謎の爆発事故により、12人の若者たちが死亡した。未知の惑星で目覚めた彼らは邪神によって不死の肉体を手に入れ、神々をめぐる大いなる戦いに巻き込まれていく……。主人公を含む12人がいきなり死亡する幕開けからしてショッキングだが、婚約者から死の間際に「あなたと一緒に死ぬなんて……嫌」と言われるわ、記憶を失くした謎の美少女との出会いが待っているわ、ストーリー冒頭から心をつかまれまくり。会話中心で進むストーリーはテンポがよく、プレイヤーをグイグイ引き込んでいく。ともに命を落とした仲間たちもキャラが立っており、ライトノベルを読むような感覚でプレイできる。
メイン要素となるダンジョン探索では最大4人のパーティーを組み、ジャンプやスライディングなどのアクションを駆使して女神のエネルギー源「存在結晶」を集めていく。敵を停止状態にしてその体を足場にしてジャンプするなど、トリッキーなアクションも楽しめる。また、敵シンボルに接触すると戦闘が発生。タイミングよくボタンを押せばコンボがつながり、怒涛のラッシュを決められるのもうれしいところ。パーティメンバーには感情度が設定され、戦闘で勝利するなどして親密になれば絆イベントも発生する。ダンジョンに潜ってアイテムを集め、シナリオを進めて、またダンジョンへ……という繰り返しがやみつきになるはずだ。
各キャラにはサムライ、ガンナーなどのクラスを設定できる。それぞれ特性が異なり、使えるスキルもさまざま。4人を選んでパーティーを編成し、ダンジョン探索やボス戦に挑んでいく
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昨年15周年を迎えた人気シリーズから、約3年ぶりとなる最新作が登場。今回は新たな舞台「繭世界(フィルージャ)」に歴代キャラクターが50人以上集結し、繭世界の謎や世界に迫る危機へと挑んでいく。物語の舞台フィルージャは、食糧などさまざまな物が空から降ってくる世界。この地で落下物を回収して生活する少年ラージュは、ある日、異世界リィンバウムから召喚された人物と出会う。いっぽうその頃、離れた場所で暮らす少女アムも同じくリィンバウムから来たという別の人物と出会っていた。繭世界を隔てる巨大な壁「絶糸壁」の先にリィンバウムがあるのではないかと考えたラージュとアムは、お互いの存在を知らぬまま「絶糸壁」を目指して冒険を始めることになる。
バトルは、8体までのキャラクターユニットに指示を出して行動を決定するシミュレーションRPG形式。地形の高低差やユニットの攻撃特性、敵との位置関係などを考慮して次の一手を考える戦略性の高いバトルが特徴だ。シリーズでおなじみの召喚術、仲間との絆が生み出す合体召喚術ではド派手な演出も。また物語の区切りには、仲間と2人きりで会話イベントを楽しめる「夜会話」も用意されている。何度も「夜会話」を重ねると仲間の心の内を知ることができるうえ、エンディングにも影響を及ぼすかも……? 誰と親しくなるか、目移りすること間違いなし!
ラージュ(画像左の男性)とアム(画像右の右側の女性)、それぞれの主人公の視点で物語を体験し、その後どちらの主人公で進めるか選択する。仲間と交流しながら、繭世界を冒険しよう
召喚石を入手することで呼び出せる召喚獣が増えていく。召喚術の組み合わせで新たな召喚獣を生み出す、超強力な「サモンバースト」も!
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地球から約6,000光年以上離れた未開の惑星フェイクリード。この星のレスリア王国は今、魔物の凶暴化や辺境を荒らす強盗団の台頭、近隣国との交戦など大きな危機にさらされていた。王国剣術指南役を父に持つフィデルは未曽有の事態に立ち向かうため、幼なじみのミキと共に旅に出る。やがて記憶喪失の少女リリアと出会った彼らは、星の命運を揺るがす戦いへと巻き込まれていく……。シリーズ20周年を迎えるSFファンタジー、約7年ぶりの最新作。7人の男女が織りなす冒険活劇はスケールが大きく、現実をひと時忘れさせてくれる。
フィールド探索からバトルへは、シームレスに移行。バトルはじゃんけんのような「3すくみ」のシステムを採用し、小攻撃(○ボタン)は大攻撃(×ボタン)に勝り、大攻撃はガード(□ボタン)を破り、ガードは小攻撃を弾くという関係性になっている。敵の動きを予測してキャラクターごとのガードカウンターを決めるなどアクション性も高く、スリリングな駆け引きも楽しい。MPを消費して放つ「バトルスキル」や「呪印術」、超必殺技「リザーブラッシュ」といったバリエーション豊富な大技も爽快だ。パーティメンバーと親しくなり、特別なイベントを楽しむ「プライベートアクション」などシリーズならではの要素も盛り込まれ、新旧ファンを取り込むつくりとなっている。
バトル中のプレイヤーの行動次第で、リザーブゲージが溜まっていく。一定以上に達すると超必殺技「リザーブラッシュ」を発動できる。また、ときにはリリアの謎の力が発動し、戦況を大きく変えることも
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2006年にニンテンドー ゲームキューブとWiiで発売され、全世界で大ヒットした「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」がフルHDグラフィックで甦る! このたび生まれ変わった「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス HD」は、Wii U GamePadによる直感的な操作、amiiboへの対応、難度の高い「辛口モード」の追加など、グラフィック以外の点でも大きなリニューアルを果たした進化版。トワイライトという影の世界に浸食されたハイラル王国で、リンクの冒険を楽しもう。
トワイライトでは、リンクが人間からオオカミのような姿に変身。獣の姿では、人との会話や剣と盾を使ったアクションができなくなる。その代わり「センス」という特殊能力で匂いを覚えて追跡したり、平常時をしのぐジャンプ力を見せたりと人間の姿ではできない行動も取れるように。こうした特性を使い分け、さまざまな謎を解いていこう。なお、本作の正式なジャンルはアクションアドベンチャー。とはいえダンジョン攻略、リンクの成長などRPG要素が強いため、今回は「国産RPG」の枠に入れて紹介した。多くのRPGファンにプレイしてほしい、名作の呼び声高い1本だ。
リンクが人間の状態であれば、剣や盾を使った戦闘、馬での移動などが可能に。獣の姿になると、かみつき攻撃や結界を張った複数攻撃を繰り出せる
スペシャルエディションに同梱されたamiibo「ウルフリンク」をWii U GamePadにかざすと、「獣の試練」というミニダンジョンに挑戦できる。amiibo「ウルフリンク」は単体でも購入可能。ゼルダシリーズに登場するキャラのamiibo(リンク、トゥーンリンク、ゼルダ、シーク、ガノンドロフ)も使用できる
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