東京ビッグサイト(東7・8ホール)で開催中の「第57回全日本模型ホビーショー」にて。一般開放日は9月30日( 9時30分〜18時 )、10月1日( 9時30分〜16時30分)。入場料は1,000円
子どものころ、「ラジコンに乗ってみたい」って思ったことないですか? 私はあります。自分が小さくなって、ラジコンカーでおもちゃの間を走り抜けてみたら世界が違って見えるんだろうなと。そんな、映画のような世界が、実際に体験できるんです。
新しいRC(ラジコン)の世界が体験できるのは、全日本模型ホビーショーの「京商」ブース。新開発の、小型無線カメラとモーションデータ送信ユニットを搭載したラジコンやドローンから、映像などのデータを、同社新開発の搭乗マシン「RC RIDE-ON SYSTEM 4D EXPERIENCE」に送信し、実際に大型の画面を見ながらアクセルとブレーキ、ハンドルでラジコンを操作するというシステムが体験できます。視覚だけでなく、振動、揺れ、傾き、音まで伝わる、まさに4D(フォーディメンション)。これはかなり期待が高まります。
かんたんな仕組みはこちら
こちらが「RC RIDE-ON SYSTEM 4D EXPERIENCE」。背後のレース会場で走っているラジコンを操縦します
広く設けられた走行コース
ちなみに私、一応運転免許は持っていますが完全にペーパードライバーです。ラジコンとは言え運転席に座るだけで緊張するんですが大丈夫でしょうか。やや緊張しながら、マシンに乗りこみます。ちなみに搭乗には年齢および身長制限があります。体験できるのは、身長が130cm〜、年齢10歳以上となります。
遊園地みたい!
ハンドルにはいろいろなボタンもついていますが、今回は特に使用しません。シンプルにハンドルを左右に回すのみ
アクセルとペダルの位置確認。どっちがどっちだっけ……。一番左のペダルは使用しません
いざ操縦開始!
人、でかっ!
モニターに映し出される映像はまさに“ラジコン”目線(当たり前ですが)で、自分が小さくなったように錯覚におちいります。周りにあるほかのラジコンやポールなどがやけに大きく感じて、ぶつかりそうになるとちょっと怖いくらいです。正直、ゲームセンターにあるようなシミュレーションゲームと同じかと思っていましたが、全然違うリアルさがあります。
そして、振動と傾きが本当にすごいです。ほかのラジコンに追突されると、本当に後ろから突き上げられるような「ドン」という衝撃がきます。左右にハンドルを切るとマシンも傾くので、モニターに集中しているとゲームであることを忘れるくらいです。
やべ、ぶつかる!
後ろから追突。結構な衝撃です
マシンの右後方にコースがあるので、振り返らないと自分で操縦しているラジコンは見えません。その分ラジコン目線に集中できます
箱の中を通ると、本当にトンネルみたいです
今回操縦してみて、予想以上のリアリティと没入感に驚きました。映像のタイムラグも特に感じず、かなりのクオリティです。ただ、無線映像を受信しているため、人が多いホビーショーのような場所では、タイミングによっては映像がやや乱れる場合があるとのことです。
搭乗した「RC RIDE-ON SYSTEM 4D EXPERIENCE」は参考出品だそうですが、既存のラジコンやドローンに搭載できる無線カメラとオンボードモニターは11月より発売予定だそうです。ドライバー目線でコントロールするラジコンはまた違った楽しみがありそう。ヘッドマウントディスプレイでプレイしたらさらに面白いかもしれないですね。
なお、一般開放日の「RC RIDE-ON SYSTEM 4D EXPERIENCE」体験搭乗は混雑が予想されます。体験したい場合は早めに整理券をとることをおすすめします。
旅行(主に中華圏)、ペット、お酒が大好きな編集部員。飲みの席で盛り上げるのが得意ですがたまに記憶をなくします。