スズキは、軽ハイトワゴン「スペーシア」のSUVライクな派生モデル、「スペーシアギア」のティザーサイトを公開するとともに、12月中に発売する旨を告知した。
スズキ「スペーシアギア」のティザーサイト(http://www.suzuki.co.jp/car/spacia_gear/special/)
当記事公開時点では、価格やグレード、スペックなどは未公表だが、現時点で公開されている情報をみなさんへお伝えしたい。グレードは、「HYBRID XZ TURBO」と「HYBRID XZ」グレードの2種類がラインアップされている。公表されている主な仕様と装備については、以下の通りだ。
-HYBRID XZ TURBO-
[主な仕様]
エンジン:DOHC VVTターボエンジン
駆動方式:2WD、4WD
トランスミッション:CVT
[主な装備]
LEDヘッドランプ(ハイ/ロービーム、オートレベリング機構付)、LEDフロントフォグランプ、14インチアルミホイール、後席両側ワンアクションパワースライドドア/スライドドアクローザー、本革巻ステアリングホイール/本革巻シフトノブ、スリムサーキュレーター、パーソナルテーブル[後席右側]、パドルシフト、クルーズコントロールシステム
-HYBRID XZ-
[主な仕様]
エンジン:DOHC 吸排気VVTエンジン
駆動方式:2WD、4WD
トランスミッション:CVT
[主な装備]
LEDヘッドランプ(ハイ/ロービーム、オートレベリング機構付)、LEDフロントフォグランプ、14インチアルミホイール、後席両側ワンアクションパワースライドドア/スライドドアクローザー、本革巻ステアリングホイール、スリムサーキュレーター、パーソナルテーブル[後席右側]
またボディカラーは、2トーンが5色、単色が3色の全8色が用意されている。
-2トーンカラー-
アクティブイエロー/ガンメタリックルーフ
ブリスクブルーメタリック/ガンメタリックルーフ
ツールグリーンパールメタリック/ガンメタリックルーフ
オフブルーメタリック/ガンメタリックルーフ
フェニックスレッドパール/ガンメタリックルーフ
-単色-
ピュアホワイトパール
ブルーイッシュブラックパール3
スチールシルバーメタリック
スズキ「スペーシアギア」のラゲッジルーム。フロアが防汚仕様のため、泥のついたMTBなどもそのまま入れることができる
スズキ「スペーシアギア」のフルフラットモードを生かせば、サーフボードなども積み込むことができる
スペーシアギアでは、ラゲッジルームのフロア面とリアシート背面が防汚仕様となっている。そのため、たとえば泥や汚れのついた荷物を積んでもすぐにふき取ることができる。
また、フロントシート、リアシートは撥水加工のブラックシートを採用。そのため、濡れたままシートに座っても大丈夫だ。
スズキ「スペーシアギア」のエクステリア
左がスズキ「スペーシア」、右が「スペーシアカスタム」
左がスズキ「ジムニー」、右が「ハスラー」
注目したいのが、スペーシアギアのエクステリアだ。丸いライトが特徴的なスペーシアギアのフロントフェイスは、「ジムニー」や「ハスラー」などスズキの軽SUVであることを連想させつつも、見比べるとジムニーやハスラー、そしてノーマルのスペーシアやスペーシアカスタムとも異なる個性を打ち出している。
なお、わずかではあるが、現時点で公開されたスペックや仕様から、基本性能そのものはスペーシア、スペーシアカスタムと変わらないと考えられる。
スズキ「スペーシアギア」のインパネ
インテリアでは、助手席側にあるインパネアッパーボックスの上部デザインが変更されているほか、インパネカラーがシルバー色となっていて、よりSUVらしさが強調されている。
また、スペーシアギアではスズキセーフティサポートなどの安全装備も、ノーマルのスペーシアと変わらずしっかりと装備されている。
-スズキ セーフティサポート-
デュアルセンサーブレーキサポート
後退時ブレーキサポート
誤発進抑制機能
後方誤発進抑制機能
車線逸脱警報機能
ふらつき警報機能
ハイビームアシスト
先行車発進お知らせ機能
標識認識機能
ヘッドアップディスプレイ
全方位モニター用カメラ
アウトドアテイストを盛り込んだスペーシアギアは、柔和なスペーシア、都会的なスペーシアカスタムとあわせて、スペーシアの人気をさらに高めてくれそうだ。スペーシアギアはジムニーのような高い走破性を持ってはいないが、ラゲッジルームの広さを武器にキャンプ道具を詰め込んだり、MTBやスノボ、サーフボードを積んだり、フルフラットにすれば車中泊も可能となるなど、さまざまなアウトドアのツールとして活躍するはずだ。
ここ最近のスズキは、12月下旬に注目の新型車を披露することが多いので、今回も12月下旬にかけて発表されるのではないかと推測される。