デジカメ初心者ライターである私、大木亜希子がカメラについて勉強していく本連載!
早いもので、この連載が開始して丸2年が経とうとしています……。
これまでさまざまな企画でミラーレスカメラに触れてきた私も、いよいよ自分だけのカメラを購入したい欲求にかられ、自腹で購入することを決意!
初めての相棒に選んだのは、2019年2月に登場したコチラ。ソニー「α6400」です。
購入の決め手になったのは、180度チルト可動式液晶モニターであるということ。これなら自撮りも楽々じゃん! と思ったのが購入の決め手です。
あとは近頃、数多くの人気YouTuberさんがこちらのカメラを使用しているのを見て、今後、動画撮影にも最強なカメラなのではないかと思い決断しました。
今回はシグマのレンズ「16mm F1.4 DC DN」も同時に注文。こちらも人気が高い商品ですよね〜。
私が購入した際は、ネットの通信販売でラスト1点でした。
カメラ本体とレンズで合計約15万円のお支払い。
正直、緊張で手に汗を握る金額でしたが、「初相棒」としては申し分ない組み合わせ!
しかし、素人過ぎて「どのボタンでどのように操作したらよいか」、購入した今でもまったくわかっていません。
というわけで、今回もカメラマニア歴数十年のライターの先輩・ゴン川野さんに「カメラの機能をイチから教えて下さい」とご相談。
私と同じくカメラ初心者の方々に向けて初歩的なことを解説していきます(初歩的なことを教えてくれるサイトって中々ないですよね…)。
まずは、カメラ本体をじっくりと観察。
こちらのモードダイヤルにはさまざまなアルファベッドが並んでいますが、ひとつひとつどのような意味があるのでしょうか。
川野さんいわく、「P」はプログラムオートの略、「S」はシャッタースピードを優先するモード、「M」はマニュアルで絞りもシャッタースピードも手動で設定するモードだそうです。
そして「A」では絞り優先で撮影時に背景がボケてくれるように調整できるそう(静止画/動画いずれも)。
さらに撮影時にはISO感度(レンズから入ってきた光を、カメラの内側で増幅させる指標)も重要で、感度が上がることで暗闇でもシャッター速度を早くでき、手ブレを回避できるそう。
ただ、注意も必要です。暗いところで撮影する場合、光を電気的に増幅させているので、ノイズが増えたり画質が悪くなったりすることもあるんだとか。
というわけで、さっそく作例を見てみましょう。まずはこちらの写真、ISO感度のスタンダードな100で撮影したものです。
同じアングルでISO6400。この数値は暗いところで撮れるギリギリで…、
今回使用した「α6400」で設定できる最大値のISO102400だと、ご覧のとおり露出オーバーで白飛びしてしまいます…。
この「ISO感度」調整することで、暗い場所でも手ブレをせずに撮影できるんですね。
さて今度は、絞りをかなり絞ったところから開放にする過程を4K動画で撮ってみました。
どうですか? 10秒を過ぎたあたりからグッと映像の背景がボケてくれましたよね。
それだけで、かなり動画の印象が変わります。初心者としては「こんなところも調整できるのか…」驚くのでした。
最後に、「S」モードにして、被写体(私)が手を振るという動画を撮ってみました。
まずは1/8秒の設定で撮影したものから。
さらにこちらが、1/800秒の設定で撮影したものです。
明らかに後者のほうがスムーズですよね。
被写体が走り回る小さなお子さんだったり、動き回る生き物だったりする場合、この設定を変えることで調整していけばいいんですね。
このカメラには「動画モード」も付いていて、この設定で撮影をするとすべてのパラメータを自動調整してくれます。
もうすべてカメラにお任せしたい! という人も、この機能を使えば楽ちん。
こちらのモードも、初心者による動画撮影にはかなり使えそうな機能ですよね。
次回は、このα6400を使った動画撮影についてさらに掘り下げていきますよ! お楽しみに。
ドラマ『野ブタ。をプロデュース』で女優デビュー数々のドラマに出演後、2010年SDN48として活動開始。2015年、しらべぇ編集部に入社しPR記事を担当する。2018年、独立。Twitterはコチラ。