レビュー
“自宅がスタバに”は本当か?

「ネスカフェ ドルチェ グスト」専用のスタバカプセルとお店のスタバメニューを飲み比べてみた!


シアトル系らしい生き生きとしたコクが楽しめるブレンドコーヒー、エスプレッソとフォームミルクが豊かなハーモニーを奏でるカプチーノ、やわらかな甘みに心がほどけるキャラメルマキアート――。スターバックスのカフェメニューはどれもおいしく、筆者もお店にしょっちゅう足を運んでは、ちょっと洒落のめしながらくつろぎの時間を過ごしています。今回注目したのは、そんなスターバックスのカフェメニューを自宅やオフィスで気軽に楽しめる、ネスレのカプセル式本格カフェシステム「ネスカフェ ドルチェ グスト」。2019 年 4 月 1 日に史上初となる、スターバックスブランドの「ネスカフェ ドルチェ グスト」専用カプセル5 種が発売されたのです。“スタバの味”をどこまで再現できているのか、さっそく飲み比べてみましょう。

専用カプセルならミルクメニューでも 1 杯約 160 円で“スタバの味”が楽しめる

今回発売された専用カプセルは、「ハウス ブレンド」「ライトノート ブレンド」「コロンビア」のコーヒー3 種と、「カプチーノ」「ラテ マキアート」のミルクメニュー2 種の計 5 種。コーヒー3 種は 1 箱につき 12 杯、ミルクメニューは 1 箱で 6 杯楽しめます。専用カプセルの登場はそれだけでスタバ愛好者にとって朗報ですが、さらにうれしいのが、1 杯あたりの価格です。コーヒーは 1 杯約 80 円、ミルクメニューでも 1 杯約 160 円と、お店で飲むよりかなりリーズナブル。これなら気軽に「自宅でスタバ」を楽しめそうですよね。

「ネスカフェ ドルチェ グスト」の使い方は、給水タンクに水を入れ、専用カプセルをセットしてスタートボタンを押すだけと簡単。あれこれ悩むことなく、毎回ベストな湯温、湯量、抽出時間でコーヒーが淹れられるすぐれものです

上段左から、「ハウス ブレンド」「カプチーノ」、下段左から、「ライトノート ブレンド」「コロンビア」「ラテマキアート」。スタバ愛好者なら、このパッケージを見ただけでテンションが上がるのでは?

カプセル5種類を実際のメニューと飲み比べ&スタバのメニュー風にアレンジ

専用カプセルにデザインされた、おなじみのブランドロゴを眺めるだけでニヤニヤしてしまうスタバファンの筆者ですが、肝心の味はどうでしょう? スタバ好きのスタッフを集い、お店のメニューと飲み比べてみることにしました。

スタバ好きを表明しているスタッフ4名で、試飲会を開催することに。もちろんコーヒーの専門家ではありませんし、味の感じ方は人それぞれですが、そこは曲がりなりにもスタバファン。「ネスカフェ ドルチェ グスト」の専用カプセルが“スタバの味”をどこまで再現できているのか、率直にレポートしていきます

ハウスブレンド

まずは、専用カプセル「ハウス ブレンド」からテイスティングしていきましょう。ビバレッジメニューとしては対応するものがありませんが、お店で「ハウス ブレンド」の豆を購入することができます。購入した豆を挽き、ハンドドリップで抽出して味を比較してみました。

お店で売られている「ハウス ブレンド」(豆)は、香りやコクなど、すべてのバランスが取れており、ナッツやココアの風味がほのかに感じられるのが特徴です

「ハウス ブレンド」の豆を、中挽き、ハンドドリップというオーソドックスな条件で抽出します

「ハウス ブレンド」の豆を、中挽き、ハンドドリップというオーソドックスな条件で抽出します

専用カプセル「ハウス ブレンド」をマシンにセットして、抽出開始。すぐにコーヒーが滴下され始め、芳醇なアロマがふわりと広がります

ものの1分で抽出完了。うま味が凝縮された、美しい褐色のクレマが印象的です

ものの1分で抽出完了。うま味が凝縮された、美しい褐色のクレマが印象的です

<スタッフの感想>


・お店の豆もよりものどごしがスッキリとしていて、飲みやすい印象です。
・スタバの豆に比べてボディ感は若干弱いものの、苦み、コク、香りのバランスが絶妙。
・味が濃すぎず、苦みの中にしっかりと風味が感じられるのがいいですね。味の再現度は高いと思います。
・パンチは少し劣るものの、味わいと、コーヒーを口にしたときのフレーバーはかなり近いです。

ライトノート ブレンド

続いて、「ライトノート ブレンド」。こちらも対応するビバレッジメニューはありませんが、お店で豆を購入できるので、ハンドドリップと比較してみます。

豆の「ライトノート ブレンド」は、軽めのコクと、ほどよい酸味が特徴。ソフトなココアと、軽く煎ったナッツが豊かに香ります

「ネスカフェ ドルチェ グスト」で抽出した「ライトノート ブレンド」。ローストが浅めのため、見た目はミディアムローストの「ハウス ブレンド」に比べて若干明るめのブラウンに

<スタッフの感想>


・スタバの豆はシャープな味わいで、専用カプセルは味に丸みがあるイメージ、でしょうか。味の再現度は「ハウス ブレンド」ほど高くないですが、まろやかな舌触りがとてもおいしい。
・個人的には、コクも、ボディ感も、酸味も少し物足りませんでした。味の再現度は△
・華やかな風味や酸味が際立つスタバの豆に対して、専用カプセルはまろやかな味わい。クレマのふんわりとした舌触りで、そのまろやかさがさらに強調されています。
・酸味の強さが違いますね。スタバの「ライトノート ブレンド」のほうが強いです。軽くて飲みやすく、それでいて爽やかな風味が感じられるのは共通していて、サードウェーブ系が好きな人に好まれそう。

コロンビア

こちらもお店に行って豆の「コロンビア」を購入。ハンドドリップで淹れ、専用カプセルの「コロンビア」と飲み比べます。余談ですが、豆を購入したのは東京・目黒区にある中目黒駅前店。山手通り沿いに出店された次世代店舗「スターバックス リザーブ ロースタリー」で購入する予定でしたが、あまりの行列に入店を断念しました(笑)。

豆で販売されている「コロンビア」は、ほどよいコクとジューシーな味わい、ナッツを感じさせる風味が特徴のシングルオリジンコーヒーです

専用カプセル「コロンビア」の適切な湯量は30ml、つまりエスプレッソとして楽しめるように設定されています。デミタスカップを用意すれば、グッとお洒落な雰囲気に

<スタッフの感想>


・ふくよかなコクと、ジューシーな味わいがたまりません。ナッツを感じさせる風味もよく再現されています。
・躍動感のあるフレーバーがスタバの「コロンビア」にとても近い。味の再現度は◎
・コク、苦みともに強いですが、後味がすっきりとしていてしつこくありません。
・お店の「コロンビア」と同様、単調な味わいになりがちなシングルオリジンでありながら、複雑で奥深いコクが表現できていますね。

カプチーノ

ここからは、ミルクメニューを試していきましょう。まずは、筆者がいつも愛飲している「カプチーノ」。慣れ親しんだ、定番のビバレッジメニューの味わいにどこまで近づけるのでしょうか。

ミルクメニューは1杯につきミルクとエスプレッソのカプセルをひとつずつ使用します。コーヒーメニューの半分、1箱で6杯分ということですね

スチームミルクとふわふわのフォームミルク、そしてエスプレッソによって作り出される層がなんとも美しい!

スチームミルクとふわふわのフォームミルク、そしてエスプレッソによって作り出される層がなんとも美しい!

スタバさながらの本格的な出来映えに。フォームミルクの濃密な泡がボタン操作ひとつで作れてしまうのだから、本当によくできていますね

<スタッフの感想>


・ほぼスタバの味! ミルクのやさしい甘みや、口当たりのやわらかさまできっちり再現されています。
・力強いエスプレッソの苦みがミルクの甘さを際立たせる、スタバのエスプレッソにかなり近い味わい。
・ベルベットのようにきめ細かいフォームミルクが最高。本当においしい。
・味の再現度は近いです。これでミルクやエスプレッソの配分まで調節できたら、もっと「スタバの味」に近づくかも。

ミルク量の調節やトッピングなど、味を自由にカスタマイズできるのもスターバックスの魅力。というわけで、筆者のお気に入りのアレンジであるチョコレートソースとシナモンパウダーを加えてみたところ……

チョコレートソースの質や量が違うのでしょうか、「いつもの味」に比べると甘みが足りない印象に。ならばとチョコレートソースを足してみましたが、今度は甘さだけが際立ち、バランスが崩れてしまいました。似た味わいのチョコレートソースや黄金比を見つけるには、試行錯誤が必要といったところでしょうか

ラテマキアート

試飲会のラストを飾るのは、「ラテマキアート」。対応するビバレッジメニューがありませんので、市販のキャラメルシロップを加え、「キャラメルマキアート風」にカスタマイズして飲み比べてみます。

バニラシロップとスチームミルクのコンビネーションに、なめらかなフォームミルクをたっぷりと。その上からエスプレッソを注いでアクセントを付け、仕上げにオリジナルのキャラメルソースをトッピングしてサーブされるお店の「キャラメルマキアート」は、スターバックスの看板メニューのひとつです

スターバックスのキャラメルマキアートに近づけるべく、「ネスカフェ ドルチェ グスト」で抽出した「ラテ マキア―ト」に市販のキャラメルシロップを加えます。キャラメルシロップがすぐに沈んでしまい、お店の「キャラメル マキアート」のような華やかな見た目にはなりませんが、味が近ければOKでしょう

<スタッフの感想>


・専用カプセルの完成度自体は高くて、とてもおいしい。キャメルシロップの量や質をもう少し研究すれば、「キャラメルマキアート」の味の再現度も向上しそうです。
・エスプレッソの味わい自体はお店に近いものの、用意したキャラメルシロップの甘さがうまく融合しませんでしたね。
・できあがった「ラテ マキアート」にキャラメルシロップを入れただけでは、よく混ぜても味の均一性に欠けますね。お店の味を再現するには何かもうひと工夫必要かもしれません。「ラテ マキアート」としてはおいしいです。
・これはこれでおいしい。お店で提供されるものよりもビターな「キャラメルマキアート」といった味わいです。

まとめ

多くのスタバ愛好者が期待を寄せていた、「ネスカフェ ドルチェ グスト」のスターバックスブランド専用カプセル。スタッフ 4 名の総合評価は「かなりアリ」で、「スタバの味」が想像以上にしっかりと再現されていました。もちろん、もうちょっとこうだったら、ああだったらと欲を言えば切りがないのですが、試行錯誤してオリジナルの味を追求するのも楽しみ方のひとつ。これだけの再現度なら、自宅やオフィスでも十分にスターバックス気分が感じられそうです。お財布にもやさしいので、毎朝起き抜けに専用カプセルでコーヒーを淹れたり、仕事の合間にホッとひと息ついたり、さまざまな楽しみ方ができるのではないでしょうか。スタバ愛好者のひとりとして、大満足のレビューとなりました。

毛利真大

毛利真大

編プロでの広告制作、雑誌編集を経てフリーライター/エディターに。家電をはじめ、自動車、ファッション、ビジネス関連など幅広い分野で活動。86年、秋田県出身。「大曲の花火」とグミをこよなく愛する。

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