レビュー
画質も使い勝手も向上した「RICOH THETA S」が楽しすぎる!

遊んで実感! 「THETA S」は“コミュニケーションカメラ”の決定版

シャッターボタンをポチッと押すだけで「全天球写真」、つまり360度ぐるりと上下左右の光景を1枚の写真・1本の動画として撮影できるユニークなカメラ「RICOH THETA」。そのRICOH THETAから、性能がより強化された新モデル「RICOH THETA S」(以下、THETA S)が登場した。10月23日の発売からすぐに品薄状態となっている本製品(2015年10月28日現在)。発売日の夕方に購入し3日間ほど遊んでみた筆者の率直な感想は、「これ、楽しい〜!」だ。どこがどう楽しいのか、従来モデルから強化された部分をチェックしつつ紹介していく。

リコーRICOH THETA S。本体カラーは、写真のブラックのみ。マットな質感になった

このような“ぐるっと360度”のユニークな写真がワンショットで撮れ、さらにSNSなどで手軽に共有できてしまうのがポイント(写真はiPhoneで表示した画像のスクリーンショット)

動画でも360度撮影が可能。写真は、スマホ専用アプリ「THETA S」のプレビュー画面(iPhone )

動画でも360度撮影が可能。写真は、スマホ専用アプリ「THETA S」のプレビュー画面(iPhone )

ちなみに動画は、違う視点からの2画面表示にも対応しており、拡大・縮小だけでなく、ぐるぐる回しながら見ることもできる。

ポイントは、「画質の向上」と「友達に見せやすくなった」こと

まずは、従来モデルTHETA m15(併売)から強化された部分を中心に、RICOH THETA Sのスペックを紹介していこう。ちなみに、前面と背面に搭載されたドーム状のレンズによりワンショットで全天球撮影が行えるという基本的な仕組みはそのまま継承。また、サイズ、重量ともに若干アップしているが、基本的なデザインも大きく変化していない。

スティック状のデザインは継承。本体サイズは、44(幅)×130(高さ)×22.9(奥行)mm。重量は約95で、従来モデルより30g程増加している

写真左がシャッターボタンがある前面、写真右が背面。レンズはこのように2基搭載されている。液晶モニターは非搭載

レンズは、180度をカバーできるドーム型の円周魚眼レンズ。右側面には、電源ボタン、Wi-Fi接続ボタン、静止画と動画の切り替えボタンがある

横から見るとドーム状の2つのレンズが本体からはみ出しているのがわかる

横から見るとドーム状の2つのレンズが本体からはみ出しているのがわかる

THETA Sの最大の強化ポイントは、画質の向上だ。従来モデルよりもセンサーサイズが大きくなり、レンズも大口径化されているという。

THETA Sのセンサーには、約1200万画素の1/2.3型CMOSセンサーを2基採用。レンズは、開放絞り値F2.0の明るい大口径レンズが2基搭載されている。F2.0といえば、一般的なコンパクトデジカメのスペックから見てもかなり明るいレンズの部類。従来モデルはこのあたりのスペックが非公開のため数値で比べることはできないが、従来モデルも試用したことがある筆者の感覚では、THETA Sの画質はかなりよくなったと実感できている。

静止画の最大解像度は5376×2688ドットになり、撮影時にLサイズ(5376×2688ドット)、Mサイズ(2048×1024)の選択が可能になった(従来モデルは2048×1024のみ)。また、動画では、フルHD(1920×1080ドット)で30fpsのなめらかな全天球動画撮影に対応したほか(従来モデルは15fps)、さらに、これまで5分だった連続撮影時間が最大25分間(合成後)となるなど性能は大幅にアップした。

静止画と動画の切り替えボタンを押すと、前面の該当アイコンが点灯。ひと目で状態がわかるようになっている。切り替え時に電源を入れなおす必要がなくなったのはかなり便利

マイクは上部に装備

マイクは上部に装備

また、長時間露光撮影ができるようになったほか、専用アプリによってその場で画像加工できたり、静止画撮影時のプレビューが可能になるなどスマートフォンとの連携が強化されたのも見逃せない。Wi-Fi接続速度は、従来モデルと比較して転送速度が最大で約4倍に高速化されているという。さらに、SNSとの連携の強化は、細かい部分ながら「これ、楽しい〜!」と思わされた重要な強化ポイントとなっている。これらの機能や使い勝手については、次ページの実例とともに紹介していく。

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