特別企画

カメラ初心者でも赤ちゃんを“キレイかつ便利”に撮れるデジタルカメラとは?

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

コンパクトボディに多機能を搭載した小型・軽量ミラーレス「Nikon 1 J5」

Nikon 1 J5(シルバー)

Nikon 1 J5(シルバー)

1インチセンサーを搭載するニコンのミラーレス一眼「Nikon 1」シリーズの最新モデル「Nikon 1 J5」。その特徴は、98.3(幅)×59.7(高さ)×31.5(奥行)mm(突起部を含まず)で重量約265g(バッテリーおよびmicroSDメモリーカードを含む、ボディーキャップを除く)という手のひらサイズの小型・軽量ボディに、自分撮りが可能なチルト可動式のタッチパネルモニター(3型、約104万ドット)などの多彩な機能を搭載していることです。「美肌」「小顔」「肌トーンアップ」「クマ軽減」などの8種類の効果を掛け合わせて、人物写真の顔の仕上がりを調整できる「メイクアップ効果」というユニークな機能も用意されています。また、電子シャッターを採用しているので、オートフォーカスやシャッターの音をオフにすればほぼ無音での撮影が可能です。

さらに、Nikon 1シリーズは、非常に高速なオートフォーカスが可能なのも特徴です。Nikon 1 J5は、105点の位相差AFエリアと、171点のコントラストAFエリアを組み合わせた「アドバンストハイブリッドAFシステム」を搭載。すばやく動く被写体を捉えるのに適した位相差AFとコントラストAFを組み合わせることで、高速・高精度なピント合わせが可能となっています。連写性能も高く、オートフォーカス追従で約20コマ/秒の高速連写が可能です。

画質面では、光学ローパスフィルターレス仕様で有効2081万画素の裏面照射型CMOSセンサーを新たに採用したのがトピック。Nikon 1シリーズは、従来より解像感の高さで定評がありますが、Nikon 1 J5では高感度に強い裏面照射型CMOSセンサーを採用したことで、解像感の高さはキープしたまま、高感度でも従来以上にノイズの少ない写真が撮れるようになっています。

このほか、カメラらしいデザインにも特徴がありますね。ボディカラーはブラックとシルバーが用意されています。なお、このカメラの記録メディアは、SDカードではなくmicroSDカード(microSDHC/SDXC対応)になるので注意してください。

このカメラは、コストパフォーマンスが非常に高いです。標準ズームレンズと望遠ズームレンズの2本が同梱するダブルズームレンズキットが6万円、標準ズームレンズと、35mm判換算50mm相当で開放F1.8の単焦点レンズの2本が同梱するダブルレンズキットが5万5,000円と、かなりお買い得な製品になっていますよ。

自分撮り機能が充実した小型・軽量ミラーレス「LUMIX GF7」

LUMIX GF7(ブラウン)

LUMIX GF7(ブラウン)

マイクロフォーサーズ規格を採用するパナソニックのミラーレス一眼の現行ラインアップでは、ほぼすべてのモデルで、フラッシュ発光禁止、AF補助光オフ、電子シャッターで無音撮影が可能な「サイレントモード」を搭載しています。ラインアップも、初心者向けから上級者向けまで幅広い製品がそろっていますが、その中でも、特にコストパフォーマンスにすぐれるのが、女性の利用を意識したエントリーモデル「LUMIX GF7」です。標準ズームレンズと望遠ズームレンズの2本が同梱するダブルズームレンズキットが、価格.com最安価格(2015年7月24日時点)で55,000円程度と、とてもお買い求めやすくなっています。

LUMIX GF7のカメラとしての大きな特徴となるのは、コンパクトなカメラが多いマイクロフォーサーズ機の中でも、小型・軽量なボディに仕上がっていること。ボディサイズは約106.5(幅)×64.6(高さ)×33.3(奥行)mmで、重量は約266g(バッテリー、メモリーカード含む)。こちらも、Nikon 1 J5と同じように、手のひらサイズのコンパクトカメラとなっています。

機能面でのポイントとなるのが、自分撮り用の機能が充実していることです。チルト可動式のタッチパネルモニター(3型、約104万ドット)を採用しており、モニターをくるっと上向きに回転させて自分撮りが行えますが、便利なのは、自分撮り時に、本体左側にあるFn1ボタン(Wi-Fi)ボタンがシャッターボタンに自動で切り替わること。カメラを自分のほうにに向けた状態でも、通常の撮影と同じように、右手でカメラを持ってシャッターを切ることができます。さらに、顔認識機能を使って検出した顔を手などで一度隠し、再び顔を現すと自動でシャッター動作が開始される「フェイスシャッター」、顔認識機能を使って検出した2人の顔が近づくと自動でシャッター動作が開始される「フレンドリーシャッター」といったユニークな機能も備わっています。美肌効果、スリムモード、背景ぼかしの3種類の効果が選べる「ビューティー」機能も利用できます。

さらに、オートフォーカス性能にもすぐれ、センサー駆動/レンズ制御240fpsでの高速なピント合わせを実現。低照度の環境下でもピント合わせができる「ローライトAF」では-4EVまで対応しており、星明り下などの暗所でもオートフォーカスが利用できるとしています。

画質面では、有効1600万画素の4/3型Live MOSセンサーを採用。センサーのサイズとしては、Nikon 1 J5の1インチよりもひとまわり大きいマイクロフォーサーズ規格なりますので、特に高感度の画質で有利になります。

デザインは女性向けを意識した仕様になっていて、カラーバリエーションとして、ブラウン、ピンク、シルバーの3色が用意されています。

電子ビューファインダーを搭載した高性能・多機能な本格派「OM-D E-M5 Mark II」

OM-D E-M5 Mark II(シルバー)

OM-D E-M5 Mark II(シルバー)

より本格的なミラーレス一眼として紹介したいのが、オリンパスの「OM-D E-M5 Mark II」です。今回紹介した3機種の中で、もっとも高い基本性能を持つカメラです。フラッグシップモデル「OM-D E-M1」から多くの機能を継承したうえで、シャッタースピード感算で5段分という高い補正効果を発揮する5軸手ブレ補正機能を内蔵しているのが大きな特徴で、暗い場所でも、手ぶれを抑えた高画質な撮影ができます。

さらに、最高1/8000秒に対応する高速シャッターに対応するほか、レリーズタイムラグはメカシャッターで最速クラスとなる0.044秒を実現。オートフォーカスも高性能で、81点の測距点を持つ高速・高精度な「FAST AF」を採用しています。撮影にストレスを感じない、レスポンスにすぐれるカメラに仕上がっています。加えて、倍率1.48倍(35mm判換算0.74倍)で、236万ドットの高精細表示を実現した電子ビューファインダーも搭載しているのもポイント。電子ビューファインダーのメリットは、明るい屋外や極端に暗いところでも、しっかりと被写体を確認して撮影ができること。それだけでなく、発表会など暗い屋内の撮影においてもメリットがあり、モニターから出る光が周囲のじゃまになりません。電子ビューファインダーを利用することで、モニターの光を気にすることなく撮影することができます。

背面モニターは、バリアングル(横開き)タイプのタッチパネル液晶モニター(3型、約104万ドット)で、自分撮りに対応。シャッター音を消して撮影できる静音撮影モード(電子シャッター)を搭載しています。

画質面では、光学ローパスフィルターレス仕様の有効1605万画素Live MOSセンサーを採用し、解像感が高いのが特徴です。LUMIX GF7と同じ、マイクロフォーサーズ規格のセンサーを採用ですので、高感度の画質でも有利です。

ボディサイズは123.7(幅)×85(高さ)×44.5(奥行)mmで、重量は約469g(付属充電池およびメモリーカード含む)と、他の2機種と比べるとひとまわり大きなボディになっていますが、性能の高さを考慮すると、かなりコンパクトなカメラになっていると思います。デザインは、クラシックな雰囲気の一眼レフスタイルで、本格的なカメラであることが伝わりますね。カラーバリエーションは、ブラックとシルバーの2色です。
価格は、高倍率ズームレンズが付属するレンズキットでが約135,000円と、今回紹介した他の2モデルと比べると、高額な製品となっています。赤ちゃんの撮影を中心にしながらも、風景やポートレートなど、より本格的な写真撮影を楽しみたい場合に選択したいカメラではないでしょうか。

真柄利行(編集部)
Writer
真柄利行(編集部)
フィルム一眼レフから始まったカメラ歴は、はや約30年。価格.comのスタッフとして300製品以上のカメラ・レンズをレビューしてきたカメラ専門家で、特にデジタル一眼カメラに深い造詣とこだわりを持っています。フォトグラファーとしても活動中。パソコンに関する経験も豊富で、パソコン本体だけでなく、Wi-Fiルーターやマウス、キーボードなど周辺機器の記事も手掛けています。
記事一覧へ
記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
本ページはAmazonアソシエイトプログラムによる収益を得ています
関連記事
SPECIAL
ページトップへ戻る
×