選び方・特集

夏休みの自由研究に活用できる! “一芸”に秀でたコンパクトデジカメ特集

いよいよ夏も本番! 夏休みと言えば、海水浴や川遊び、キャンプなどのレジャーや旅行を思い浮かべる人も多いと思いますが、小学生のお子さんのいる家庭にとって「夏休みの風物詩」となっているのが「自由研究」です。この時期、何をテーマに研究したらよいのかをお子さんに相談されて悩んでいる親御さんも多いのではないでしょうか。本特集では、そんな人に向けて、「親子で取り組む夏休みの自由研究」に活用できる、ユニークな機能を持つコンパクトデジタルカメラ3機種をご紹介します。

「夏休みの自由研究」に使える機能を持つコンパクトデジカメ3機種をピックアップ

「夏休みの自由研究」に使える機能を持つコンパクトデジカメ3機種をピックアップ

アウトドアで活躍する高性能なタフネスコンデジ
OMデジタルソリューションズ「Tough TG-6」

防水・防塵・耐衝撃などのタフ性能を備えた「Tough TG-6」

防水・防塵・耐衝撃などのタフ性能を備えた「Tough TG-6」

「Tough TG-6」は、海や山、川などのアウトドアで使用するのにピッタリのコンデジです。防水15m、防塵、耐衝撃2.1m、耐荷重100kgf、耐低温-10℃、耐結露に対応した、コンデジ最高レベルの強じんなボディを実現しており、水やホコリをかぶっても平気なだけでなく、防水15m対応なので水の中で使うこともできます。耐荷重・耐衝撃性能も備わっているので、少々ラフに扱っても壊れる心配が少ないのも魅力です。

自由研究に活用できる“一芸”機能
被写体に1cmまで近づいてズームできる「顕微鏡モード」

「Tough TG-6」には、「アウトドアでも安心して使える」タフネスさと合わせて、もうひとつ魅力的な機能が備わっています。それが、レンズ先端1cmの距離まで被写体に近づけるスーパーマクロ撮影機能「顕微鏡モード」です。このモードは、被写体に1cmまで近づいたうえで、光学ズームで最大4倍まで、デジタルズームでさらに最大4倍(※超解像ズームは最大2倍)まで拡大できるのがすごいところ。モニターの表示倍率で換算すると、なんと最大44.4倍の拡大が可能で(※1mmの被写体をモニター上で最大約44mmに拡大表示できるという意味)、その名のとおり、まるで顕微鏡で観察しているかのような使い方ができるのです。しかも、AF(オートフォーカス)に対応しているので、肉眼では見えない「ミクロの世界」を簡単に観察・記録することが可能です。

背面の撮影モードダイヤルを「顕微鏡のアイコン」にセットすると、最短撮影距離が1cmのスーパーマクロ撮影機能を利用できます

背面の撮影モードダイヤルを「顕微鏡のアイコン」にセットすると、最短撮影距離が1cmのスーパーマクロ撮影機能を利用できます

スーパーマクロ撮影機能には「顕微鏡モード」と「顕微鏡コントロールモード」の2種類があります。「顕微鏡コントロールモード」は「顕微鏡モード」を拡張したモードで、ワンタッチで表示倍率を1倍、2倍、4倍に切り替えられるのが便利。顕微鏡の対物レンズを交換するような感覚で観察・撮影ができます

スーパーマクロ撮影機能には「顕微鏡モード」と「顕微鏡コントロールモード」の2種類があります。「顕微鏡コントロールモード」は「顕微鏡モード」を拡張したモードで、ワンタッチで表示倍率を1倍、2倍、4倍に切り替えられるのが便利。顕微鏡の対物レンズを交換するような感覚で観察・撮影ができます

「顕微鏡モード」を使う際に、ぜひ組み合わせてほしいのが、別売オプションとして用意されている「LEDライトガイド LG-1」と「フラッシュディフューザー FD-1」です。これら2つのアクセサリーを使うことで、「Tough TG-6」のマクロ撮影がやりやすくなります。

平らな被写体が撮りやすくなる「LEDライトガイド LG-1」

「LG-1」は、「顕微鏡モード」時にカメラ本体のLEDライトを用いて被写体に均一に光を照射するアクセサリーです。便利なのは、カメラに装着した際に先端部がちょうど最短撮影距離1cmの位置になるように設計されていること。「LG-1」をカメラに装着した状態で、平らな被写体にカメラをピタッとくっつけて撮影することができるのです。

「LG-1」を装着するには、まずカメラレンズ部のリングを外します(画像上)。その後、取り付け目印の位置を合わせて「LG-1」をカメラに差し込み(画像下)、カチッと音がするまで回します

「LG-1」を装着するには、まずカメラレンズ部のリングを外します(画像上)。その後、取り付け目印の位置を合わせて「LG-1」をカメラに差し込み(画像下)、カチッと音がするまで回します

「LG-1」をカメラに装着したら、フラッシュ発光モードを「LED発光」に変更します。こうすることで、シャッターボタン半押し時にLEDが点灯し、「LG-1」を介して、その光が均一に広がるようになります

「LG-1」をカメラに装着したら、フラッシュ発光モードを「LED発光」に変更します。こうすることで、シャッターボタン半押し時にLEDが点灯し、「LG-1」を介して、その光が均一に広がるようになります

「LG-1」が便利なのは、カメラ装着時に先端部が最短撮影距離1cmの位置になること。平らな被写体にカメラをくっつけて撮影が行えます

「LG-1」が便利なのは、カメラ装着時に先端部が最短撮影距離1cmの位置になること。平らな被写体にカメラをくっつけて撮影が行えます

明るいマクロ写真が撮りやすくなる「フラッシュディフューザー FD-1」

「FD-1」は、1cmよりも長い撮影距離でマクロ写真を撮る際に便利なアクセサリーです。円形の反射面を使って、フラッシュの発光を前面に均一に照射するというもので、カメラや手の影が被写体に落ちてしまう場合でも明るく撮ることができます。昆虫など動きのあるものに対して、被写体ブレを抑えるのにも有効です。

「LG-1」と同様、「FD-1」もレンズ部に装着するアクセサリーです。「FD-1」自体が発光するわけではなく、カメラの内蔵フラッシュの光を拡散する構造になっています。カメラに装着した後、アクセサリーモードを「FD-1」にすると、自動的にフラッシュがオンになるなど最適な設定で撮影できるようになります

「LG-1」と同様、「FD-1」もレンズ部に装着するアクセサリーです。「FD-1」自体が発光するわけではなく、カメラの内蔵フラッシュの光を拡散する構造になっています。カメラに装着した後、アクセサリーモードを「FD-1」にすると、自動的にフラッシュがオンになるなど最適な設定で撮影できるようになります

「FD-1」には発光量を切り替えられるレバーが備わっています

「FD-1」には発光量を切り替えられるレバーが備わっています

以下に、「LG-1」もしくは「FD-1」を装着した状態の「Tough TG-6」を使って撮影したマクロ写真をいくつか掲載します。

液晶ディスプレイの表面を撮影(LG-1使用)

ディスプレイにカメラをくっつけてデジタルズーム4倍で撮影したものです。赤緑青(RGB)のセルが写っています

ディスプレイにカメラをくっつけてデジタルズーム4倍で撮影したものです。赤緑青(RGB)のセルが写っています

葉っぱの表面を撮影(LG-1使用)

デジタル2倍ズームで撮影。葉の表面の小さな凹凸や葉脈が記録できています

デジタル2倍ズームで撮影。葉の表面の小さな凹凸や葉脈が記録できています

印刷した紙の表面を撮影(LG-1使用)

こちらもデジタル2倍ズームで撮影。印刷の赤や青のドットが表現できています

こちらもデジタル2倍ズームで撮影。印刷の赤や青のドットが表現できています

花(ヒマワリ)を撮影(FD-1使用)

「FD-1」を装着してフラッシュを使うことで明るいマクロ写真に仕上がりました

「FD-1」を装着してフラッシュを使うことで明るいマクロ写真に仕上がりました

「顕微鏡モード」を活用した自由研究のテーマと注意点

「顕微鏡モード」は、「身の回りのものを顕微鏡カメラで観察してみた」という研究テーマで活用できる機能となっています。また、植物や昆虫などの「観察日記」に掲載する写真の撮影にも使いやすい機能と言えるでしょう。

「顕微鏡モード」の撮影についてはそれほど難しくありませんが、「Tough TG-6」はタフネスコンデジということもあって、ボタンやレバーが通常のコンデジよりも重い操作感になっており、お子さんの力ではスムーズに扱えないかもしれません。重量約253g(バッテリー、メモリーカードを含む)と比較的コンパクトなサイズで、多少ラフに扱ってもこわれないタフネスボディなので、お子さんの自主性を生かせるツールではありますが、撮影については、特に使い始めは親がサポートする必要があるでしょう。

世界最高の「光学125倍ズームレンズ」を搭載した超望遠モデル
ニコン「COOLPIX P1000」

大きめのボディに光学125倍ズームレンズ(35mm判換算の焦点距離で24〜3000mm相当)を備える「COOLPIX P1000」

大きめのボディに光学125倍ズームレンズ(35mm判換算の焦点距離で24〜3000mm相当)を備える「COOLPIX P1000」

「COOLPIX P1000」は、2022年8月1日時点で、レンズ一体型のコンパクトデジカメとして世界最高のズーム倍率となる「光学125倍ズーム」を実現したモデルです。光学100倍を超えるズームが可能なのはこのモデルのみで、次のズーム倍率に位置するのは、下位モデルとなる「COOLPIX P950」の「光学83倍」。このことからも、このカメラがいかに高いズーム性能を持っているかが伝わることでしょう。重量は約1415g(バッテリー、メモリーカードを含む)で“コンパクト”と呼ぶには大きくて重いボディですが、「遠くの被写体を大きく撮りたい!」という声に応えるカメラになっています。

自由研究に活用できる“一芸”機能
月のクレーターまでくっきり記録できる超望遠撮影機能

「COOLPIX P1000」の“一芸”機能は、このカメラの最大の特徴である超望遠撮影機能です。光学125倍ズームというのは、35mm判の焦点距離に換算すると「3000mm相当」になります。「焦点距離が長い=より望遠で撮影できる」ことを意味しますが、3000mm相当というのは、一眼カメラを含めたデジタルカメラの中で圧倒的なスペックとなっています。一眼カメラ用の高額な交換レンズでも焦点距離は長くて1000mm程度(テレコンバーターを使って2000mm程度)ですので、これだけでも、このカメラに価値を感じるというものです。しかも、「COOLPIX P1000」は、光学125倍からのデジタルズームに対応。画質劣化を抑える「ダイナミックファインズーム」で最大2倍(最大6000mm相当)、そこからさらにデジタルズームで最大2倍(最大12000mm相当)の、計4倍のデジタルズームが可能です。

これほどまでの高いズーム性能は、被写体をどのくらい大きく写せるのでしょうか? たとえば、月であれば光学125倍ズーム時で画面いっぱいに撮影することができます(※満月なら画面を超える大きさになります)。デジタルズームを活用すると月は画面よりも大きくなり、クレーターの細かい凹凸までわかるくらいになります。条件はかなり厳しくなりますが、空気が澄んでいる環境であれば、最大12000mm相当のデジタルズーム時に土星や木星を撮影することもできます。

光学125倍までズームするとレンズが大きく伸びます。光学125倍ズーム時の、レンズ部を含めたカメラの全長は31cm程度

光学125倍までズームするとレンズが大きく伸びます。光学125倍ズーム時の、レンズ部を含めたカメラの全長は31cm程度

「COOLPIX P1000」には、撮影モードとして「月モード」や「鳥モード」が用意されています(この画像では「月モード」を選択しています)

「COOLPIX P1000」には、撮影モードとして「月モード」や「鳥モード」が用意されています(この画像では「月モード」を選択しています)

「月モード」(左)は、自動的に3秒のセルフタイマーになるほか、色合いをコマンドダイヤルで変えることができます。「鳥モード」(右)は、自動的に連写設定になり、設定音やシャッター音が鳴らなくなります。また、いずれのモードも、OKボタンを押すと指定した焦点距離まで一気にズームが伸びるのも使いやすいところです

「月モード」(左)は、自動的に3秒のセルフタイマーになるほか、色合いをコマンドダイヤルで変えることができます。「鳥モード」(右)は、自動的に連写設定になり、設定音やシャッター音が鳴らなくなります。また、いずれのモードも、OKボタンを押すと指定した焦点距離まで一気にズームが伸びるのも使いやすいところです

「COOLPIX P1000」は、超望遠撮影時に何かと便利な電子ビューファインダー(EVF)を搭載しています。EVFを覗きながらカメラをホールドすると、より安定した構えになるので、超望遠時に発生しやすい大きな手ブレを防ぎながら被写体を狙うことができます。また、明るい屋外で被写体を確認する際にもEVFは便利です(※EVFがないと被写体を確認することすらできないことがあります)

「COOLPIX P1000」は、超望遠撮影時に何かと便利な電子ビューファインダー(EVF)を搭載しています。EVFを覗きながらカメラをホールドすると、より安定した構えになるので、超望遠時に発生しやすい大きな手ブレを防ぎながら被写体を狙うことができます。また、明るい屋外で被写体を確認する際にもEVFは便利です(※EVFがないと被写体を確認することすらできないことがあります)

超望遠撮影は画角が狭くなるため、ちょっとしたブレで画面から被写体を見失ってしまうことがあります。「COOLPIX P1000」は、それを防ぐために、レンズ部左手側にカメラをホールドしながら操作できる2つの操作系が備わっています。ひとつは、ボタンを押すと一時的に広角側にズームバックして被写体をとらえやすくする「クイックバックズームボタン」で、もうひとつは、左手でホールドしながら親指でズーム操作ができる「サイドズームレバー」です(※画像の赤丸の部分)。レンズ部の先端には、露出補正や感度、ホワイトバランスのいずれかの機能を割り当てられる「コントロールリング」も備わっています

超望遠撮影は画角が狭くなるため、ちょっとしたブレで画面から被写体を見失ってしまうことがあります。「COOLPIX P1000」は、それを防ぐために、レンズ部左手側にカメラをホールドしながら操作できる2つの操作系が備わっています。ひとつは、ボタンを押すと一時的に広角側にズームバックして被写体をとらえやすくする「クイックバックズームボタン」で、もうひとつは、左手でホールドしながら親指でズーム操作ができる「サイドズームレバー」です(※画像の赤丸の部分)。レンズ部の先端には、露出補正や感度、ホワイトバランスのいずれかの機能を割り当てられる「コントロールリング」も備わっています

以下に、「COOLPIX P1000」の超望遠撮影機能で撮った写真をいくつか掲載します。いずれも、三脚は使わずに、カメラを手で持って撮影したものになります。

光学125倍ズームで月を撮影

光学125倍ズーム(3000mm相当)で撮影しています。縦位置にすることで更待月(旧暦20日の月)が画面いっぱいに写るようにしました

光学125倍ズーム(3000mm相当)で撮影しています。縦位置にすることで更待月(旧暦20日の月)が画面いっぱいに写るようにしました

250倍ズームで月をさらに拡大

「ダイナミックファインズーム」を使って更待月を250倍(6000mm相当)にズームアップしてみました。月のクレーターの細かいところまで写せています

「ダイナミックファインズーム」を使って更待月を250倍(6000mm相当)にズームアップしてみました。月のクレーターの細かいところまで写せています

「月モード」で色を変えてみた

「月モード」を使うとダイヤル操作で手軽に色合いを変えることができます。本来の色とは違いますが、こうした印象的な写真に仕上げるのも面白いでしょう

「月モード」を使うとダイヤル操作で手軽に色合いを変えることができます。本来の色とは違いますが、こうした印象的な写真に仕上げるのも面白いでしょう

光学125倍ズームで鳥を撮影

「鳥モード」を使って、10mくらい離れた位置にいる木の上のスズメを撮影してみました。光学125倍ズームなら身近な鳥をここまで大きく写せます

「鳥モード」を使って、10mくらい離れた位置にいる木の上のスズメを撮影してみました。光学125倍ズームなら身近な鳥をここまで大きく写せます

大きくズームして昆虫を撮影

「COOLPIX P1000」は超望遠ズームながら近接での撮影に強いのも特徴です。この写真は数メートル先にいたトンボを光学75倍程度のズーム(1800mm相当)で画面いっぱいに収めてみました

「COOLPIX P1000」は超望遠ズームながら近接での撮影に強いのも特徴です。この写真は数メートル先にいたトンボを光学75倍程度のズーム(1800mm相当)で画面いっぱいに収めてみました

超望遠撮影機能を活用した自由研究のテーマと注意点

「COOLPIX P1000」の超望遠撮影機能を活用した研究テーマとして最も考えられるのは「月の観察」でしょう。ただ、天気によっては月を撮影できないことも考えられますので、その場合は、「動物の観察」というテーマにして動物園で撮影してみてはいかがでしょうか。撮影が難しいためハードルは高くなりますが、「野鳥の観察」というテーマも面白いでしょう。

ただし、「COOLPIX P1000」は重量が約1415g(バッテリー、メモリーカードを含む)もあるため、お子さんが使うには大きくて重いです。撮影については親が行う必要があるでしょう。また、超望遠撮影は手ブレを拾いやすく、被写体を見つけにくいので、通常の撮影に比べると難しいところがあります。いきなり観察・撮影を始めるのではなく、コツをつかむまで何回かテストを兼ねて使ってみるとよいでしょう。月の撮影では、三脚にカメラを固定したほうが撮りやすくなるので、三脚の購入・使用も検討してみてください。

Vlog撮影に特化した機能を搭載する1インチコンデジ
ソニー「VLOGCAM ZV-1」

ソニーがVlog撮影を意識した新機軸モデルとして展開している「VLOGCAM ZV-1」

ソニーがVlog撮影を意識した新機軸モデルとして展開している「VLOGCAM ZV-1」

YouTubeで動画を見ていて、「Vlog(ブイログ)」という言葉を目にしたことがある人も多いことでしょう。Vlogとは「Video Blog」の略で「ブログの動画版」のこと。ブログというだけあってそのジャンルは幅広く、商品の紹介から旅行、料理、勉強、運動、子育てなどさまざま。その人なりの視点で撮られたユニークな動画を楽しめるのがVlogの面白いところです。

「VLOGCAM ZV-1」は、そんなVlogの撮影に適した機能を持つコンデジ。商品をカメラに近付けて大きく見せたい時にピントが合わせやすい「商品レビュー用設定」や、背景をぼかして主役の人物が映える「背景ぼけ切り換え」といったVlog向けの独自機能が備わっています。また、撮像素子に、1インチ(1.0型)の大きな撮像素子(イメージセンサー)を搭載し、高画質に撮れるのも特徴となっています。

「VLOGCAM ZV-1」は、収録する動画の音質にもこだわっていて、ボディ上面に、前方の音声を収録しやすい3カプセルマイクを採用。ウインドノイズ(風切り音)を低減するために、マイク部に風低減スクリーンを搭載するという凝りようです。また、上面には、大きなMOVIEボタン(動画撮影ボタン)や、「背景ぼけ切り換え」機能のオン・オフを選択できるボタン(C1ボタン)も備わっています

「VLOGCAM ZV-1」は、収録する動画の音質にもこだわっていて、ボディ上面に、前方の音声を収録しやすい3カプセルマイクを採用。ウインドノイズを低減するために、マイク部に風低減スクリーンを搭載するという凝りようです。また、上面には、大きなMOVIEボタン(動画撮影ボタン)や、「背景ぼけ切り換え」機能のオン・オフを選択できるボタン(C1ボタン)も備わっています

「VLOGCAM ZV-1」の製品ラインアップでは、カメラとワイヤレスで接続できるシューティンググリップ「GP-VPT2BT」が付属するキット「VLOGCAM ZV-1G」が用意されているのもユニーク。自分撮りをする際に便利なアイテムです。この画像では、シューティンググリップ「GP-VPT2BT」とともに、カメラ本体に標準で付属するウインドスクリーンも装着しています

「VLOGCAM ZV-1」の製品ラインアップでは、カメラとワイヤレスで接続できるシューティンググリップ「GP-VPT2BT」が付属するキット「VLOGCAM ZV-1G」が用意されているのもユニーク。自分撮りをする際に便利なアイテムです。この画像では、シューティンググリップ「GP-VPT2BT」とともに、カメラ本体に標準で付属するウインドスクリーンも装着しています

自由研究に活用できる“一芸”機能
肉眼ではとらえられない瞬間を記録できるスーパースローモーション撮影機能

「VLOGCAM ZV-1」は動画撮影機能が充実していますが、その中で、夏休みの自由研究に活用できる機能として紹介したいのが、「スーパースローモーション撮影機能」(ハイフレームレート撮影機能)です。最大960fps(1秒間に960コマ)のハイフレームレートでの、フルハイビジョン(1920×1080)動画撮影に対応しており、動画の記録設定を24pにすることで、「960/24」で40倍のスローモーション映像を撮影できます。肉眼ではとらえられない一瞬の動きを滑らかな映像で記録することが可能です。

こうしたスーパースローモーション撮影機能は、ほかのコンデジやスマートフォンにも搭載されていますが、「VLOGCAM ZV-1」は、1インチの大きな撮像素子によって、960fpsのハイフレームレート動画を高画質に記録できるのがポイント。機能も充実していて、広角から中望遠をカバーする光学2.7倍ズーム(35mm判換算の焦点距離で24〜70mm)に対応するうえ、スーパースローモーション撮影時もAFでピント合わせが行えます。MF(マニュアルフォーカス)でピント位置を追い込むことも可能。明るさや色など画質を調整して、こだわりの動画に仕上げることもできます 。

なお、ソニーのコンデジでは、1インチセンサーを使用する「サイバーショット RX100VII」や「同 RX100V」でも960fpsのスーパースローモーション撮影が可能となっています。

スーパースローモーション撮影機能の設定画面。フレームレートを960fps、記録設定を24pにすることで40倍のスローモーション映像になります

スーパースローモーション撮影機能の設定画面。フレームレートを960fps、記録設定を24pにすることで40倍のスローモーション映像になります

スーパースローモーション撮影機能を活用した自由研究のテーマと注意点

「VLOGCAM ZV-1」のスーパースローモーション撮影機能は、最大40倍のスローモーション映像を撮影できるのが特徴です。この特徴を生かした研究テーマとしては、「目に見えない一瞬の動きを観察する」という内容が考えられます。「ミルククラウンができる瞬間」や「水風船が割れる瞬間」などが取り組みやすいでしょう。また、ゴルフや野球などのスポーツでは、「ボールに当たる瞬間」を観察してみるのもよいでしょう。

ただし、スーパースローモーション撮影機能は使い方や設定方法が難しいため、親が主導して取り組むことになるでしょう。また、研究日誌に写真を貼るには、動画から静止画を切り抜いてプリントする必要があるので、その作業も必要になります。

今回、「VLOGCAM ZV-1」を使って「ミルククラウンができる瞬間」の動画撮影にチャレンジしてみましたので、以下に、簡単ではありますが撮影の手順を交えながら紹介します。

1.撮影の準備

液体(牛乳や飲むヨーグルト)やスポイト、三脚などを用意します

液体(牛乳や飲むヨーグルト)やスポイト、三脚などを用意します

ミルククラウンを撮影するための準備としては、まず、撮影する場所を決めます。屋内の照明下だとフリッカーのチラつきが動画に記録されてしまう場合があるので、外光の入る明るい環境が理想的です。

次に、液体(牛乳や飲むヨーグルト)を用意して、平らな皿やトレイに入れます。スポイトにも液体を入れておきましょう。撮影(実験)は、皿・トレイに対して、スポイトを使って液体を上から1滴落として行います。

カメラは三脚で固定します。液体の水面から少しだけ角度の付いた位置に設置するとよいでしょう。跳ね返った液体がレンズに付く可能性がありますので、皿・トレイから少し距離を置くようにしましょう。

2.マニュアル露出か絞り優先にして絞りを少し絞る

露出モードは「マニュアル露出」もしくは「絞り優先」を選択します

露出モードは「マニュアル露出」もしくは「絞り優先」を選択します

露出モードを「マニュアル露出」もしくは「絞り優先」にして、絞りを少し絞った状態(絞り値を少し大きくした状態)にしておきましょう。こうすることでピントの範囲が深くなり、液体が落ちる位置が少しズレてもピントの合った動画になります。撮影距離や明るさにもよりますが、絞り値は「F6.3」あたりを目安にしてみてください。

3.MFでピントを合わせる

撮影前にMFでピント合わせを行います

撮影前にMFでピント合わせを行います

牛乳や飲むヨーグルトは白い液体のため、AFのままだとまずピントは合いません。ピント合わせはMFで行います。ズームで写る範囲を調整したら、液体を落とす位置を想定して、MFでピントを設定しましょう。落とす位置に何か被写体(スポイトなど)を置くとピントが合わせやすくなります。なお、ピントがどうしても合わない場合は、ズームを少し広角寄りにしたり、カメラの位置を遠ざけたりして調整してください

MF撮影時に便利なのが「フォーカススタンダード」という機能です。カスタムキー設定でこの機能を割り当てたボタンを押すと、MFの調整画面に一発で変わります。メニュー画面からMFを選択する必要がなくなりなり、MF撮影時のストレスが軽減されます

MF撮影時に便利なのが「フォーカススタンダード」という機能です。カスタムキー設定でこの機能を割り当てたボタンを押すと、MFの調整画面に一発で変わります。メニュー画面からMFを選択する必要がなくなりなり、MF撮影時のストレスが軽減されます

「マニュアル露出」で撮影する場合は、カスタムキー設定で任意のボタンに「露出補正」を割り当てておくのも便利です。オート感度に設定すれば、「マニュアル露出」時でも明るさの調整が簡単に行えます

「マニュアル露出」で撮影する場合は、カスタムキー設定で任意のボタンに「露出補正」を割り当てておくのも便利です。オート感度に設定すれば、「マニュアル露出」時でも明るさの調整が簡単に行えます

4.スポイトの位置を調整しながら撮影する

スポイトの高さによってミルククラウンの出来具合が変わります

スポイトの高さによってミルククラウンの出来具合が変わります

MFのピント合わせを含めて準備が終わったら、スポイトを使って液体を落としてみましょう。うまくいくと、水面で王冠のような形で反発することがあります。皿・トレイに入れる液体の量と、スポイトの高さによって王冠の出来具合が変わるので、何度かトライしながら最適な状態を見つけましょう。なお、試した限りでは、牛乳よりも飲むヨーグルトのほうがミルククラウンができやすいようです。使用する皿・トレイにもよりますが、飲むヨーグルトの場合は、皿・トレイの液体の深さは1〜2cm程度、スポイトの高さは60〜70cm程度が最も成功率が高くなりました。

撮影時に気をつけたいのは、録画タイミングの設定にもよりますが、録画ボタンを押したらすぐにスポイトから液体を落とすということ。「VLOGCAM ZV-1」では、960fps設定時の撮影時間が画質優先で約1秒、撮影時間優先で約3秒と短くなっています。

「VLOGCAM ZV-1」のスーパースローモーション撮影機能は、録画のタイミングを選ぶことができます。通常は、MOVIEボタンを押したタイミングで取り込み(撮影)を開始する「スタートトリガー」に設定しておきましょう。スポイトから液体を落とすタイミングと録画のタイミングがうまく合わないようでしたら、MOVIEボタンを押した時点からさかのぼって一定時間分の動画を記録する「エンドトリガー」を試してみてください

「VLOGCAM ZV-1」のスーパースローモーション撮影機能は、録画のタイミングを選ぶことができます。通常は、MOVIEボタンを押したタイミングで取り込み(撮影)を開始する「スタートトリガー」に設定しておきましょう。スポイトから液体を落とすタイミングと録画のタイミングがうまく合わないようでしたら、MOVIEボタンを押した時点からさかのぼって一定時間分の動画を記録する「エンドトリガー」を試してみてください

「ミルククラウンができる瞬間」を撮影した動画

40倍のスローモーションで撮影した動画です。シャッタースピードは1/1000秒で、絞り値は少し絞ってF6.3としました。感度はISO2500の高感度になっています。皿・トレイの液体の量や、液体を落とす高さ、カメラのピント位置の調整などがなかなか難しいので、じっくりと取り組む実験になることでしょう

まとめ カメラとしての特徴を踏まえ、ライフスタイルや趣味に合ったモデルを選ぼう

本特集では、「親子で取り組む夏休みの自由研究に活用できるコンデジ」をテーマに、ユニークな機能を持つ3機種をピックアップしました。各機種の「自由研究に活用できる“一芸”機能」を紹介しましたが、いずれも、自由研究用だけに使うのはもったいない性能・機能を持つカメラです。最後に、改めて3機種それぞれの特徴をまとめますので、製品選びの参考にしてみてください。自由研究への活用を意識しつつ、カメラとしての全体的な特徴を踏まえて、ご自身やご家族のライフスタイルや趣味に合ったモデルを選んでいただければ幸いです。

アクティブなスポーツを趣味にする人にピッタリ
OMデジタルソリューションズ「Tough TG-6」

「Tough TG-6」

「Tough TG-6」

「Tough TG-6」は、何と言っても、アウトドアで積極的に使えるのが魅力です。コンデジ最高レベルの強じんなボディは、海や山、川などのアウトドアで威力を発揮しますし、耐低温-10℃なのでスキー・スノボなど冬のスポーツのお供にもピッタリ。水深15m対応で、水中撮影専用の「水中モード」も備わっているので、シュノーケリング時の水中撮影などにも使用できます。

加えて、GPSセンサーなどの各種センサーによって移動中の位置情報(緯度・経度)や気温・水温、標高(水深)を記録できるので、本格的なトレッキング用のカメラとしての活用も考えられます。最短撮影距離1cmのスーパーマクロ撮影機能を目当てに手に入れても面白く使えますが、全体的な特徴を考慮すると、特にアクティブなスポーツを趣味にする人にピッタリのモデルと言えるでしょう。

●基本スペック
・イメージセンサー:有効約1200万画素裏面照射型CMOS(1/2.33型)
・レンズ:焦点距離25〜100mm(35mm判換算)の光学4倍ズーム(開放広角端F2.0、望遠端F4.9)
・AFシステム: 25点コントラストAF
・連写:最高約20コマ/秒
・感度:ISO100〜12800
・最速シャッタースピード:1/2000秒
・ファインダー:−
・モニター:3.0型液晶(約104万ドット)
・動画:4K/30p記録対応
・記録メディア:SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-I対応)
・無線:Wi-Fi内蔵
・サイズ(幅×高さ×奥行):約113×66×32.4mm
・重量:約253g(バッテリー、カードを含む)

自然観察や野鳥・動物観察が趣味の人にとって魅力的
ニコン「COOLPIX P1000」

「COOLPIX P1000」

「COOLPIX P1000」

「COOLPIX P1000」の最大の魅力は、やはり、本特集でも掘り下げた光学125倍ズーム対応の驚異的な超望遠撮影機能になります。月や野鳥、動物といった遠くの被写体を観測・撮影するためのカメラとなっています。2022年8月1日時点での価格.com最安価格が120,000円(税込み)という価格と、ズーム性能の高さを考慮すると、より本格的に超望遠撮影を行いたい人向けのモデルと言えます。

また、超望遠撮影に目が行きがちですが、広角にも強く、広角端は35mm判換算の焦点距離で24mmから対応しているので、風景をワイドに撮影することも可能です。自然観察や野鳥・動物観察が趣味の人にとって魅力的なモデルではないでしょうか。重量が約1415g(バッテリー、メモリーカードを含む)とコンデジとしては大きくて重い点を気にするかもしれませんが、一眼カメラ+超望遠レンズの組み合わせと比較すると、携帯性は圧倒的に上回っています。

●基本スペック
・イメージセンサー:有効約1605万画素 CMOS(1/2.3型)
・レンズ:焦点距離24〜3000mm(35mm判換算)の光学125倍ズーム(開放広角端F2.8、望遠端F8)
・AFシステム:コントラストAF
・連写:最高約7コマ/秒
・感度:ISO100〜6400
・最速シャッタースピード:1/4000秒
・ファインダー:0.39型有機EL(約236万ドット)
・モニター:3.2型バリアングル液晶(約92万ドット)
・動画:4K/30p記録対応
・記録メディア:SD/SDHC/SDXCメモリーカード
・無線:Wi-Fi、Bluetooth内蔵
・サイズ(幅×高さ×奥行):約146.3×118.8×181.3mm
・重量:約1415g(バッテリー、カードを含む)

これからVlogを始めてみたい人が選びやすい
ソニー「VLOGCAM ZV-1」

「VLOGCAM ZV-1」

「VLOGCAM ZV-1」

「VLOGCAM ZV-1」は、Vlogの撮影用として便利に使えるコンデジです。「商品レビュー用設定」や「背景ぼけ切り換え」といったワンタッチで使えるVlog撮影向けの便利機能を搭載するほか、前方の音を収録しやすい3カプセルマイクを採用するなど、音声機能にこだわっているのもポイント。屋外撮影時に入りやすいウインドノイズ(風切り音)を低減するために、マイク部に風低減スクリーンを搭載するほか、ウインドスクリーンも付属しています。さらに、1インチの大きなセンサーを採用し、静止画・動画の両方を高画質に撮影できるのもこのカメラの特徴です。

本特集で取り上げたスーパースローモーション撮影機能で撮った映像を組み合わせれば、ひと味違ったVlogを制作することができるはず。Vlogger(ブイロガー、Vlogを撮影して発信している人)としてYouTubeデビューを果たしたいという人だけでなく、旅行やレジャーの記録をVlogで残してみたいというライトな使い方を想定する人にも適したカメラです。なお、Vlogの撮影をメインで使用する場合は、カメラとワイヤレスで接続できるシューティンググリップ「GP-VPT2BT」が付属するキット「VLOGCAM ZV-1G」を選ぶと、より便利に使えるでしょう。

●基本スペック
・イメージセンサー:有効約2010万画素裏面照射型CMOS(1.0型)
・レンズ:焦点距離24〜70mm(35mm判換算)の光学2.7倍ズーム(開放広角端F1.8、望遠端F2.8)
・AFシステム:315点像面位相差AF/425点コントラストAF
・連写:最高約24コマ/秒
・感度:ISO125〜12800
・最速シャッタースピード:1/2000秒(電子シャッター時:1/32000秒)
・ファインダー:−
・モニター:3.0型バリアングル液晶(約92.1万ドット、タッチパネル対応)
・動画:4K/30p記録対応
・記録メディア:SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-I対応)、メモリースティック各種
・無線:Wi-Fi、Bluetooth内蔵
・サイズ(幅×高さ×奥行):約105.5×60.0×43.5mm
・重量:約294g(バッテリー、カードを含む)

価格.comマガジン編集部

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