自宅では1年中素足で生活している筆者ですが、さすがにこの時期はスリッパが必需品。しかしスリッパだけではどうしても足首から冷えてきてしまいます。そこで導入したのが、家の中で履く「ルームブーツ」。これが非常に暖かくて気持ちよかったのでご紹介させてください。
「moz」のボアルームブーツ。エルク(ヘラジカ)のワンポイントがかわいいですね
北欧スウェーデン発のブランド、「moz」のルームブーツです。足元全体を暖かく包んでくれるブーツタイプのルームシューズというのは、日本だとあまり見ないタイプですよね。
サイズは4種類、カラーバリエーションが5種類あるので、子供から大人まで適応しています。筆者は靴のサイズが28cmなのでLLサイズ、色はオーシャンブルーを選びました。
■材質
表地・裏地・底部:ポリエステル、芯材:EVA樹脂、ポリウレタン、すべり止め:MとLは合成皮革、SとLLはポリエステル&レーヨン
■カラー
ピンク、オーシャンブルー、ブラック、レンガ、グレージュ
■サイズ
S(約18〜22cm)、M(約22.5〜24.5cm)、L(約25〜26.5cm)、LL(約27〜28.5cm)
LLなのでかなり大きく見えますね。後ろにはスリットが入っています
素材はとてもやわらかいのですが、へにゃっとせずにしっかりと自立するので、ベッド脇などにすぐ履ける状態で置いておけるのがいいですね。
裏地はモコモコのボア仕様になっており、足裏に当たる部分から足首まで全体に敷き詰められています。肌触りもやさしく、素足で履くととても気持ちがいいです。
裏地全体がボア仕様。ついつい触ってしまいたくなるふわふわ感です
スリット部分で折り返して履くこともできる2way仕様で、暖かさの調節ができるほか、折り返すと見た目もとてもかわいいです。
両方折り返してみました。かわいいですよね
底面にはすべり止めが付いているので、フローリングでも安心
ブーツタイプなので、スリッパのようにスルッとは履けません、足先を入れて、かかと部分を手で持ち上げるようにして履く感じですね。ただスリットが入っているので足は入れやすく、慣れるとすぐに履けるようになりますよ。
このスリットの部分をちょっと広げて足を入れましょう
足先を入れたら、手でかかと部分を持って引き上げるようにすると履きやすいです
まずは伸ばした状態の着用写真をご覧ください。足首から上の部分もしっかり厚みがあるのがわかると思います。
どのくらいの丈があるのかわかりやすいよう、素足で履いた写真(右)も撮ってみました
モコモコのボアに包み込まれる感じで、素足で履いても十分暖かく、真冬でも靴下いらずになりそうです。伸ばして履くとふくらはぎ下部まで覆ってくれて、長時間履いていても足元が冷えてきません(11月時点の東京での体感)。
また筆者の足は甲高なのですが、きつく感じることなく、かつボア素材がしっかり当たってとても快適でした。
折り返しても足首までしっかり包んでくれます。前に少し隙間ができますが、そこから冷えてくる印象はありません
あくまでも部屋で履くルームブーツなので、履き心地は外出用のブーツとは異なります。ソールが薄く、足の左右を支えるサポート感もないため、長時間の立ち仕事や歩き回るのには向いていません。特に筆者は足の外側に重心がかかってしまうタイプなので、歩くとブーツ全体が外側に引っ張られるような感じになります。ただ、そもそも家の中で長時間歩き続けるシーンは考えにくく、くつろぐときやデスクワーク中などに履くものなのでそこは問題ないでしょう。暖かく気持ちいいという点のみでも買いだと思います。
お手入れの面でうれしいのが、水洗いできること。ただ洗濯機と漂白剤の使用は不可なので、手洗いしてあげましょう。裏面が汚れることが多いので、洗えるのは助かりますね。
乾かすときは陰干しに。洗っても縮むことはありませんでした
エルクの刺繍で左右がわかりやすいのもいいですね
床暖房があれば足裏は暖まりますが、足首あたりは冷えるもの。このルームブーツは足全体をボアで暖かく包んでくれるので、快適に過ごせますよ。筆者は素足生活を続けていましたが、加齢のせいか足の冷えを感じることがあり、それでも靴下を履かずにいたいと思っていたので、素足で履けるこのブーツはかなり重宝しています。足元の冷えにお悩みの方は、ルームブーツを検討してみてはいかがでしょう?
趣味も仕事もゲーム漬けだった人生から脱却を図り模索中。ホビーや生活雑貨記事などを書かせていただきます。