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フローティングモデルは、230車種以上に対応!

「彩速ナビ」新製品は“浮く”!「フローティング機構」初採用の9V型モデルが登場

JVCケンウッドは、カーナビゲーション「彩速ナビ」の最上位モデルである「TYPE M」シリーズの新製品を、5月下旬から順次発売開始すると発表した。

彩速ナビ初の「フローティング機構」を備えた新モデル「MDV-M907HDF」

彩速ナビ初の「フローティング機構」を備えた新モデル「MDV-M907HDF」

発売されるのは、後述する「フローティング機構」を備えた9型ディスプレイの「MDV-M907HDF」を筆頭に、9型ディスプレイのインダッシュモデル「MDV-M907HDL」、7型ディスプレイのインダッシュモデル「MDV-M807HDW」「MDV-M807HD」の計4機種だ。市場想定価格や発売予定日については、以下のとおりだ。

■彩速ナビ「TYPE M」シリーズ新製品の市場想定価格と発売予定日
・9型フローティングモデル「MDV-M907HDF」
135,000円/7月上旬
・9型モデル「MDV-M907HDL」
125,000円/5月下旬
・7型モデル(200mmワイド)「MDV-M807HDW」
85,000円/5月下旬
・7型モデル(180mm)「MDV-M807HD」
85,000円/5月下旬
※価格はいずれも税別

「フローティング機構」の採用によって、7インチ開口の2DINを持つ車種にも9型の「MDV-M907HDF」を搭載することが可能になった

今回、彩速ナビで初となる「フローティング機構」が、最上位モデル「MDV-M907HDF」へ新たに採用された。フローティング機構を搭載するカーナビと言えば、パナソニックの「ストラーダ F1X」が有名だが、このフローティング機構のメリットは一般的な7インチ開口の2DINスペースには収まらないような大画面を実現できることだ。これまでも、「車種別専用パネル」を別途購入することによって一部の車種に取り付け可能な大画面モデルもあったが、搭載できる車種は限られてしまっていた。今回、MDV-M907HDFにフローティング機構を採用することによって、230以上もの車種に装着できるようになったことはかなり大きなメリットだ。

フローティング機構の利点は、取り付け可能な車種数が多いことだけではない。フローティングさせることによって、ディスプレイが手前へと近づくので画面が見やすくなり、手が届きやすくなるので操作しやすくなるなどのメリットもある。

以前、ストラーダ F1Xを試したことがあったのだが、画面が近づくことによって実際の画面サイズよりも1インチは大きく感じ、そのときには「画面が大きい!」と思わず声に出してしまうほどだった。9インチの画面を持つMDV-M907HDFであれば、10インチに近い感覚だろう。さらに、ドライバーに近づくことによって視認性や操作性も抜群によくなる。手を遠くへ伸ばすような感覚が少なくなり、自然に操作することができるのだ。筆者はあまり目がいいほうではないこともあって、フローティング機構を持つカーナビは見やすく、操作しやすいのでとても魅力的に映った。

DVDやSDカードなどのメディア挿入口はディスプレイの裏側に設けられており、ディスプレイを手前に倒すことでメディアをセットすることができる

MDV-M907HDFのディスプレイは、位置を調整することが可能だ。奥行きを2段階、高さを4段階で調整できる。さらに、ディスプレイの角度を手前に60°、奥に10°まで動かすことができるので、たとえば日差しが当たって見えにくいときなどでも、ディスプレイの角度を変えることで、見やすい位置へと調整することができる。

画像は、「MDV-M907HDL」のトヨタ「RAV4」への装着例

画像は、「MDV-M907HDL」のトヨタ「RAV4」への装着例

なお、今回フローティングモデルと同時に発表されたインダッシュタイプの9型モデル「MDV-M907HDL」は、「RAV4」「ヴォクシー」「ハリアー」など、9インチ開口を持つトヨタ車に装着可能となっている。

「MDV-M907HDF」「MDV-M907HDL」の2機種は、「HDMI入力」に対応しているのも特長のひとつだ

「MDV-M907HDF」「MDV-M907HDL」の2機種は、「HDMI入力」に対応しているのも特長のひとつだ

9型モデルの「MDV-M907HDF」「MDV-M907HDL」には、もうひとつの特長がある。この2つのモデルは、「HDMI入力」に対応しているのだ。これによって、スマートフォンやデジタルカメラ、ビデオカメラなどと彩速ナビをHDMIケーブルで接続し、高画質な映像や画像を大画面で見ることができる。たとえば、家族や恋人などと楽しい1日を過ごした映像がどうなっているのか、帰り際にすぐに見返したくなるときもあるだろう。そんなときに、家に帰ってからでなくても、帰路のクルマの中でみんなで見ることができれば、車内はとても盛り上がるはずだ。

彩速ナビには、9型モデルだけでなく7型モデルにも「HDパネル」が搭載されていることに注目したい

彩速ナビには、9型モデルだけでなく7型モデルにも「HDパネル」が搭載されていることに注目したい

また、今回の新型・彩速ナビでは、9型モデルだけでなく7型モデルにも注目したい。なぜなら、9型の上位モデルだけでなく、7型モデルにも1,280×720ピクセルの「HDパネル」が採用されているからだ。

彩速ナビのHDパネルは、昨年2019年モデルで初搭載された。以前、2019年の「彩速ナビ 新製品発表会」会場で実機を見たことがあるのだが、HDパネルによる新緑の映像の鮮やかな発色や、夜景の映像の光の点の1つひとつの鮮明さに驚いた記憶がある。

HDパネル搭載モデルの視野角は上下左右で170°と広く、斜めからのぞき込むような角度でも画面を見ることができる

さらに、HDパネルを採用することによって、上下左右で170°という広視野角に対応している。これまでのWVGAパネルでは上下120°、左右140°であったことから、より角度がついた状態でも視認性が高まっている。カーナビは、人や車種によって見る角度はまちまちで、助手席の人が操作することもあることなどから、視野角は広いほうが使い勝手は高まる。

高精細のディスプレイパネルを、上位の一部モデルだけに搭載するメーカーや機種もある中、彩速ナビでは7型モデルでも高画質の映像を見ることができる。そのような点を含めて、MDV-M807HDW、MDV-M807HDも魅力的な製品であることは見逃せない。

もちろん、音質に関しては、「MQA(Master Quality Authenticated)」と呼ばれる高音質フォーマットに対応しているほか、「DSD」「FLAC」「WAV(192kHz/24bit)」など、さまざまなハイレゾ音源フォーマットの再生が可能だ。また、ハイレゾ音源をBluetooth接続で転送することができる高音質コーデックの「LDAC」にも対応している。

新彩速ナビでは、2019年モデルに引き続き「オーガニックGUI」を採用。カーナビ以外にもオーディオや天気などさまざまな情報をグラフィカルに表示してくれる

操作性については、2019年の彩速ナビで初採用された「オーガニックGUI」を、今回の新モデルにも引き続き搭載している。ナビの情報や速度などの自車情報、オーディオなどさまざまなソースをグラフィカルに表示し、ドラッグなどで快適に操作できるインターフェイスだ。

画像は、フローティングモデル「MDV-M907HDF」をトヨタ「ハイエース スーパーGL」に装着した例。さまざまな車種に搭載可能になったメリットはとても大きい

彩速ナビが今回フローティング機構を備えたことは、非常に大きい。これまで、フローティング機構を持つカーナビと言えばパナソニックのストラーダF1Xの知名度が非常に高く、大画面のカーナビを買いたいのに搭載できない車種を持つユーザーの多くは、ストラーダF1Xに流れていたように思える。だが、今回、彩速ナビがフローティング機構に対応したことで、ユーザーの選択肢が増えたことは喜ばしいかぎりだろう。

価格.comのカーナビランキングにおいても、2019年の彩速ナビ9型モデル「MDV-M906HDL」は売れ筋ランキング2位(2020年5月12日時点)と、かなりの上位に位置している。

そして今回、先代をさらに上まわる魅力を備えた「MDV-M907HDF」は、MDV-M906HDLを超える人気を得るに違いない。

桜庭智之(編集部)

桜庭智之(編集部)

PC、AV家電を中心に幅広く担当。クルマ好きのため、週末はフラフラと1000km超を運転する長距離ドライバーと化します。

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