今週発売される新製品の中から注目度の高い製品を、さまざまなカテゴリから横断ピックアップして紹介する連載「今週発売の注目製品ピックアップ」。今週は、セガの復刻ゲーム機「メガドライブミニ」、任天堂の携帯に特化したゲーム機「Nintendo Switch Lite」、アップルの「iPhone 11 Pro/Pro Max」を紹介する。
2019年9月19日(木)発売
セガから、手のひらサイズの家庭用ゲーム機「メガドライブミニ」が登場。ラインアップとして、「メガドライブミニ(1PAD)」および「メガドライブミニ W(2PAD)」を用意する。
1988年に誕生した家庭用テレビゲーム機「メガドライブ」を、コンパクトな筐体で再現し、40+2タイトルを収録したモデル。ソフトウェアパートの開発は、「SEGA AGES」シリーズや「セガ3D復刻プロジェクト」などを担う、有限会社エムツーが担当。収録タイトルは「可能な限り、当時のままを忠実に再現した」として、中断セーブ機能も搭載した。いつでも途中でセーブして、やり直せるのが特徴だ。
本体は1988年当時、最初に発売されたモデルをもとに、オリジナルの約55%で縮小。カートリッジは挿せないが、パワースイッチやパワーランプ、リセットボタンなどは、オリジナルと同様に操作できるという(リセットボタンの機能は異なる)。
また、カートリッジスロットの開閉するフタやヘッドホンボリューム、拡張スロットなど、オリジナルの機能はないものの、当時のままのギミックを再現し、ミニチュアとして楽しめるとのことだ。
加えて、コントローラーには、「メガドライブの数あるコントローラーの中でも、特に人気のある」という「ファイティングパッド6B」を標準装備。テレビとの接続はHDMI、電源はUSB供給を採用した(ACアダプタ変換プラグは別売り)。
本体サイズは154(幅)×39(高さ)×116(奥行)mm。
収録タイトルは、以下の40+2となる。
「ガンスターヒーローズ」「コミックスゾーン」「シャイニング・フォース 神々の遺産」「スペースハリアー II」「ソニック・ザ・ヘッジホッグ2」「VAMPIRE KILLER(バンパイアキラー)」「ぷよぷよ通」「魔導物語 I」「レッスルボール」「レンタヒーロー」
「サンダーフォースIII」「武者アレスタ」「スーパーファンタジーゾーン」「ランドストーカー 〜皇帝の財宝〜」「アイラブ ミッキー&ドナルド ふしぎなマジックボックス」「ベア・ナックルII 死闘への鎮魂歌」「ダイナブラザーズ2」「ハイブリッド・フロント」「魂斗羅 ザ・ハードコア」「ゲームのかんづめ お徳用」
「ゴールデンアックス」「ザ・スーパー忍」「ストーリー オブ トア 〜光を継ぐ者〜」「ストリートファイターIIダッシュプラス CHAMPION EDITION」「大魔界村」「タントアール」「パーティークイズ MEGA Q」「ファンタシースター 〜千年紀の終りに〜」「幽☆遊☆白書 〜魔強統一戦〜」「ロックマンメガワールド」
「ダライアス」「テトリス」「アリシアドラグーン」「コラムス」「重装機兵レイノス」「スノーブラザーズ」「スラップファイト」「ダイナマイトヘッディー」「モンスターワールドIV」「ラングリッサーII」「ロードモナーク とことん戦闘伝説」「ロード・ラッシュII」
なかでも、「ダライアス」および「テトリス」は、「20年ぶりの新作タイトル」になるとのこと。同社によれば、「メガドライブは、1996年に魔導物語Iが発売されてから20年以上、新作の予定がなかったが今回、メガドライブミニの発売にあわせて、新作タイトルを2本、開発・収録した」とのことだ。
2019年9月20日(金)発売
任天堂から、「Nintendo Switch」を「携帯モード」に特化させた「Nintendo Switch Lite」が登場。ボディカラーは、イエロー、グレー、ターコイズの3色を用意する。
コントローラーを本体と一体化させることで、小さく、軽く、持ち運びやすくなったのが特徴。携帯専用となっており、テレビに画面を出力することは不可。携帯モードでプレイできるすべての「Nintendo Switch」ソフトに対応する(一部遊び方に制限)。
また、「携帯モード」に対応したソフトでも、Joy-Conの機能(HD振動、モーションIRカメラ、Joy-Con内蔵のモーションセンサー)を利用するソフトは、Joy-Conを持っていない場合、遊び方に制限のある場合があるという。
画面サイズは5.5型(1280×720ドット)。バッテリー駆動時間は約3.0〜7.0時間。本体サイズは208(幅)×91.1(高さ)×13.9(奥行)mm。重量は約275g。
なお、本体に振動機能やモーションIRカメラは非搭載。「Nintendo Switchドック」は非対応で、テレビに出力することができなくなっている。
2019年9月20日(金)発売
アップルから、5.8型モデルの「iPhone 11 Pro」、6.5型モデルの「iPhone 11 Pro Max」が登場。ラインアップは、64GB/256GB/512GBモデルを用意する。
主な特徴として、いずれもプロセッサーに「A13 Bionic」を採用。画面は、Super Retina XDRディスプレイ(有機EL)を装備し、解像度は「iPhone 11 Pro」が2436×1125ドット、「iPhone 11 Pro Max」が2688×1242ドット。最大輝度は800ニト(標準)、1200ニト(HDR)。
さらに、背面にトリプルカメラを搭載した点が特徴。超広角カメラ(F2.4、視野角120度)+広角カメラ(F1.8)+望遠カメラ(F2.0)で構成し、イメージセンサーはそれぞれ1200万画素。デュアル光学式手ぶれ補正(広角カメラ、望遠カメラ)にも対応した。「これまでのiPhoneではできなかった」という、低光量での撮影を行う「ナイトモード」も搭載する。
前面のTrueDepthカメラは、1200万画素。動画機能では、背面カメラと前面カメラともに、4Kビデオ撮影(24fps、30fpsまたは60fps)、1080p HDビデオ撮影(30fpsまたは60fps)が可能。加えて、前面カメラは、1080p(120fps)スローモーションビデオに対応する。
バッテリー稼働時間は、「iPhone 11 Pro」が最大18時間(ビデオ再生)、最大11時間(ストリーミングビデオ再生)、最大65時間(オーディオ再生)。「iPhone 11 Pro Max」が最大20時間(ビデオ再生)、最大12時間(ストリーミングビデオ再生)、最大80時間(オーディオ再生)。いずれも、約30分で最大50%充電(18W以上のアダプターを使用)できる、高速充電をサポートする。
このほか、セキュリティ機能はFace IDに対応。OSは「iOS 13」をプリインストールする。同梱品は、EarPods with Lightning Connector、USB-C - Lightningケーブル、18W USB-C電源アダプターなど。
「iPhone 11 Pro」の本体サイズは71.4(幅)×144(高さ)×8.1(奥行)mm、重量は188g。
「iPhone 11 Pro Max」の本体サイズは77.8(幅)×158(高さ)×8.1(奥行)mm、重量は226g。
ボディカラーは、ゴールド、スペースグレイ、シルバー、ミッドナイトグリーンを用意する。