特別企画
2016年に登場した注目の一眼レフ/ミラーレス一眼をピックアップ

夏ボーナスで手に入れたい最新デジタル一眼カメラ7選

さらなるAF性能の向上を実現したハイスペックなミラーレス一眼
ソニー「α6300」

主なスペック
・撮像素子:有効約2420万画素CMOSセンサー(APS-C)
・画像処理エンジン:BIONZ X
・感度:ISO100〜25600(ISO51200相当までの増感が可能)
・最速シャッタースピード:1/4000秒
・AFシステム:425点(位相差AF)/169点(コントラストAF)
・連写:約11コマ/秒(AF追従)
・電子ビューファインダー:約235万ドット、倍率約1.07倍(35mm版換算約0.70倍)
・モニター: 3.0型チルト式液晶(約92.1万ドット)
・その他:4K/30p 24p動画記録(24p記録時は全画素読み出し)

ソニーのデジタル一眼カメラ「αシリーズ」の最新モデル。αシリーズでは、Eマウントを採用するミラーレス一眼として、35mmフルサイズセンサーを採用する「α7シリーズ」と、APS-Cセンサー採用する4桁型番モデルの2ラインが用意されている。「α6300」は、4桁型番モデルの最上位に位置するハイスペックなミラーレス一眼だ。

従来モデルとなる「α6000」は、像面位相差AFとコントラストAFを併用する「ファストハイブリッドAF」を採用し、ミラーレス一眼としてはクラス最高レベルとなる高速で追従性にすぐれたオートフォーカスを実現し、高い評価を得た。ユーザーレビューでも「一眼レフに匹敵する高速オートフォーカス」というクチコミがあったほどだ。その後継となるα6300では、新開発センサーの採用によって、オートフォーカス性能が進化。画面のほぼ全域を高密度にカバーする425点の像面位相差AFセンサーの採用や、センサーの読み出し速度の高速化などによって、従来以上に高速で高精度なオートフォーカスを実現している。合焦速度は世界最速をうたう「0.05秒」だ。さらに、200点以上の微細なAF枠を被写体位置に集中配置する「高密度AF追従テクノロジー」という、被写体追従性を向上する新開発技術が搭載されているのも見逃せない。連写時の表示タイムラグを改善する新技術も搭載されており、連写中もほぼタイムラグなしで映像を表示しながら最高約8コマ/秒の高速連写が可能だ(※従来の表示モードでは約11コマ/秒の高速連写が可能)。

また、動画撮影機能が充実しているのも、このミラーレス一眼の特徴。最大約100Mbpsの高ビットレートでの4K 24p/30p記録が可能なうえ、4K 24p記録時は、Super 35mmフォーマット(APS-Cサイズ相当16:9)での、画素加算のない全画素読み出しに対応。4K 24p記録時は4K映像に必要な画素数(約8MP)の約2.4倍の情報量を使ってオーバーサンプリングを行い、非常に精細感の高い映像を生成する。

スペックをチェックすると、APS-Cセンサーを搭載するミラーレス一眼としては現時点で最高性能を誇ると言っても過言ではない。そのうえで、小型・軽量ボディを実現しているのが魅力だ。ユーザーレビューでは、「AF速度・追従性がすばらしい」「暗いところでもAF速度は問題ない」といったようにオートフォーカスに関する書き込みが見られるが、携帯性の高さを評価する声も多い。ボディサイズは約120.0(幅)×66.9(高さ)×48.8(奥行)mmで、重量は約404g(バッテリーとメモリースティックPROデュオを含む)。APS-Cサイズの大型センサーや、ソニーの最新技術を搭載していること考慮すると、持ち運びやすいコンパクトなボディにまとまっている。

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新世代のセンサー&エンジンで画質力がアップしたフラッグシップモデル
富士フイルム「X-Pro2」

主なスペック
・撮像素子:有効約2430万画素CMOSセンサー(APS-C、ローパスフィルターレス)
・画像処理エンジン:X-Processor Pro
・感度:ISO200〜12800(ISO100相当までの減感、ISO51200相当までの増感が可能)
・最速シャッタースピード:1/8000秒
・AFシステム:77点(最大273点)
・連写:約8.0コマ/秒(AF追従)
・ファインダー:EVF/OVF切り替え式(EVF約236万ドット)
・モニター:3.0型液晶(約162万ドット)
・その他:「ACROS」モード、グレイン・エフェクト

富士フイルム「Xシリーズ」のミラーレス一眼の新しいフラッグシップモデル。Xシリーズのミラーレス一眼は、富士フイルム独自のカラーフィルター配列「X-Transカラーフィルター」を採用するなどして、従来より高画質で定評のある製品だ。「X-Pro2」は、その最上位に位置するモデルとして、新世代の撮像素子と画像処理エンジンを搭載。「Xシリーズ史上最高画質」をうたう高画質を実現しており、ユーザーからも高い評価を得ている。価格は価格.com最安価格で16万円台とミラーレス一眼としては高額な製品だが、デジタル一眼カメラカテゴリーの売れ筋ランキングでは、ミラーレス一眼の中で4位に位置している。

ユーザーレビューの満足度は「4.94」で、前述のPENTAX K-1、D500とほぼ同じ点数だ(PENTAX K-1、D500とは0.01ポイントの差)。画質については、「解像度、階調、発色のよさ、高感度のノイズの少なさは他社のAPS-C機と比較して一枚上手」「現時点でもっとも理想に近い画質」「さらに解像度が上がって鮮明の一言。目が醒めるような画質に興奮」といったように絶賛する声が非常に多い。富士フイルム独特のすぐれた色描写や、従来より定評のある高感度画質を評価するクチコミも多いが、X-Pro2では、解像力の高さを押す声が目立つ。Xシリーズで最高画素となる有効約2430万画素の新開発APS-Cセンサー「X-Trans CMOS III」(光学ローパスフィルターレス仕様)を採用することで、従来以上に解像感にすぐれた写真を撮れるようになったのだ。

操作性では、電子ビューファインダー(EVF)と光学ファインダー(OVF)を切り替えられる「ハイブリッドビューファインダー」が進化。光学ファインダー上にEVFの小窓を同時表示する「エレクトロニックレンジファインダー(ERF)」が追加され、EVF/OVF/ERFの3種類のファインダー表示を選択できるようになった。さらに、オートフォーカス性能も大幅に向上し、画面の約40%が像面位相差エリアとなる77点(微細化時273点)の新システムを採用。従来よりも高速なピント合わせが可能になっている。

撮影機能では、「PROVIA/スタンダード」や「Velvia/ビビッド」「ASTIA/ソフト」といった写真フィルムの名前を冠した設定が用意される「フィルムシミュレーション」に、世界最高水準の粒状性と豊かな階調を持つ白黒フィルムのモード「ACROS」モードが追加されたのがトピック。デジタルモノクロの可能性を広げる機能として、ユーザーからの評判も上々だ。フィルム写真の粒状感を再現する新機能「グレイン・エフェクト」も搭載されている。

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往年のハーフサイズ一眼レフをモチーフにした高品位デザインのミラーレス
オリンパス「PEN-F」

主なスペック
・撮像素子:有効約2030万画素 Live MOSセンサー(4/3型、ローパスフィルターレス)
・画像処理エンジン:TruePic VII
・感度:ISO200〜25600(ISO80相当までの減感が可能)
・最速シャッタースピード:1/8000秒
・AFシステム:81点測距
・連写:約5コマ/秒(AF追従)
・電子ビューファインダー:約236万ドット、倍率約1.23倍(35mm判換算約0.62倍)
・モニター:3.0型バリアングル式タッチパネル液晶(約104万ドット)
・その他:ボディ内5軸手ブレ補正(補正効果5段)、モノクロ/カラープロファイルコントロール、50Mハイレゾショット

オリンパスのミラーレス一眼は、マイクロフォーサーズ規格を採用し、高品位なデザインのコンパクトボディに高性能・高機能を搭載する点で人気を集めている。その最新モデルとなる「PEN-F」は、オリンパスらしさを極めたモデルとして登場。特にデザインへのこだわりが非常に高いカメラとなっている。

カメラのボディラインとシルエットは、世界初のハーフサイズ一眼レフ「ペンF」を継承。トップカバーとフロントカバーにはマグネシウムを、底面と削り出しダイヤルにはアルミを採用し、高品位なボディに仕上がっている。さらに、前面と上面のダイヤル・ボタンなどの操作部がすべて円形でデザインされている点や、底面を含めて外側からはネジが見えないように作られている点、3.0型バリアングル式液晶モニター(約104万ドット)の裏側にボディ外装と同じ革調素材を採用する点など、こだわりは細部まで及ぶ。ユーザーレビューでも、「レトロ調かつ古さを感じさせないデザインと作りがいい」「クラシックで高級感のあるすばらしいデザイン」といったようにデザインの評価が高くなっている。

さらに、124.8(幅)×72.1(高さ)×37.3(奥行)mmで重量約427 g(付属バッテリーおよびメモリーカード含む)の小型・軽量ボディを実現しているうえ、ボディの重量バランスや、ダイヤルなどの操作感にすぐれるのもポイント。ユーザーレビューでは、「ボディは軽すぎず重すぎずで高級感を損なわない。携帯性も抜群」「反応はどの点をとっても敏感。ボディも軽く持ちやすい。メインスイッチのオン・オフの感触も素敵」といった意見が見られる。

デジタルカメラとしての性能も高く、約236万ドットの有機ELデバイスを採用する電子ビューファインダーを採用。倍率は1.23倍(35mm判換算約0.62倍)で、クリアで大きな見え方をするファインダーに仕上がっている。また、オリンパスのデジタルカメラは高性能なボディ内手ブレ補正機能を搭載するのが特徴になるが、PEN-Fは、現時点で最高性能となる5軸対応のボディ内手ブレ補正機能を搭載。多彩な機能を使えるのも特徴で、新機能としては、フィルム選び・現像・焼付けといったフィルムカメラのプロセスをファインダー内で楽しめる「モノクロ/カラープロファイルコントロール」というユニークな撮影機能を搭載している。

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コンパクトボディに高性能ファインダーを搭載した「GX7」の後継モデル
パナソニック「LUMIX GX7 Mark II」

主なスペック
・撮像素子:有効約1600万画素 Live MOSセンサー(4/3型、ローパスフィルターレス)
・画像処理エンジン:ヴィーナスエンジン
・感度:ISO200〜25600(ISO100相当の減感が可能)
・最速シャッタースピード:1/4000秒
・AFシステム:49点測距
・連写:約6コマ/秒(AF追従)
・電子ビューファインダー:約276万ドット、倍率約1.39倍(35mm版換算約0.7倍)
・モニター: 3.0型チルト式タッチパネル液晶(約104万ドット)
・その他:ボディ内5軸手ブレ補正(補正効果4段)、4K 30p/24p記録の動画撮影、4K PHOTO

2013年発売のロングセラー「LUMIX GX7」の後継モデルで、2015年8月発売の「LUMIX GX8」の下位に位置する、マイクロフォーサーズ規格の最新ミラーレス一眼。コンパクトボディにボディ内手ブレ補正機能や高性能な電子ビューファインダーを搭載するというLUMIX GX7の製品コンセプトはそのままに機能を強化したモデルだ。

撮像素子は、LUMIX GX7と同じ有効約1600万画素のLive MOSセンサーで、光学ローパスフィルターレス仕様に変更したことで解像力が向上。ボディ内手ブレ補正機能は、5軸補正に進化したうえ、レンズ内の手ブレ補正と連動する「Dual I.S.」になった。最速シャッタースピードは1/4000秒に抑えられているが、電磁駆動方式の小型メカニカルシャッターを新たに採用したことで、シャッター音の静音化を実現しているのもポイントだ。電子ビューファインダーのスペックは、LUMIX GX7と同じ、約276万ドットで倍率約1.39倍(35mm版換算約0.7倍)となっている。

機能が充実しているのも特徴で、4K 30p/24pの動画撮影記録が可能。4K動画記録を静止画撮影に応用する「4K PHOTO」にも対応し、30コマ/秒での高速連写が可能な4K連写が可能。撮影後に好きなフォーカスポイントの写真を選べる「フォーカスセレクト」も利用できる。仕上がり設定の「フォトスタイル」には、質感描写にこだわった「L.モノクローム」が新たに加わった。

これだけの性能・機能を搭載しながらも、約122(幅)×70.6(高さ)×43.9(高さ)mmで重量約426g(ボディキャップなし、バッテリー、メモリーカード含む)とコンパクトボディをキープ。コストパフォーマンスにすぐれるのも特徴で、ボディ単体の価格.com最安価格は8万円台だ。デジタル一眼カメラカテゴリーの売れ筋ランキングでは、ミラーレス一眼の中で5位となっている。

真柄利行(編集部)

真柄利行(編集部)

体力勝負ならそこそこ強い編集部デスク。カメラやAV家電を中心に製品のレビュー記事を担当しています。撮られるのは苦手ですが撮るのは好きです。

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