こんにちは、ペパーミントです。私はブラックコーヒーが好きで普段からよく飲むのですが、さすがにこの季節になるとやっぱり……アイスコーヒーが飲みたくなります!
なかでも最近は“コールドブリューコーヒー”こと、水出しコーヒーがお気に入りです。
通常のアイスコーヒーは、お湯で抽出したコーヒーを冷やしたものです。
いっぽうコールドブリューコーヒーは、「COLD BREW=低温で抽出」という名前の通り、低温である「水」の状態から抽出したコーヒーのことを指します。ゆっくり時間をかけて抽出するため、豆本来の旨味を味わえ、まろやかでスッキリした味わいのコーヒーが楽しめるのです!
そんな水出しコーヒーは近頃グイグイとトレンド入りしていて、コーヒーショップでの販売はもちろん、市販の商品もずいぶん増えてきました。まるで麦茶のようなパックになっていて、自宅でも手軽に作れるタイプです。
さまざまな「水出しコーヒーパック」が販売されています
しかしコーヒーは商品によってかなり味が違いますし、好みが大きく分かれるものなので、どれが自分に合うのかわかりません。そこで今回は、ポピュラーな水出しコーヒーパックを飲み比べて味わいを分類してみたいと思います!
飲み比べの前に、水出しコーヒーパックの基本の作り方をご紹介しましょう。
まずは1000mlぐらいまで入るサイズのピッチャーを準備します(麦茶を作るときのようなものでOK!)。
そこにコーヒーパックを入れます
さらにその中に規定量の水を注ぎます(写真は500ml)。常温でOK。むしろ冷えたお水だと作るまでに時間がかかってしまうのでご注意を
この後は、パッケージに記載された時間だけ待ってできあがり! 市販されているものは4〜8時間ぐらいのものがほとんどかと思います。
4時間経過したものがこちら。いい感じに水出しコーヒーができました!
とにかく常温の水を注いだら後は待つだけなので、本当に気軽に作れるのが魅力でもあります。夏にお湯を沸かしてコーヒーを作るのは暑いですしね。また、氷をたくさん入れて味が薄くなってしまう、なんてことが起きにくいのも利点。
では飲み比べにいってみましょう!
▶︎生豆原産国
ブラジル、コロンビアほか
▶作るまでにかかる時間
4〜8時間
▶︎1回で作れる量
500ml
毎年夏になると必ずと言っていいほどスーパーなどで見かける、定番のUCCの水出しコーヒー(1年中置いてるお店もあるほど)。コールドブリューがこんなにも人気になる以前からある商品ですね。
これは、想像以上にかなりスッキリした飲み心地。ほどよいコーヒーの苦味がありますが、嫌な苦味ではまったくなかったです。コールドブリューらしいスッキリした味わいでかなり飲みやすいですね。コーヒー初心者にもいいかもしれません! パッケージ裏に、お好みのフルーツと一緒に浸け込む「フルーツ・コールドブリューコーヒー」も紹介されていたので、それもトライしてみたいです♪
▶生豆原産国
タンザニア、エチオピアほか
▶作るまでにかかる時間
4〜8時間
▶︎1回で作れる量
500ml
AGFの商品もスーパーなどではド定番。「ちょっと贅沢な珈琲店」シリーズは、ドリップタイプのものも数多く展開されています。
この水出しコーヒーは“喫茶店の味”を売りにしているのですが、その名の通り、飲んでいると、確かになぜか喫茶店の雰囲気を思わせるような気もしてきます……! 思ったよりも苦味と酸味がしっかりあり、またそれが全体を通していいバランスで飲めちゃいます。なぜかついついもっと飲みたくなる不思議なおいしさ。今回のラインアップの中ではなかなか個性的な味わいでした!
▶生豆原産国
ブラジル、コロンビアほか
▶作るまでにかかる時間
4時間
▶︎1回で作れる量
500ml
キーコーヒーのものもよく見かける定番の水出しコーヒーです。「香味まろやか」という謳い文句の通り、確かにまろやかでありながらめちゃくちゃスッキリしている印象です。口に含んだ際、香りがとてもよく、豆の香ばしさ、適度なフルーティーさも感じられます。かなりスッキリめなテイストなので、コーヒーはライトなものが好き!という人にはぴったりかもです。
▶生豆原産国
ブラジル、コロンビアほか
▶作るまでにかかる時間
8時間以上
▶︎1回で作れる量
400ml
輸入食材などで人気の「カルディコーヒー」から販売されている水出しアイスコーヒー。カルディで人気のアイスブレンドというブレンドコーヒーをベースに作られているのだとか。暑い季節になるとよく見かける商品です!
1回で作れる量が400ml、かつ抽出に8時間以上かかるため、ほかと比べると少し効率はよくないですね。しかしその分、水出しコーヒーはスッキリしたものが多い中で、これはなかなか重めでズッシリとした印象。豆の香り、味もしっかり感じるので普通のアイスコーヒーに近く、水出しとは思えない、なかなかのどっしりアイスコーヒーです。
▶生豆原産国
ブラジル、グアテマラほか
▶作るまでにかかる時間
3時間以上
▶︎1回で作れる量
500ml
コーヒー以外にもお茶や紅茶などでも有名なブルックスの水出しコーヒー。
今回飲んだ中では一番酸味が効いている気がしました。コーヒーの酸味が好きな人にはいいですね♪ といっても、コーヒーがあまり得意でない人でも飲みやすそうな、嫌味の全然ない酸味です。飲んだときの香ばしさはあまり感じませんが、コーヒーらしいコクはしっかり。3時間で作れる点も見逃せません。
最後に紹介する2商品はスーパーなどではあまり見かけないもの。雑貨屋さんに置いてあったり、お取り寄せで購入できたりする、知る人ぞ知る水出しコーヒーです!
▶生豆原産国
グアテマラ、コロンビアほか
▶作るまでにかかる時間
8〜12時間
▶︎1回で作れる量
800〜1000ml
静岡県静岡市にある「IFNi ROASTING&CO.(イフニ ロースティング&コー)」というコーヒーショップの水出しコーヒー。かわいらしいパッケージなのでギフトなどにもぴったり!
1回で800〜1000mlも作れるので、夏にガブガブ飲みたいペパーミントにはうれしい大容量タイプです。今回飲んだラインアップの中でダントツで香りのいいコーヒー!という印象でした。また酸味などのバランスもよく、個人的にすごく好きな味。苦味はそこまでなく、スッキリした中にコーヒーの香ばしさがしっかりあるため、喉が渇いた際にゴクゴク飲めるような気がします。
▶生豆原産国
ブラジア、コロンビア
▶作るまでにかかる時間
6〜7時間
▶︎1回で作れる量
1000ml
香川県高松市にある「プシープシーナ珈琲」の水出しコーヒー。こちらは猫のパッケージがなんともかわいらしいですね!
相当スッキリしているコーヒーです。パッケージ裏に「麦茶感覚!」と書かれているのですが、確かに、本当にお茶のような味わい。大変飲みやすいため、コーヒーは苦手という人の入門としてももってこいかもしれません。
ちなみに、水出しコーヒーはパックを取り出さずに入れっぱなしにしておくと濃くなっていくのですが、このプシプシーナ珈琲があまりにあっさりしているため、試しにさらに抽出してみました。すると、苦味がアップしましたが、飲みやすさは変わらず! スッキリコーヒーでした。
今回飲み比べた7商品を分布してみました。やはりコールドブリューはどれも、苦味や雑味が少なく、基本はスッキリしたテイストになるんだなぁと改めてわかりました。
最後に、今回飲んでペパーミントが個人的に好きだったものを発表します。
お取り寄せ系の「イフニ ロースティング&コー 水出しコーヒー」! 水出しコーヒーはコーヒー本来の旨味をまろやかに楽しめるのが特徴ですが、まさにこのイフニのものは豆の香りがしっかり感じられるおいしい水出しコーヒーでした♪
比較した7商品、似ているようでどれも結構特徴的で違いもしっかりあり、楽しめました。コーヒーの好みは人それぞれなので、味わいの分布表をご参考に自分好みの1杯を見つけてみてください!
都内を中心に活動するミュージシャンです。歌ったり作ったりしています。よろしくお願いいたします! http://www.peppermint-web.net/