デジカメ初心者ライターである私、大木亜希子がカメラについて勉強していく本連載!
さぁ、今年もおまちかねのクリスマスがやってきます!
この時期、1年間がんばったご褒美に大切な人や自分に何かプレゼントをしたいと考える人も多いのではないでしょうか?
でも、「高機能なこだわりのカメラ」となると、お値段がかわいくないこともしばしば…。
優秀な機能を考えれば数万円になるのも仕方がありませんが、もっともっとお安いカメラも見てみたいと思いません?
さらに、女子でも簡単に操作ができて、カメラの楽しさが味わえる商品があったらサイコーなのになぁ〜。
そんな贅沢を私がぼやいていると…
「最近、インスタントカメラが女子に人気みたいです」と、カメラ歴40年ライター・ゴン川野氏がボソッと言うではありませんか。
ゴン川野氏によれば、老舗玩具メーカーのタカラトミーもカメラを出しているのだそう。
その名は、Pixtoss(ピックトス)。
何やらボディデザインからしてSNSに映えそうなカンジ〜!
しかもお値段は6,578円(税込/メーカー希望小売価格)と何やらお手頃です。
さっそく使ってみることにしました!
ピーチピンク・ミルクホワイト・ソーダブルーの3種(おいしそうなネーミング!)のカラーがありますが、今回はピーチピンクを使っていきます。
本体の特徴を簡単にチェックしておきましょう。
レトロポップな見た目が特徴的なカメラ本体。レンズ部分には、自撮り用の丸いミラーがついています。
自撮りのとき、ここを覗きながら自分の立ち位置を確認できるのはうれしいポイントですね。
撮影手順は、レンズ横のシャッターレバーを切り、そのあとに手回し式のハンドルでフィルムを排出するだけと超シンプル!
このデジタル時代に、あえて手動で出てくる感じがめちゃくちゃ新鮮です(笑)。
ほかにも、パッケージには快晴時の屋外撮影用レンズキャップ(白飛びカットフィルター)が同梱されていました。
ちなみに、フィルムは市販のチェキ用フィルムが使えます。チェキフィルムは別売りなので、くれぐれもその点はご注意ください!
今回は「Pixtoss(ピックトス)」を街に持ち出していろいろと撮影してみました。
まずは道の花壇に咲く花を接写で撮ってみたところ…
おぉ!花の色と、周辺の土の色でコントラストが効いた写真が完成しました。
実は「Pixtoss(ピックトス)」には、電池を入れて使える内蔵フラッシュが用意されているます。今回は使いませんでしたが、それでもくっきり浮かび上がってきました。
ただし、公式サイトによると、被写体から50〜80cmの範囲で撮影することを推奨しているようです。
曇りの日や夕暮れ時に撮影する際はフラッシュの点灯をお忘れなく!
恥ずかしながら、失敗した作例もお見せしますね…。
別の場所でフラッシュを点灯せず、人物撮影をしたものがコチラ。
残念ながら真っ黒で、ほとんど何も写っていません…。
同じロケーションで、フラッシュを点灯させて撮影したものがコチラ。
ご覧の通り、バッチリと人物が写っています。
前述の通り、カメラの下に丸い“自撮りミラー”が付いているため、友達や恋人と気軽に自撮りができるのもうれしいポイント。
ゴン川野氏&亜希子の“師弟コンビ”で、マスクをしながら自撮りしてみました。
手持ちで広角ショットを撮ることができて満足。
デジカメのように、バリアングル液晶でチェックすることはできなくても、最適な撮影位置の目安がついて便利ですね。
さらに、多重露光(1枚の中に複数の画を重ねること)で遊ぶことも可能。
たとえば、亜希子の単体ショットを写して1回シャッターを押したあと…
そのまま花壇の花を撮影します。そこからハンドルを回すと、ご覧の通り。
2つの写真が重なった幻想的な写真に仕上がりました。
「世界にたった1枚」というプレミア感がすごい……。
面白い体験でしたが、光のバランスや撮影のアングルに関しては、もう少し極めたいと思いました。
簡単なようで意外と追求すると難しい。不思議な魅力があるカメラです。
私、亜希子が一番ハマったのが専用カラーフィルターセット1,408円(税込/メーカー希望小売価格)を使って撮影する方法です。
使い方はとても簡単。カメラ本体のレンズに、丸いフィルターを取り付けて撮影するだけ。
たとえばミントグリーンのフィルターを付けてから
空を撮ってみると…
伝わりますか?
デジタルカメラでは決して出せないような、味わい深くてザラッとした感覚のチェキが生まれました……。
たった少しニュアンスチェンジしただけで、これだけエモい写真ができるなんて。
今度は、ショコラオレンジという名前の黄色いフィルターで人物撮影をしてみました。
おぉ。
完成品はちょっと昭和レトロな感じが出てくるというか、現代から過去にタイムスリップした印象になりますね(そのように感じるのはワタシだけ?笑)。
ちなみにピンクのフィルターを差し込むと、秋の空が一段とポップになります♪
ここまで「Pixtoss(ピックトス)」を使っていろいろ遊んできました。
途中から、自分が完全に童心に帰っていることが分かりました(笑)。
「オモチャ感覚」で楽しいけれど、ピックトスは対象年齢が15歳以上に向けて作られています。
なので、やっぱり“大人のためのインスタントカメラ”と言えるのでしょう。
簡単なようで、扱いは中々難しい。でも、気がつけばハマっていました。
日常のさりげない瞬間を美しく切り取っていくことで、数年後「あ! 懐かしい写真が出てきた…!」と盛り上がること間違いなしです。
自分や大切な人へのクリスマスギフトに、ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか?
次回も、引き続き「大人のためのトイカメラ」を取り上げます!
ドラマ『野ブタ。をプロデュース』で女優デビュー数々のドラマに出演後、2010年SDN48として活動開始。2015年、しらべぇ編集部に入社しPR記事を担当する。2018年、独立。Twitterはコチラ。