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スズキ「スイフト」は3代目なら低予算で良質な中古車が狙える!

スズキと言えば、軽自動車のイメージが強いメーカーかもしれないが、実はコンパクトカーの領域においても、近年は高い評価を集めているということをご存じだろうか?

今回、そんなスズキを代表するコンパクトカーである「スイフト」の中古車を狙う際に、おすすめの世代や仕様などをご紹介したい。

スズキ「スイフト」(3代目)

スズキ「スイフト」(3代目)

スイフトの製品画像
スズキ
4.29
(レビュー415人・クチコミ8445件)
新車価格:153〜208万円 (中古車:1〜318万円

スイフトは現在、4代目モデルが2016年から販売されているが、今回は中古車ということもあるので、先代の3代目以前のモデルにスポットを当てて、紹介していこう。

2代目モデルで大きく進化を果たした「スイフト」

日本におけるスイフトは、2000年1月に登場したものが初代モデルとなる。日本における、と前置きしたのは、日本国外においてはスイフトの車名を持つ車種がすでに存在していたからである。

スズキ「スイフト」(初代)

スズキ「スイフト」(初代)

2000年に登場した初代スイフトは、当時のスズキの普通車用のプラットフォームが採用されていた。サイドパネルやドアなどは、軽自動車である「Kei」のものを流用していたことで軽自動車ベースと勘違いされることも多かったが、れっきとした普通車用のプラットフォームが使用されていた。

ただ、Keiのボディパネルの流用などによってコストは抑えられており、1.3Lエンジンを搭載していながら最も安価な仕様では新車価格で79万円という圧倒的な低価格と、5ドアハッチバックの使い勝手のよさで、手ごろな価格の車両を求める層に対して一定の人気を誇っていた。

スズキ「スイフト」(2代目)

スズキ「スイフト」(2代目)

そして、スイフトの評価を大きく押し上げたのが、2004年11月に登場した2代目モデルだ。2代目のスイフトは、スズキの世界戦略車として開発され(先代モデルも輸出されていたが)、新設計のプラットフォームを採用。欧州車を研究して生まれた新規プラットフォームによって、骨太な走り味を手に入れることに成功したのである。

それと同時に、内外装のデザインも軽自動車の延長線上にあった先代に対して、カタマリ感と高い質感を持ったものとなり、スズキの評価を一気に押し上げた立役者となったのだった。

スズキ「スイフト」(3代目)

スズキ「スイフト」(3代目)

高い評価を集めた2代目の後を受けて、2010年8月に登場した3代目スイフトは、スタイリングこそ先代のキープコンセプトであったものの、プラットフォームをより軽量かつ高剛性なものへと刷新。ボディサイズを拡大し、ホイールベースを延長したことで、さらに安定感のある走りを実現していた。

エンジンは、先代よりも小排気量な1.2Lに統一されたが、1トンを切る軽量ボディ(2WD車)と高効率なCVTの採用によって(5速MTも継続設定)、先代に劣らない動力性能と、さらに高い燃費性能を持ち合わせていたのも特徴だった。

もうひとつのスイフトの柱、「スイフトスポーツ」

歴代スイフトを語るうえで外すことができないのが、ホットモデルの「スイフトスポーツ」だろう。

スズキ「スイフトスポーツ」(初代)

スズキ「スイフトスポーツ」(初代)

スイフトスポーツの製品画像
スズキ
4.67
(レビュー251人・クチコミ12005件)
新車価格:201〜208万円 (中古車:13〜448万円

初代スイフトスポーツは、ベース車が一部改良を受けた2003年6月に登場し、日本仕様にはラインアップされていなかった高剛性な3ドアハッチバックボディに、専用チューニングの1.5Lエンジンを搭載。足回りやクロスレシオ化された5速MTに、リアブレーキのディスク化、ボディ剛性アップパーツやレカロ社製のバケットシートなどを標準装備する、ホッテストモデルとなっていた。

スズキ「スイフトスポーツ」(2代目)

スズキ「スイフトスポーツ」(2代目)

続く2代目は、2005年9月に登場。ボディは、ベース車と同じく5ドアハッチバックとなったが、左右2本出しの専用マフラーを装着するために、リアのフロア形状を専用のものとし、ショックアブソーバーにはモンローを採用してさらなる走行性能の向上を果たした。搭載エンジンも、新たに専用チューニングが施されたハイオク仕様の1.6Lとなり、5速MTのほか、4速ATが設定されたのも先代と大きく異なる点だ。

スズキ「スイフトスポーツ」(3代目)

スズキ「スイフトスポーツ」(3代目)

そして、2011年12月には3代目へとバトンタッチ。エンジンは、先代と同じく1.6LのM16A型を搭載するが、可変吸気システムの採用や高効率化の実現によって、11PSアップの136PSを達成。トランスミッションはMTが6速となり、ATは4速ATからCVTになる変更を受けている。

ボディは、ベース車と同じく大型化がなされているが、徹底した軽量化によって先代モデルよりも軽量な車両重量を実現し、パワーアップしたエンジンと合わせて、大きくポテンシャルアップがなされていた。

今からスイフトの中古車を狙うなら、3代目がおすすめ!

今からスイフトの中古車を狙うのであれば、価格と性能のバランスのよい3代目モデルがよいだろう。性能的には2代目モデルも悪くないが、最終型でも12年が経過していることを考えると、万人にはおすすめしにくいというのが正直なところである。

スズキ「スイフト」(3代目)

スズキ「スイフト」(3代目)

3代目モデルであれば、比較的高年式な車両も豊富であり、逆に初期型に近いものでは車両価格で10万円を切るような格安物件も存在するため、予算に合わせてクルマ選びをしやすいという利点があるのだ。

とはいえ、日常的に使うクルマとして購入するのであれば、あまり低年式であったり過走行であったりするものはおすすめしづらいので、車両本体価格が50万円以下、かつ走行距離5万km未満の修復歴なし車に絞って検索すると、およそ100台がヒット。中には、後期型のデュアルジェットエンジンを搭載した「DJE」系の車両も射程圏内となっており、買い得感の強い選択肢と言えるだろう。

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いっぽう、スポーツ志向のユーザーが狙うであろうスイフトスポーツについてはまだまだ安定した人気があり、高年式低走行の車両では100〜130万円ほどの車両本体価格のものも珍しくない。

とはいえ、最も台数が多いボリュームゾーンは80万円台となっており、総額100万円程度の予算を考えておけば、比較的多くの車両が候補になってくるといった状態だ。

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スズキ 3代目「スイフト」の「RS」グレード

スズキ 3代目「スイフト」の「RS」グレード

また、スポーティーなスイフトがほしいが、予算が足りないというのであれば、隠れた名グレードの「RS」を狙うというのも選択肢のひとつだ。

この「RS」は、パワートレインこそベース車と同じ1.2Lエンジンとなるが、欧州モデル同等の足回りやパワーステアリングの設定に加え、控えめなエアロパーツ類を纏ったグレードで、比較的走行距離の少ない車両であっても50万円〜70万円台(MT車。AT車はさらに10万ほど安価)で流通しているので、コストパフォーマンスにすぐれているのだ。

このように、3代目スイフトはベースグレードであれば総額50万円前後で状態のよいものが狙え、使い勝手と走りのよさのバランスも取れた、絶妙な1台となっている。今まで、スイフトを軽自動車の延長線上にあるクルマだと思っていた人も、一度ステアリングを握ってみればその良さに気付くことができるはずだ。

※当記事に掲載されている中古車の価格や相場、台数、推奨モデルなどは、記事掲載時点の情報になります。

小鮒康一

小鮒康一

某大手自動車関連企業を退社後にフリーランスライターへ。かつて中古車販売店に勤務していた経験を生かし、中古車系の媒体などで執筆。国産旧車の記事を得意とするが、現行車の情報収集も欠かさない。

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4.29
(レビュー415人・クチコミ8445件)
新車価格:153〜208万円 (中古車:1〜318万円
スイフトスポーツの製品画像
スズキ
4.67
(レビュー251人・クチコミ12005件)
新車価格:201〜208万円 (中古車:13〜448万円
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