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標準グレードのLXで319万円から

ホンダ 新型「シビック」の価格が判明! 約24万円の値上げで選ぶ価値はある!?

2021年6月24日に世界初公開された、ホンダ 新型「シビック」。日本市場には、新型シビックのハッチバックモデルが導入されることも同日、明らかとなった(セダンは、日本市場では発売されない)。

ホンダ 新型「シビック」のハッチバックモデルが、日本でまもなく発売される

ホンダ 新型「シビック」のハッチバックモデルが、日本でまもなく発売される

シビックの製品画像
ホンダ
4.17
(レビュー68人・クチコミ3298件)
新車価格:319〜353万円 (中古車:13〜1359万円

今後の発売スケジュールについて、ホンダの販売店では以下のように述べている。「2021年7月上旬ごろから価格を明らかにして、予約受注を開始した。7月下旬からはメーカーに注文を入れられる。8月上旬には正式に発表され、9月上旬には納車をともなう発売となる。それ以降、試乗車なども配車される予定だ」。

販売店で明らかにされた、新型シビックの価格は以下の通りになる。

■ホンダ 新型「シビック」のグレードラインアップと価格
・LX:3,190,000円
・EX:3,539,800円
※6速MT、CVTともに同価格
※価格はすべて税込

ホンダ 新型「シビック」の走行イメージ

ホンダ 新型「シビック」の走行イメージ

従来のシビック(ハッチバック)には、直列4気筒1.5Lターボエンジンが搭載されており、価格は2,948,000円であった。新型は、LXで3,190,000円(いずれも税込)なので、先代と比べると242,000円高い。エンジンは、新型でも同排気量の1.5Lターボが搭載されているが、動力性能などは先代に比べて進化している。ホイールベースも、新型では35mm拡大されて2,735mmになり、後席の足元空間が広がっているなど、快適性も向上している。

安全装備については、従来型でも「HondaSENSING」が採用されており、衝突被害軽減ブレーキや運転支援機能が備えられていた。だが、新型ではさらに進化して、ベーシックなLXにも、ペダルの踏み間違い事故などを防ぐ「誤発進抑制機能」や、後方の並走車両などを知らせてくれる「ブラインドスポットインフォメーション」、対向車などを検知してヘッドランプのハイ、ロービームを自動で切り替えてくれる「オートハイビーム」などが標準装備される。さらに、快適装備としては、新型「フィット」や「ヴェゼル」にも搭載されている、通信機能を備えた次世代ディスプレイ「Honda CONNECTディスプレイ」や「ETC2.0車載器」などが標準装備されている。

いっぽう、従来のシビックハッチバックには標準装備されていたが、新型では上級のEXでないと備わらない装備もある。運転席と助手席シートの「電動調節機能」や「LEDフォグランプ」などは、新型のLXには標準装備されていない。

前述した装備の違いを踏まえたうえで、新型LXの価格は前述の通り242,000円高い。多少割高ではあるものの、居住性や走行性能の向上、安全装備や運転支援機能の充実など機能は相応に向上している。

ホンダ 新型「シビック」の上級グレード「EX」

ホンダ 新型「シビック」の上級グレード「EX」

ホンダ 新型「シビック」の標準グレード「LX」

ホンダ 新型「シビック」の標準グレード「LX」

また、LXとEXのグレード選びについても考えてみよう。1.5L直列4気筒ターボエンジンの性能などは共通なので、グレード間の主な違いは装備の差になる。上級のEXには、ハイビーム状態を保ちながらLEDの調節によって対向車などの眩惑を抑えてくれる「アダプティブドライビングビーム」や、「LEDアクティブコーナリングライト」「LEDフォグランプ」、運転席と助手席シートの「電動調節機能」、「BOSEサウンドシステム」、「上級シート表皮」などが採用されている。これらの装備を価格に換算すると約40万円だが、EXとLXの価格差は349,800円に収まっている。EXに加わる装備に魅力を感じるのであれば、EXはやや割安なので選ぶ価値があるだろう。

逆に、実用性重視のユーザーであれば、LXで十分だろう。販売店によると「新型シビックでは、従来型から乗り替えるお客様が多い」とのことからも、価格差の少ないLXのほうが選びやすい。

LXで3,190,000円、EXで3,539,800円という新型シビックの価格は、ミドルサイズの国産ハッチバックとしては少々高めの価格設定となっている。そのため、この価格帯をライバル車に当てはめると、輸入車が該当しやすい。

新型「シビック」に近い価格帯の車種として、フォルクスワーゲン「ゴルフ」のeTSIアクティブなどがあげられる

新型「シビック」に近い価格帯の車種として、フォルクスワーゲン「ゴルフ」のeTSIアクティブなどがあげられる

たとえば、フォルクスワーゲン「ゴルフ」に1L直列3気筒ターボエンジンを搭載したeTSIアクティブ(3,125,000円)や、アウディ「A3」に1L直列3気筒ターボエンジンを積んだスポーツバック30TFSIアドバンスト(3,460,000円)、プジョー「308」に1.5Lクリーンディーゼルターボエンジンを搭載するアリュールブルーHDi(3,180,000円)などが、新型シビックとほぼ同じ価格帯に収まる。

日本車のライバル車を探すと、マツダ「MAZDA3 ファストバック」の1.8Lクリーンディーゼルターボエンジン搭載車が該当するが、価格が吊り合うのは装備を最も充実させている上級モデルのXD バーガンディセレクション(3,044,555円)になる。もしくは、MAZDA3では割高なSKYACTIV-X搭載車(価格帯は3,198,148円から3,688,463円)が近い価格設定だ。そのほか、日本車のミドルサイズハッチバックでは、トヨタ「カローラスポーツハイブリッドG・Z」(2,841,000円)、スバル「インプレッサスポーツ STIスポーツ」(2,706,000円)といったあたりが競合車種となることを考えると、新型シビックの価格は少々高めだ。

新型「シビック」に近い価格帯のホンダ車としては、セダンの「インサイト」があげられる

新型「シビック」に近い価格帯のホンダ車としては、セダンの「インサイト」があげられる

なお、ホンダ車同士で比べると価格が近いのは、1.5Lのe:HEV(ハイブリッド)を搭載するミドルサイズセダンの「インサイト」になる。主要な安全装備やカーナビなどが全車に標準装備されており、グレードはLX(3,355,000円)と、本革シートや運転席、助手席の電動調節機能などを備えた上級のEX(3,564,000円)が用意される。新型シビックと比べると、インサイトは、e:HEVを搭載しながら割安なことに気付く。

以上のように、新型シビックは上質なクルマではあるのだが、価格については少々高めという結果になった。特に、価格が輸入車に近づくと、ユーザーも多くの車種と比較して検討することになる。少なくとも、LXは従来のハッチバックと同じく、300万円以下に抑える必要があったのではと思えた。

渡辺陽一郎

渡辺陽一郎

「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も大切と考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心掛けるモータージャーナリスト

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新車価格:319〜353万円 (中古車:13〜1359万円
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