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パイオニアがカーAV新製品を続々発表! 手軽に設置できるサブウーハーもよさそう

パイオニアは、車載用サブウーハーやフリップダウンモニターなどの新製品を2023年6月8日に発表した。当記事では、それぞれの特徴や価格、スペックなどをご紹介したい。

※当記事の価格は、すべて税込み表記。メーカー希望小売価格の設定がない製品は、想定価格を記載

パワードサブウーハー「TS-WX140DA」

新しい重低音モードを追加

3種類の重低音モードを選択できる、新開発のDSPイコライザー「DIGITAL EQ」を搭載したパワードサブウーハー「TS-WX140DA」が、2023年6月に発売される。想定価格は2万円前後。

「TS-WX140DA」の本体にはパール調のマットブラック塗装が施され、大口径グリルの周囲にはシルバーラインがあしらわれるなど、質感の高い外装デザインが採用されている

「TS-WX140DA」の本体にはパール調のマットブラック塗装が施され、大口径グリルの周囲にはシルバーラインがあしらわれるなど、質感の高い外装デザインが採用されている

従来モデルの「TS-WX130DA」に採用されていた、階調豊かで深みのある音質の「DEEP」モードと、突き上げるような力強い音質の「DYNAMIC」モードに加えて、「TS-WX140DA」には自然なバランスで心地よい音質の「NATURAL」モードが新たに追加されている。また、付属のワイヤードリモコンで前述のモードを切り換えられるので、フロントシートに座りながら好みのモードを手軽に調整できる。

付属のワイヤードリモコンは、モード切り替えだけでなく、音量調整や再生帯域の可変、位相の切り替えなども行える

付属のワイヤードリモコンは、モード切り替えだけでなく、音量調整や再生帯域の可変、位相の切り替えなども行える

また「TS-WX140DA」には、「TS-WX130DA」よりも10W高められた最大170Wを発揮する「CLASS Dアンプ」が採用されており、ハイパワーと高音質を両立。高出力時においても歪みのない高音質を再生する設計によって、クリアで迫力のある重低音を実現している。

本体は、幅28cm、奥行き20cm、全高7cmのコンパクトサイズで、ラゲッジスペースのほか、さまざまなクルマのシート下にも設置できる。また、オーディオ電源からの電源供給に対応しているので、クルマのバッテリーに接続する必要のあるサブウーハーに比べて配線作業が少なく、カンタンに取り付けられる。

■「TS-WX140DA」の主なスペック
スピーカー構成:20cm×13cm 平面アルミニウム振動板サブウーハー
最大出力:170W
再生周波数帯域:
DEEPモード 20Hz〜200Hz
NATURALモード 40〜200Hz
DYNAMICモード 40Hz〜160Hz
出力音圧レベル(車室内音圧):
DEEPモード 95dB
Naturalモード 98dB
DYNAMICモード 100dB
ローパスフィルター:
50Hz〜125Hz(-12dB/oct)
最大消費電流:4.3A
コード長:スピーカーコード5m、電源コード5m、リモコン5m、RCA接続用コード0.2m
外形寸法:280mm(幅)×200mm(奥行き)×70mm(高さ)
質量:3.3kg(付属品含む)

ツイーター取り付けキット「UD-K305」

「カローラクロス」のための専用設計

トヨタ「カローラクロス」専用のツイーター取り付けキット「UD-K305」が、2023年8月に発売される。希望小売価格は8,800円。

「UD-K305」は、「カローラクロス」のダッシュボードにマッチするブラックを基調としながら、シルバー加飾が施されることで存在感を強調させるデザイン

「UD-K305」は、「カローラクロス」のダッシュボードにマッチするブラックを基調としながら、シルバー加飾が施されることで存在感を強調させるデザイン

同取り付けキットは、「カローラクロス」の車室内へ自然に溶け込むようにデザインされている。専用設計によって、最適な音場とスムーズな高域再生を実現。また、「カローラクロス」に搭載されている緊急通報システムのスピーカー機能を損なうことなく、ダッシュボードの純正スピーカー取り付け位置へ手軽に設置できる。

「UD-K305」の「カローラクロス」運転席側ダッシュボードへの取り付けイメージ

「UD-K305」の「カローラクロス」運転席側ダッシュボードへの取り付けイメージ

なお、本製品にはツイーター本体は付属されていないため、「UD-K305」に適合するツイーター「TS-T930」(30,800円)もしくは「TS-T730II」(オープン価格)を組み合わせて使用する。

■「UD-K305」の主なスペック
適合車種:トヨタ「カローラ クロス」(年式:R3/9〜現在)※6スピーカー車専用
適合機種:TS-T930、TS-T730II
同梱品:ブラケット(左右)、変換コネクター(左右)、ホルダー×2、飾りリング×2、取り付け金具×2、取り付けネジ×2、スプリングワッシャー×2、ワッシャー×2、不織布テープ

13.3V型、11.6V型ディスプレイのフリップダウンモニター

モニターを閉じていても映像を楽しめる

車内の天井へ取り付けることで、後席に座って映像を楽しめるフリップダウンモニターの新製品が3機種発売される。

ひとつは、13.3V型のフルHDパネルを搭載し、高精細な大迫力の映像を再生できる最上位モデルの「TVM-FW1300II-B」(ブラック)で、発売月は2023年8月。

ほかの2機種は、11.6V型ワイドXGAパネルを搭載する「TVM-FW1100II-B」(ブラック)と「TVM-FW1100II-S」(シルバー)で、発売月は2023年7月。想定価格は、「TVM-FW1300II-B」が14万円前後で、「TVM-FW1100II-B」と「TVM-FW1100II-S」は10万円前後だ。

13.3V型フルHDフリップダウンモニター「TVM-FW1300II-B」(ブラック)

13.3V型フルHDフリップダウンモニター「TVM-FW1300II-B」(ブラック)

11.6V型ワイドXGAフリップダウンモニター「TVM-FW1100II-B」(ブラック)

11.6V型ワイドXGAフリップダウンモニター「TVM-FW1100II-B」(ブラック)

11.6V型ワイドXGAフリップダウンモニター「TVM-FW1100II-S」(シルバー)

11.6V型ワイドXGAフリップダウンモニター「TVM-FW1100II-S」(シルバー)

どのモデルも、多くのクルマの室内にマッチする洗練されたデザインが採用されており、別売の専用キットを使うことによって幅広い車種へ取り付けられる。また、本体両サイドのブルーLEDイルミネーションによって車室内が美しく演出されるほか、ドアの開閉に連動して点灯するホワイトLEDルームランプも搭載。

HDMI入力端子とビデオ入力端子を装備しているので、カーナビやスマートフォンなどを接続して、DVDやTV番組、スマートフォンの動画などさまざまな映像コンテンツを楽しめる。

また、「TVM-FW1300II-B」は光沢感があり美しさを際立たせる強化ガラスや不要な反射を抑える「ダブルARコーティング」が施されたLCDパネルを採用しており、高画質と見やすさを両立している。

さらに、「TVM-FW1300II-B」にはモニターの設置面、開閉方向を逆にすることでモニターを閉じても映像を視聴できる「エニタイムビジョン」を搭載。モニターを開いたときに後席との距離が近くなるため、後席に座って迫力のある映像を楽しめるほか、モニターを閉じて前席をフラットに倒した状態での視聴も可能だ。ほかにも、3種類の「ムードピクチャー」(青空、夜空、夕日)がプリセットされているので、モニターを閉じればサンルーフのような開放感を演出できる。

■「TVM-FW1300II-B」の主なスペック
本体寸法:385mm(幅)×242.5mm(奥行き)×37.8mm(高さ)
製品高さ(設置後):パネル閉時(0度)31.8mm/パネル開時(90度)222.9mm
パネル開閉角度 (調整範囲):0度〜125度(無段階)
本体重量:約2.4kg
画面サイズ:13.3V型
表示方式:透過型IPS液晶
駆動方式:TFTアクティブマトリックス方式
解像度:フルHD (横1,920×縦1,080)
入力端子:HDMI入力端子 1系統 (480i/480p/1080i/720p/1080p)/ビデオ入力端子 2系統/音声出力端子 1系統
付属品:電源・AVインターフェイスケーブル×1本(5.5m)、リモコン

■「TVM-FW1100II-B」「TVM-FW1100II-S」の主なスペック
本体寸法:316mm(幅)×240mm(奥行き)×37.8mm(高さ)
製品高さ(設置後):パネル閉時(0度)31.8mm/パネル開時(90度)200.5mm
パネル開閉角度 (調整範囲): 0度〜180度(無段階)
本体重量:約2.0kg
画面サイズ:11.6V型
表示方式:透過型IPS液晶
駆動方式:TFTアクティブマトリックス方式
解像度:ワイドXGA(横1,366×縦768)
入力端子:HDMI入力端子 1系統 (480i、480p、1080i、720p、1080p)/ビデオ入力端子 2系統/音声出力端子 1系統
付属品:電源・AVインターフェイスケーブル×1本(5.5m)、リモコン

10.1V型、9V型ディスプレイのプライベートモニター

スタイリッシュなデザインの後席モニター

クルマの後席に座って映像を楽しめるプライベートモニターの新商品が2023年7月に発売される。

製品ラインアップは、10.1V型ワイドXGAパネルを搭載した高画質モデルの「TVM-PW1000II」と9V型ワイドVGAパネル搭載モデル「TVM-PW930II」の2種類で、それぞれ左右のフロントシート背面に取り付けられる2台セットモデル(10.1V型は「TVM-PW1000TII」、9V型は「TVM-PW930TII」)も同時に発売される。

想定価格は、「TVM-PW1000II」が65,000円前後で2台セットの「TVM-PW1000TII」が12万円前後。「TVM-PW930II」が4万円前後で、2台セットの「TVM-PW930TII」が7万円前後だ。

10.1型ワイドXGAプライベートモニター「TVM-PW1000II」

10.1型ワイドXGAプライベートモニター「TVM-PW1000II」

9V型ワイドVGAプライベートモニター「TVM-PW930II」

9V型ワイドVGAプライベートモニター「TVM-PW930II」

両製品ともに、スタイリッシュな薄型の本体デザインが採用されており、車室内へきれいに設置できる。モニターの角度を垂直から奥に60度、手前に30度まで無段階調節が可能。後席に座る人が見やすいように、視線の位置や座高に合わせて最適な角度に調整できる。

また、ヘッドレストのシャフト部に装着した際、クルマのシートに装着されているアシストグリップや格納式テーブルなどとモニター部が干渉しない「HIGHポジションタイプ」が採用されているので、幅広い車種への取り付けが可能となっている。

「TVM-PW1000II」は、約1,677万色のフルカラーで映像を再生でき、色にじみやざらつきを抑える「3次元Y/C分離回路」が搭載されているので、ビデオ入力の映像も高精細で臨場感のある映像の再生が可能だ。

もういっぽうの「TVM-PW930TII」は、「アドバンスドシャープネス回路」を搭載することで鮮やかな色彩と奥行き感のある映像を実現している。

入出力端子は、両製品ともにHDMI入力端子を1系統、ビデオ入出力端子をそれぞれ1系統備えるほか、給電用のUSB Type-A端子も備えられているのでスマートフォンなどのガジェットを充電できる。さらに、HDMI入力に対応するヘッドホン出力端子も備えられているので、映像の音声を車内に響かせることなく、後席の乗員だけでも楽しめる。

■「TVM-PW1000II」「TVM-PW1000TII」の主なスペック
本体寸法(モニター部90度開時):259.4mm(幅)×127.3mm(奥行き)×167.0mm(高さ)
重量:約900g
画面サイズ:10.1V型
表示方式:透過型IPS液晶
駆動方式:TFTアクティブマトリックス方式
解像度:ワイドXGA(横1,280×縦800)
入出力端子:HDMI入力端子 1系統(480i、480p、1080i、720p、1080p)/ビデオ入力端子 1系統/ヘッドホン出力端子 1系統(HDMI専用)/給電端子(USB形状)1系統(DC5V/1A)

■「TVM-PW930II」「TVM-PW930TII」の主なスペック
本体寸法(モニター部90度開時):239.5mm(幅)×136.5mm(奥行き)×143.0mm(高さ)
重量:約850g
画面サイズ:9V型
表示方式:透過型TN液晶
駆動方式:TFTアクティブマトリックス方式
解像度:ワイドVGA(横800×縦480)
入出力端子:HDMI入力端子 1系統(480i、480p、1080i、720p)/ビデオ入力端子 1系統/ヘッドホン出力端子 1系統(HDMI専用)/給電端子(USB形状)1系統(DC5V/1A)

桜庭智之(編集部)

桜庭智之(編集部)

自動車関連を担当。クルマ好きのため、週末はフラフラと1000km超を運転する長距離ドライバーと化します。

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