「PS5」の上位版に当たる「PS5 Pro」が、いよいよ2024年11月7日に発売されます。発表当初は、希望小売価格119,980円(税込。以下同)という価格が話題になりましたが、その実力はどうなのか? 気になる結果は、「PS5」と比較して検証した動画から! なお、記事に掲載している画像は、以下の動画からのスクリーンショットをリサイズしているため実際の画質よりも低くなっています。実際の体験に近い画質は動画からご確認ください。
今、最も期待度が高い作品と言っても過言ではないカプコン「モンスターハンターワイルズ」。発売は2025年2月28日ですが、ちょうど「PS5 Pro」のレビュー時にオープンベータテストが実施中。「ならば、PS5 Proで試してみたい!」ということで、まずは「モンスターハンターワイルズ」から検証してみました。
なお、「モンスターハンターワイルズ」ベータテスト版は、「PS5 Pro」には未対応とのこと。また、製品版の「PS5 Pro」対応についても、現在検討中とのことですので、今回の検証結果はあくまでも参考までにしてください。
検証は双方の画質モードを「グラフィックス優先」で実施。「PS5」は4K画質で40FPS前後で動作していましたが、「PS5 Pro」は4K画質でも60FPS弱で動作していました。「PS5 Pro」のほうが、高画質のままハイリフレッシュレートを保てるという印象です。
プレイヤーが操作するアクションシーンでは、「PS5」はおよそ30FPS、「PS5 Pro」は40FPSで動作。これくらいの差であれば、画面の滑らかさに大きな差は感じません。
続いては、「PS5 Pro」の強化されたハードウェア性能を活用できる「PS5 Pro Enhanced」対応ゲームの「The Last of Us Part II Remastered」で比較してみました。「The Last of Us Part II Remastered」はゲーム内にレンダリングモードが用意されており、「PS5」は解像度を優先する「解像度」とフレームレートを優先する「パフォーマンス」から選択可能。「PS5 Pro」では、この2つに加えて解像度とフレームレートを高く保つ「PRO」が選べます。
検証では、「PS5」を「解像度」、「PS5 Pro」を「PRO」にしてみました。その結果、「PS5 Pro」はひと目で違いがわかるくらい高精細。さらに、フレームレートも「PS5」が30FPSのところを「PS5 Pro」は60FPSにほぼ張り付きで動作。「PS5 Pro」のほうが高画質、ハイリフレッシュレートのゲーム体験が可能です。
最後は「Horizon Zero Dawn™ Remastered」でテスト。双方ともに「解像度優先」と「パフォーマンス優先」という画質モードから選べるのですが、「PS5 Pro」には2つのモードの末尾に「(PRO)」と表記されていました。まずは、「PS5」を「解像度優先」、「PS5 Pro」を「解像度優先(PRO)」で検証。その結果、画質とフレームレートともに大きな違いはありませんでした。
次は、「PS5」を「解像度優先」、「PS5 Pro」を「パフォーマンス優先(PRO)」にしてみたところ、2機種で画質に大きな差は出ないものの、「PS5 Pro」はフレームレートが60FPSで動作。「PS5 Enhaunced」対応ゲームは、「PS5 Pro」でプレイすると高画質を保ったままハイリフレッシュレートで遊べることがわかりました。元々、「PS5 Pro」は4K/60FPSがターゲットとされていましたが、検証ではそのとおりの結果になりました。