レビュー
手ブレ補正が進化。新デザインのケース採用で使い勝手が向上!

「Insta360 GO 2」レビュー! 極小防水のアクションカメラの進化点を解説

親指サイズで約27gという極小軽量ボディのアクションカメラ「Insta360 GO 2」 が、2021年3月9日に発表されました。2019年の9月に発売された前モデルの「Insta360 GO」からどのように進化したのか? メーカーから実機を借りてチェックした結果をレポートします。

【動画】「Insta360 GO 2」 で撮影した映像とアプリで自動編集の結果、前モデルとの映像比較

「Insta360 GO 2」開封の儀

「Insta360 GO 2」の製品の軽さと小ささについてはすでに知ってはいたものの、現物を目にするとそのコンパクトさに我が目を疑いました。これで3K動画撮影ができるとは驚きです。

箱を開けると、マグネットで固定されたカメラ本体が現れます。ちょっとしたサプライズが仕込まれているのが素敵です

箱を開けると、マグネットで固定されたカメラ本体が現れます。ちょっとしたサプライズが仕込まれているのが素敵です

セット内容は、左から順にストラップ付きケース兼粘着ネープ付き台座、USB Type-Cケーブル、ペンダント型台座、ベルトクリップ付き台座、カメラ本体、コントローラー兼ケースなどです

セット内容は、左から順にストラップ付きケース兼粘着ネープ付き台座、USB Type-Cケーブル、ペンダント型台座、ベルトクリップ付き台座、カメラ本体、コントローラー兼ケースなどです

本体サイズは52.9(縦)×23.6(幅)×20.7(高さ)mmで、公称重量は約26.5g

本体サイズは52.9(縦)×23.6(幅)×20.7(高さ)mmで、公称重量は約26.5g

背面にはマグネットが搭載されており、専用ケースから充電するための接点があります

背面にはマグネットが搭載されており、専用ケースから充電するための接点があります

「Insta360 GO 2」のおもなスペック・仕様

防水:4m潜水可能
カメラ重量:26.5g
ケース重量:63,5g
センサー画素数:900万(3040×3040)
動画:3K(2880×2880)/30fps、1920×1080/120fps、タイムラプスなど
動画ファイル:MP4(H.264)、80Mbps
音声:モノラル
ストレージ容量:28GB
公称バッテリー駆動時間:カメラ単体最長約30分、ケース併用時最長約150分

前モデル「Insta360 GO」と「Insta360 GO 2」の比較

ボディの外観や大きさなどを、初代「Insta360 GO」と、今回発表された「Insta360 GO 2」とで比較してみました。

「Insta360 GO」(左)と比べると「Insta360 GO 2」(右)はひと回り大きくなっています

「Insta360 GO」(左)と比べると「Insta360 GO 2」(右)はひと回り大きくなっています

左の初代と比較すると、新モデルは厚さも増しています。なお、重量も17gから26.5gへと増えてはいますが、わずか10g程度の変化なので体感において劇的な差はありません

左の初代と比較すると、新モデルは厚さも増しています。なお、重量も17gから26.5gへと増えてはいますが、わずか10g程度の変化なので体感において劇的な差はありません

前モデル(左)のケースは、透明なカバーを開けて中にあるカメラを取り出す仕組みでした。両手でないと開けられず、繰り返し使う場合にはフラストレーションを感じることがありました。いっぽう、新モデルはカバーがケースと一体化されており、片手で素早く開け閉めできるようになっています

前モデル(左)のケースは、透明なカバーを開けて中にあるカメラを取り出す仕組みでした。両手でないと開けられず、繰り返し使う場合にはフラストレーションを感じることがありました。いっぽう、新モデルはカバーがケースと一体化されており、片手で素早く開け閉めできるようになっています

旧モデル(左)はLightning端子を備えていますが、新モデルからはUSB Type-Cポートと三脚穴(1/4スクリュー)に変更されました

旧モデル(左)はLightning端子を備えていますが、新モデルからはUSB Type-Cポートと三脚穴(1/4スクリュー)に変更されました

撮影できる動画の長さは、「Insta360 GO」が1クリップ最長60秒までだったのに対して、「Insta360 GO 2」はFPV モードの場合で最長30 分、手ブレ補正をかけた状態でも10分までと大幅に延長されています。

進化した「Insta360 GO 2」のケース

カメラ本体もさることながら、大きく仕様が変わったのがケース。これまではアプリを起動しないと、どのモードで撮影しているかなどを確認できませんでしたが、「Insta360 GO 2」からはケースと一体化したコントローラーでモードの確認や変更、撮影などの操作が可能となり、使い勝手が向上しています。

新モデルのケースは、フタの裏にカメラを固定することで充電ができるようになっています

新モデルのケースは、フタの裏にカメラを固定することで充電ができるようになっています

ケースがリモートコントローラーを兼ねており、録画の開始/停止、モード選択などが可能です。なお、カメラとの接続にはBluetoothが使用されているため、10m程度であれば離れた場所からも操作できます

ケースがリモートコントローラーを兼ねており、録画の開始/停止、モード選択などが可能です。なお、カメラとの接続にはBluetoothが使用されているため、10m程度であれば離れた場所からも操作できます

ケースには開閉式の脚が備えられており、展開するとミニ三脚になります。旅行の際などに、サッと自撮りをするのに便利そうですね

ケースには開閉式の脚が備えられており、展開するとミニ三脚になります。旅行の際などに、サッと自撮りをするのに便利そうですね

ケースは三脚に取り付けることも可能。前モデルでは、別のマウントを使用しないと三脚に固定できなかったので、これも新モデルの改良点です

ケースは三脚に取り付けることも可能。前モデルでは、別のマウントを使用しないと三脚に固定できなかったので、これも新モデルの改良点です

なお、本体下部にあるロゴマーク周辺を押すことで撮影の開始/停止を行えます。この操作方法は前モデルと共通です

なお、本体下部にあるロゴマーク周辺を押すことで撮影の開始/停止を行えます。この操作方法は前モデルと共通です

iOS/Android用の無料アプリと本体を接続すると、映像のプレビューが行えます。わずかにラグがあるので、エクストリームスポーツのような動きの早い被写体を撮影するのは難しいかもしれませんが、カジュアルなVlogの撮影などは問題なく行えるレベルです。

iOS/Android用の無料アプリと本体を接続すると、映像のプレビューが行えます。わずかにラグがあるので、エクストリームスポーツのような動きの早い被写体を撮影するのは難しいかもしれませんが、カジュアルなVlogの撮影などは問題なく行えるレベルです。

「Insta360 GO 2」のアクセサリー

セットに付属するアクセサリーは、マウントが3種類。カメラのコンパクトさとマウントを活用し、さまざまな場所に取り付けることで「このカメラでしか撮れないショット」が狙えます。

標準マウントの底部には窓ガラスや車のダッシュボードに貼り付けられる、繰り返し使用可能な粘着テープがついています

標準マウントの底部には窓ガラスや車のダッシュボードに貼り付けられる、繰り返し使用可能な粘着テープがついています

ペンダント型のマウントは、チェストマウントとして胸の前などにカメラを設置する場合に使用します

ペンダント型のマウントは、チェストマウントとして胸の前などにカメラを設置する場合に使用します

クリップ型のマウントを使えば、帽子やカバンのベルトなどにカメラを装着できます

クリップ型のマウントを使えば、帽子やカバンのベルトなどにカメラを装着できます

「Insta360 GO 2」で撮影した動画

「Insta360 GO 2」のセンサーサイズは 1/3.2型と、スマホのカメラ並みの小ささのため、ダイナミックレンジは広くありません。実際に撮影した映像でチェックしても、白飛びや黒つぶれが発生していることが確認できますが、極小サイズのカメラであることを考えれば満足できる画質です。設定にもよるものの、撮って出しの色味は比較的ナチュラルな印象で、ひと昔前のアクションカメラにありがちだったデジタル補正が効きすぎたコテコテのカラーではありません。

雲のハイライトが一部白飛びしていたりはするものの、クオリティは十分でしょう

雲のハイライトが一部白飛びしていたりはするものの、クオリティは十分でしょう

撮影協力

福島県のスポーツリゾートホテル「ルネサンス棚倉」では、私有地の制限エリア内で電動モビリティの走行や屋内でのドローン飛行などテック&ガジェットを使ったアクティビティが楽しめます。メディア、YouTuberへの協力や企業の実証実験などでの利用が可能です。

ルネサンス棚倉

「Insta360 GO 2」のアプリには「ストーリーズ」という自動編集機能があり、撮影済みの動画をアルバムから選択すると、その後は全て自動で1本の動画を仕上げてくれます。動画を専門とする人間からすればシーン選択やカットのタイミングに細かいツッコミどころはあるものの、人間がシーンを選ぶより圧倒的に早く、そこそこ見られる作品が作れるのには驚きました。「旅先でのできごとをサクッとSNSに投稿する」といった場合に便利な機能です。

アプリが自動でシーンの選択や音楽のテンポと合わせたカットをしてくれます。実際の結果は記事の冒頭にある動画でご覧いただけます

アプリが自動でシーンの選択や音楽のテンポと合わせたカットをしてくれます。実際の結果は記事の冒頭にある動画でご覧いただけます

「Insta360 GO」と「Insta360 GO 2」の動画を比較

日中での撮影は一見すると、左の「Insta360 GO」のほうが明るくキレイに見えますが、よく見るとライトのにじみやディテールの不鮮明さが残る映像です。対して「Insta360 GO 2」は、少し暗めの仕上がりになるものの、おおむね実際に目で見ていた印象に近い映像になっています

日中での撮影は一見すると、左の「Insta360 GO」のほうが明るくキレイに見えますが、よく見るとライトのにじみやディテールの不鮮明さが残る映像です。対して「Insta360 GO 2」は、少し暗めの仕上がりになるものの、おおむね実際に目で見ていた印象に近い映像になっています

早朝に撮影した日の出前の映像では、さらに違いが顕著です。左の「Insta360 GO」の動画では建物のディテールが失われ、空の色も抜けてしまっています。いっぽう、「Insta360 GO 2」の動画では建物のディテールが保持されていますし、空の青、朝焼けのオレンジ、芝生の緑などの再現でも上回っています

早朝に撮影した日の出前の映像では、さらに違いが顕著です。左の「Insta360 GO」の動画では建物のディテールが失われ、空の色も抜けてしまっています。いっぽう、「Insta360 GO 2」の動画では建物のディテールが保持されていますし、空の青、朝焼けのオレンジ、芝生の緑などの再現でも上回っています

「Insta360 GO 2」を使用した感想とまとめ

「Insta360 GO 2」は小ささ、軽さ、手軽さを追求したカメラです。したがって、画質の高さやバッテリー駆動時間の長さを重視する人に向けて作られた製品でないことは言うまでもありません。

しかし、スポーツシーンやドローンやペットにカメラを装着する場合には大きなアドバンテージを発揮します。

筆者が特に「Insta360 GO 2」を便利だと思ったのは、Vlog用カメラとして使用した場合です。

ここまでカメラが小さいと、撮影時に自分も相手も身構えることがないので、自然な映像が撮影できます。

また、荷物を持って移動しているときに風景を撮影するには帽子に「Insta360 GO 2」をつけておけば本体を押すだけでひとまずそのシーンを記録することができます。もちろん、高価なミラーレス一眼レフカメラを使ったこだわりの撮影と比べれば画質は劣りますが、思い出を振り返ったり、Vlogにおける移動中の1コマとして使ったりする分には十分な映像が撮影できます。

普通のサイズのカメラでは撮れない、臨場感あふれる映像を撮りたい人は、ぜひ「Insta360 GO 2」をチェックしてみてください。

Mr.TATE(Masahira TATE)

Mr.TATE(Masahira TATE)

世界50か国以上を旅したバックパッカー。週刊アスキー編集部などを経て、AppBankに入社。「バイヤーたてさん」として仕入れとYouTubeを活用したコンテンツコマースに取り組み、上場時は広報として企業PRを担当。現在はフリーランスで活動中。

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