忘年会や新年会でみんなが集まったら、ひと狩りいくしかない! 「モンスターハンター クロス」は、言わずとしれた国民的狩りゲーの最新作。今回は4つの狩猟スタイル、ゲージを溜めて発動する「狩技」、14の武器種を組み合わせて自分だけのハンティングを楽しめるのが特徴だ。年季の入ったハンターは同じ武器を愛用しがちだけど、狩猟スタイルを変えるだけでいつもの狩りが新鮮になるはず。エリアルスタイルならモンスターを踏み台にして大きくジャンプできたり、ブシドースタイルなら攻撃を食らう直前でガードするとカウンター攻撃を繰り出せたりするので、「おおっ!?」という驚きが味わえる。
懐かしのモンスターやフィールドが登場するので、最近「モンハン」を離れていた人がプレイすれば感慨深いはず。しかも地形が微妙に変わっているので、ただノスタルジーに浸るだけじゃなく、新しい攻略法を考えつつプレイできるのも楽しい。また、これから始める人にプレイしてほしいのが「ニャンターモード」。「モンハン」には狩りをサポートしてくれる「オトモアイルー」がいるが、今回はこの相棒を直接操作できる。見た目もかわいいし、動きもキビキビしてるし、体力やスタミナの心配をしなくてもOKだし、初心者にはうってつけ。男性なら「こんなかわいいキャラも登場するんだよ」と、女子を誘う手法としても使えそうだ。合コンなどでぜひ活用を!
オトモアイルーを操作できるニャンターモード。4人全員ニャンタ―で狩りに出ることもできる
狩猟スタイルと狩技、14武器種を組み合わせて自分だけの狩りを追求しよう
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「パズルゲームなんて、暇つぶしでしょ?」なんて思っていないだろうか。いやいや、甘い。そんな覚悟で始めると、痛い目を見ること間違いなし! 筆者の場合、ちょうど仕事が忙しい時期にこのゲームにハマってしまい、自らの力では止めることができなくなってしまった。「こうなったら3DSごと鍵のかかる引き出しにしまって、その鍵を東京湾に沈めるしかない」「いや、むしろ誰か私を東京湾に沈めてくれ!」と思ったほど。そんな「立体ピクロス2」は、2色の数字をヒントに積み重なったブロックを色で塗ったり壊したりするパズル。細かいルール説明は割愛するが、数独のように理詰めで解くパズルが好きならばきっとハマるはず。
立方体に書かれた2色の数字は、その列で色を塗ることができるブロックの数。どこを塗り、どこを壊すか、論理的思考力が問われる
数字をヒントにブロックを壊したり色を塗ったりしていくのだが、“立体を彫る手触り”も「立体ピクロス」シリーズの魅力だ。一心不乱にブロックを壊していくと、いつのまにか彫像ができあがる。仏師が木から仏像を彫り出すような、孤高の職人感を味わえてしまう。しかも、壊している時のカツカツいう音がまた気持ちいい! 修行僧のように、無心かつ集中してしまうので、帰省の電車の中でプレイして気付いたらとんでもない場所まで乗り過ごしていた……なんてことがないようにご注意を。
パズルを解き進めると、動物、食べ物などさまざまなカタチが現われる
(C)2015 HAL Laboratory, Inc. / Nintendo
全寮制の女学院、美しい転校生、同性へのほのかな恋心、不可思議な事件……。こうしたキーワードに反応した人は、プレイするしかない! 「FLOWERS」は、四部作の百合系ミステリィアドベンチャー。昨年発売された第一弾に続き、今年リリースされたのが「夏篇」だ。「年末年始に夏の話?」思うかもしれないが、上質な絵物語にスッと引きこまれ、夢中で読み進めてしまうはず。ストーリーやキャラクターのつながりがあるので、一作目もプレイするとより楽しめる。
舞台となる学院には、擬似的に友人を作らせ、学院生活のすべてをともにする「アミティエ制度」が敷かれている。この設定だけで、匂い立つ百合テイストにクラクラくる人も多いはず。やがて、初夏の学園に元芸能人の考崎千鳥が転入してくる。芸術家肌で変わり者の彼女は、車椅子の少女・八重垣えりかと最悪の出会いを果たすことに。そんなふたりが、アミティエとして同室で生活することになり……というのが、序盤のストーリー。ひねくれ者のえりかと千鳥が少しずつ心を開いていく過程に、ニヤニヤが止まらなくなること間違いなし。PS Vita版なので、布団に寝転がってぬくぬくしながらプレイすると心もあったまりそうだ。
(C)2015 Innocent Grey/Gungnir/PROTOTYPE
おせち料理にも使われるタコは「多幸」という当て字が使われ、8本足から「末広がり」を連想させる縁起モノ。というわけで、少々強引ではあるがお正月はタコゲーをプレイしようじゃないか! というわけで「オクトダッド」をご紹介。主人公は、なんとタコ親父。しかも正体が家族にバレないように、人間のフリをしている健気な(?)タコなのだ。シュール……というか、いわゆるバカゲー。というより、タコなのに結婚して子どもまで作ったことに深い感慨を覚える。
このゲーム、なにが面白いかと言えば、とにかく思うように操作できないこと。まっすぐ歩けない。手足を思うように動かせない。ネクタイひとつ結ぶにも苦労する。プレイ中に何度「イーッ!!」となり、コントローラーを投げ出しそうになったことか! でも、このムズムズするようなもどかしさがある一点を超えると笑いに変わるし、なにげない日常動作ができただけでちょっとした感動すら覚える。友達に見せたら、絶対「自分も遊んでみたい!」と言われるはず。仲間で集まる時にPS Vitaを持っていって、一緒に笑い合ってはいかがだろうか。
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<購入はダウンロード版のみ>PlayStation Store(外部リンク)
ファミコン世代なら、時々「スーパーマリオブラザーズ」や「ドンキーコング」などのレトロゲーを無性にプレイしたくならないだろうか? 「ファミコンリミックス ベストチョイス」は、懐かしの名作を新しいルールで遊ぶゲーム集。オリジナルそのままではなく、「お題」や仕掛けを追加して大胆にアレンジしているのがポイントだ。たとえば「ゼルダの伝説」なら元タイトルの各画面を切り出して“ノーダメージでボスを倒す”というお題を加えたり、「エキサイトバイク」ではオリジナルにはなかった“暗闇コースを走る”といった驚きのアレンジを加えたり、さまざまな趣向が凝らされている。しかもどのゲームも、オンラインランキングで腕を競えるのがうれしい。
収録タイトルは、前述のゲームのほか「星のカービィ」「メトロイド」「ドクターマリオ」「パンチアウト」など全16作。個人的には「バルーンファイト」が、涙が出るほど懐かしかった。しかも、ステージ数は250以上! クリア時の成績によってスターを獲得でき、その数に応じて新しいステージがアンロックされていくので、止め時がわからない状態に。さらに、「スーパーマリオブラザーズ」を超高速にした「スピードマリオブラザーズ」も全ステージ収録。そのうえ、リミックスバージョンを遊んでオリジナル版がプレイしたくなったら、懐かしのゲームを楽しめる「バーチャルコンソール」を別途ダウンロード購入できる。新旧を遊び比べて昔を振り返り、心機一転新しい年を迎える……なんて、楽しみ方はいかが?
マリオが3人に増殖するなど、オリジナル版を大胆にアレンジしたリミックスステージ
ファミコンステージでは、ゲームのハイライトシーンを「お題」に沿ってプレイできる
(C)2013-2014 Nintendo