぶ

「X-T30」と組み合わせるレンズは小型軽量な単焦点広角レンズがいい。散歩しながらのスナップには、焦点距離24mm相当か28mm相当がいい。となると「XF16mmF2.8 R WR」か「XF18mmF2 R」になる。18mmはパンケーキでフードが付属して重さ116gと軽量、こちらでもいいが焦点距離がスマホと同じなので、今回はもう少し広角の16mmをチョイス。重さは155gで最短撮影距離17cmと使いやすい。フードは切り欠きがあってカッコイイ。フィルター径は49mmとオールドニッコールを彷彿させる。

次なる1本は単焦点を生かした明るいレンズが欲しい。巷ではF0.95とかF1.0などがあるが、FUJINONレンズでもっとも明るいのは「XF56mmF1.2 R」である。35mm換算で85mm相当なので完全にポートレートレンズ。散歩向きとは言えない。やはり35mm相当の「XF23mmF1.4 R」しかない。フィルターサイズは62mmで重さは300gになるが全長は63mmとコンパクト。もちろんボケ味は円形7枚絞り羽根で保証付きだ。

3本目は保険の意味も込めてコンパクトな標準ズームの「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」を選んだ。これは「X-T30」のズームレンズキットにあるレンズなので定番中の定番と言える。コンパクトだけで言えば電動ズームの「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」も選択肢に含まれるが、フィーリング重視で手動ズームに決めた。手ブレ補正機能内蔵でいざとなればこれ1本で散歩も旅行もポートレートもこなせる万能レンズである。

スマホカメラの画角に近い24mmF2.8

大きくて回しやすい絞りリングなど金属パーツ満載。全長45.4mm、重さ155g。8群11枚のレンズ構成

大きくて回しやすい絞りリングなど金属パーツ満載。全長45.4mm、重さ155g。8群11枚のレンズ構成

最短撮影距離17cmで小さなひょうたんを接写。表面の白くて細かい産毛に素早くAFが合焦した。緑の発色と植物のやわらかい質感描写にすぐれている
X-T30、XF16mmF2.8、16.0mm(35mm判換算24mm)、ISO200、F2.8、1/750秒、ホワイトバランス:自動、露出モード:絞り優先AE、JPEG
撮影写真(4416×2944、6.72MB)

開店記念の店先に飾られた花。絞り開放にすれば24mm相当でも手前のかすみ草がボケてくれた。色とりどりの花の発色が鮮やかすぎず、リアリティとコクのある色になった
X-T30、XF16mmF2.8、16.0mm(35mm判換算24mm)、ISO200、F2.8、1/800秒、ホワイトバランス:自動、露出モード:絞り優先AE、JPEG
撮影写真(4416×2944、8.01MB)

高円寺のアーケードの中で直射日光の当たらないネオンの看板。渋みのある赤と発光するネオン管の色合いとコントラストが正確に再現された。暗部の階調性も保たれている
X-T30、XF16mmF2.8、16.0mm(35mm判換算24mm)、ISO200、F2.8、1/200秒、ホワイトバランス:自動、露出モード:絞り優先AE、JPEG
撮影写真(4416×2944、6.95MB)

歴史を感じさせるマンホールの蓋。表面が摩擦で削られたせいかピカピカになり、光の当たった部分が輝いている。艶消しの部分と金属の質感の描き分けが見事だ
X-T30、XF16mmF2.8、16.0mm(35mm判換算24mm)、ISO200、F8、1/250秒、ホワイトバランス:自動、露出モード:マニュアル、JPEG
撮影写真(4416×2944、8.22MB)

建物の間を行き来できるよう通路的に作られた1階部分。AEではかなり明るくなってしまうため、マニュアルモードに切り換えて撮影。肉眼で見たのに近い明るさになった
X-T30、XF16mmF2.8、16.0mm(35mm判換算24mm)、ISO260、F4.5、1/100秒、ホワイトバランス:自動、露出モード:マニュアル、JPEG
撮影写真(4416×2944、6.48MB)

同じカットをAdobe「Photoshop」で階調性重視で画像補正してみた。カメラのデータには、ここまで暗部の情報が含まれていた
撮影写真(4416×2944、1.49MB)

小径の木を入れて撮影中に自転車が横切る。すかさずシャッターを切ったが1/250秒でも被写体がブレていた。それが静止した画面に動きを加えてくれた
X-T30、XF16mmF2.8、16.0mm(35mm判換算24mm)、ISO160、F3.6、1/250秒、ホワイトバランス:自動、露出モード:マニュアル、JPEG
撮影写真(4416×2944、7.28MB)

ボケ味を生かしたい23mmF1.4

同社独自の「HT-EBC」と名付けた多層コーティングを採用してシャープでクリアな描写を追求。全長60mm、重さ300g。8群11枚のレンズ構成

高円寺の商店街にあった店頭の飾り付け。絞り開放でボケを狙った。退色した金属缶と錆びたカゴの色合いと質感がいい
X-T30、XF23mmF1.4、23.0mm(35mm判換算35mm)、ISO800、F1.4、1/420秒、ホワイトバランス:自動、露出モード:絞り優先AE、JPEG
撮影写真(4416×2944、7.54MB)

高架下の商店街。多くの飲食店が夕方から開店するため昼間の方がうす暗い。絞り開放でも周辺部までピントがシャープ。右下の自転車の金属の輝き、質感描写が見事だ
X-T30、XF23mmF1.4、23.0mm(35mm判換算35mm)、ISO200、F1.4、1/105秒、ホワイトバランス:自動、露出モード:絞り優先AE、JPEG
撮影写真(4416×2944、7.38MB)

高円寺、駐輪場で見つけたVespa風のスクーター。1979年公開の映画「さらば青春の光」のカスタマイズ。光の当たらない高架下で鈍く輝いていた
X-T30、XF23mmF1.4、23.0mm(35mm判換算35mm)、ISO200、F1.4、1/400秒、ホワイトバランス:自動、露出モード:絞り優先AE、JPEG
撮影写真(4416×2944、6.46MB)

本郷三丁目、東大の赤門に近づいた。背景は明るくボカして、面白い形の金属部品を主役にした
X-T30、XF23mmF1.4、23.0mm(35mm判換算35mm)、ISO200、F1.4、1/350秒、ホワイトバランス:自動、露出モード:絞り優先AE、JPEG
撮影写真(4416×2944、5.81MB)

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