Steamのコアゲーマーこと“すちーむまにあ”辻村美奈が、今気になるゲーミング周辺器機を紹介する連載。今回は、ゲーマーのお部屋のインテリアをパワーアップさせる「ゲーミング寝具」をレビューします
年末年始、がんばって大掃除した方も少なくないはず。わたしも、普段掃除しないところまできれいにして、着なくなった洋服や、使わなくなったパソコン・スマートフォン周辺機器などを思いっきり整理、処分しました。
そして、物が片付いてくると、ついつい気になってくるのが、お部屋のインテリア。
わたしは今、何の変哲もない、都内の1K物件に住んでいるのですが……1Kは、生活スペースと就寝スペース、趣味のスペースを分けられないので、どうしても、ごちゃごちゃしがち。さらに、ベッドや家具は木製が多いのに、PCデスク周りは真っ黒で、まったく統一感がありません。「ゲームエリア」と「そのほかのエリア」がくっきり分かれています。
もっと広い家に引っ越して、趣味部屋を作れたらよいのですが、そんなぜいたくは、できないし……そんな思いから今回は、ベッド周りを“ゲーミング風”に変えられるという、Bauhutte(バウヒュッテ)の「ゲーミング寝具」から、「ゲーミング布団セット」、「洗えるロングピロー」、「わたタンク」をお借りして試してみることに。
まずは、かけ布団、敷布団、各カバーがひと揃いになった、ゲーミング布団セットから。カラーはブラックで、これさえあれば、ゲーミングっぽいベッドに早変わりできそうです。
実際に広げてみると、敷布団に対して、かけ布団の幅が60cm広くデザインされているので、ゆったりと全身が包み込まれる印象です。かけ布団のサイズは160(幅)×200(高さ)cmで重量は約1.7kg、敷布団のサイズは100(幅)×200(高さ)cmで重量は約3kgとなっています。
さらに、かけ布団は、へたりにくい3層構造(巻綿、固綿、巻綿)で、中綿には、防ダニ・抗菌防臭加工が施されているとのこと。
こちらがビフォー。白を基調とした一般的なベッドが……
アフター。一気にゲーミングっぽい雰囲気になりました! なお、画像内の枕は、別売りの洗えるロングピローで、後ほどご紹介します
掛け布団と敷布団には、Bauhutte独自のパターンで縫われたキルト加工が。これにより、中綿の片寄りを抑えるとのこと。なお、このキルト加工は、Bauhutteのゲーミングチェアやゲーミング毛布のわたタンクと同じデザインとなっています
寝心地もふかふかです! これなら、ぬくぬくしながらゲームをプレイできそう
続いて、洗えるロングピローを試してみます。
洗えるロングピローのサイズは100(幅)×9〜12(高さ)×30(奥行)cmで、重量は約1.2kg。一般的なシングルベッドと同じ幅100cmで、これなら、どれだけ寝返りを打っても、枕から落ちなさそう。抱き枕として使ってみるのも、いいかも。
筆者から見た、いちばんのポイントは、なんと言っても肌触りのよさ! タオルのようなパイル生地がサラサラで、素材の低反発ウレタンはもっちり、フワフワ。今にも気持ちよく眠れそうです。
洗えるロングピローの高さは、9〜12cm。首のS字にピッタリフィットするよう、首側が高く、頭側が低いという立体形状になっています
カバーはもちろん、本体も丸ごと丸洗い可能です
洗えるロングピローと、うつ伏せプレイとの相性も抜群。うつ伏せ時のクッションとして使えば、ヒジが痛くなりにくいかも
続いて紹介するのは、わたタンク。こちらは、ゲーミング布団セットと合わせて使ってもよし、ブランケットのように単独で使ってもよし、という便利な毛布です。サイズは、ゲーミング布団セットのかけ布団と同じ、160(幅)×200(高さ)cm。重量は、ほどよい重みを感じられる約3kgです。
かけ布団を、わたタンクに入れ替えてみました
わたタンクの内側が見えるように、ひっくり返してみました。今回お借りしたカラーはグリーンで、鮮やかに映えます
わたタンク内側の素材には、マイクロファイバー生地を採用。今回お借りしたカラーはグリーンですが、このほか、ブラック、ブルー、レッドもラインアップされています。高密度の極細繊維による、とろける肌触りが特徴で、一度触るとクセになりそう。
また、“わたタンク”の名にふさわしく、毛布の中には、ポリエステル綿がたっぷり1kg入っています。そのうち30%は蓄熱綿を使用。蓄熱効果と、湿度を吸って繊維そのものが発熱する吸湿発熱効果があるとのことで、暖かさが持続しそうです。
毛布を被ったまま手だけ外に出せる、アームホール。ゲームをプレイする以外にも、スマートフォンの操作や読書との相性もよさそうです
さらに、わたタンクの中央上部に、幅約19cmのアームホールが2つ用意されているのもポイント。毛布を被ったまま、腕だけ出して、ゲームコントローラーを握ったり、ノートパソコンのキーボードを操作したりできます。もちろん、ゲーム以外にも、スマートフォンを操作したり、読書をしたり、毛布をすっぽり被った状態でいろんなことができるかも。
ちなみに、アームホールのサイドには、開閉式フラップがあります。使わない時はフラップを閉じてアームホールを封鎖し、冷気をシャットダウンできるので、ぬくもりを逃しません。
ベッド以外にも、ソファでわたタンクを使うのもアリ。これなら、電気代を節約できそう? うたた寝をして、風邪を引く心配もなし!?
“着る毛布”として人気の「ダメ着」。このダメ着4GW ヒーターは、3段階から調節できる電熱ヒーターを内蔵しています。わたタンクと併用すれば、完全防寒が目指せるかも?
ボックスシーツ型の電気毛布。入眠、起床に合わせて自動でオン/オフするタイマー機能を搭載しています
「足こたつ」のように使用できる電気毛布。ラインアップは、幅によって異なり、「BEB-100S」(幅100cm)、「BEB-120SD」(幅120cm)、「BEB-140D」(幅140cm)を展開しています。マットレスにぴったり固定できるので、ズレたり折れ曲がったりする心配がないほか、フットポケットによって、足元を重点的に温められるのが特徴です。
ゲーマー向けの特大ビーズクッション。カラーバリエーションはブラック、レッドの2色
うつ伏せ、仰向け、横向きと、あらゆるゲーム姿勢に対応した、マイクロビーズのゲーミングソファ。本体サイズが72(幅)×64(高さ)×68(奥行)cm、重量が約5.5kgと特大サイズなので、どんな姿勢も自由自在!
ベッドの上に設置して、ソファ代わりに使用できるクッション。後ろに倒れない自立型です
ベッドをソファ化できるクッション。寄りかかっても倒れないように作られているので、思いっきり、体をゆだねられます。肘かけやヘッドレストも付いており、読書にもピッタリ。
ベッド専用の昇降式デスク。「布団から抜け出せないゲーマー」にピッタリ?
「人をダメにするベッド専用デスク」というコンセプトのとおり、これをゲットしてしまったら、もはやベッドから出る意味が見いだせません。とても危険な魅力があります。天板は58.5〜85cm(26.5cm幅)の範囲で昇降できます。「もうベッドから出ない」という覚悟を決めた方はぜひ。
本連載ではこれまでも、Bauhutteの製品を何度か取り上げてきましたが、まさか、寝具まで登場するとは! 今回、ベッド周りの製品を調べてみて、予想以上にバラエティに富んだラインアップだったのが驚きでした。デスクエリアからリビングエリア、ベッドエリアまで、ゲーマーにしっかり寄り添ったゲーミングインテリアブランドであることは、間違いないでしょう。
価格.com上での価格は、「ゲーミング布団セット」が16,677円(2022年1月30日現在)、「洗えるロングピロー」が8,400円(2022年1月30日現在)、「わたタンク」が9,127円(2022年1月30日現在)。部屋のインテリアにこだわりたいゲーマーの方はぜひ、これらの製品をチェックしてみてください。
ライター:辻村美奈(オフィスマイカ)
編集プロダクション。「美味しいもの」と「小さいもの」が大好物。 好奇心の赴くまま、よいモノを求めてどこまでも!(ただし、国内限定)