レビュー
親子でも夫婦でも遊べる手のひらサイズのラジコン「MINI-Z」(ミニッツ)が熱い

模型女子が、バブル期のデートカーで有名な日産「シルビアS13」を持ってガチンコラジコンレースに挑んだ

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“男子のおもちゃ”というイメージが強いラジコン。触ったことがないどころか、ミニ四駆やドローンとの違いすらイマイチわからないうえ、マリオカートでは人に勝ったためしがないという、ミラクルマシーン音痴な女子が、ひょんなことから京商の人気ラジコン「MINI-Z」(ミニッツ)の大会に参戦することになりました。今回はその大会の様子を通した、ミニッツの楽しさをレポートします。

「うわ、シルビアだ! かっこいい、なつかしい」と思った方はバブル世代です

「うわ、シルビアだ! かっこいい、なつかしい」と思った方はバブル世代です

「ミニッツ」ってなに?

ミニッツは、完成済みのシャシーとボディに送信機がセットになったインドア向けのR/C(ラジコン)コンプリートセット。1999年の発売以降、累計150万台以上販売されている人気シリーズです。スポーツカーやクラシックカーなどさまざまな名車をミニチュアカーのように精巧に再現しており、ダイキャストカーとして飾れるほどのクオリティが特徴。また、シャシーは、別売の「オートスケールコレクション」で異なる車種に乗せ換えられるため、飽きることなく楽しめます。

「オートスケールコレクション」の一部

「オートスケールコレクション」の一部

今回はこのミニッツの大会に参加するため、まずは走らせる車種をチョイスすることに。参加するのは、ラジコン素人女子である私(鈴木)と、ラジコンは数十年ぶりという編集部・牧野氏。同大会で使用できるのは「日産車」限定であったため、牧野氏は、日本が誇るスーパーカー「GT-R」を、私は、なんとなく同年代?ということで「シルビア S13」を選択しました。

こちらが大会で使用した「ラジオコントロール 電動ツーリングカー ミニッツRWDシリーズ レディセット 日産 GT-R(R35) アルティメイトメタルシルバー 32331S」。価格は15,984円(税込み)。なんと、発売当時1999年発売当時の価格と同じだそう

開封するともう本体が組みあがっているので難しいセッティングはいっさい必要なし

開封するともう本体が組みあがっているので難しいセッティングはいっさい必要なし

世界のスーパーカー「GT-R」

世界のスーパーカー「GT-R」

エンブレムもとてもリアル

エンブレムもとてもリアル

シャシーとボディ

シャシーとボディ

こちらは前述のオートスケール(乗せ変え用ボディ)「シルビアS13 エアロライムグリーンツートン」。価格は5,616円(税込み)※オートスケールだけでは走行不可。シャシーにより載せられないボディもあり

“単4アルカリ電池で最高性能を出す”をコンセプトにしているとのことで、電池をいれたらすぐ動かせます

“単4アルカリ電池で最高性能を出す”をコンセプトにしているとのことで、電池をいれたらすぐ動かせます

送信機は「Syncro KT-531P」

送信機は「Syncro KT-531P」

なぜか「シルビア」愛に溺れる

箱を開けたらすぐに遊べるのがうれしいミニッツですが、ボディがあまりにも精巧でずっしりとした金属感があり、ずっと見ていても飽きません。ぼーっと「GT-R」と「シルビア」を眺めていると、編集部で自動車記事を担当しているS氏がやってきて「シルビア」に食いついてきました。

S氏「これってシルビアのK’s? Q's?…K’sだ! めっちゃかっこいい!! この色、まさにシルビア
だよね。シルビアってデートカーの定番で、彼女をとなりに乗せて走るのが憧れで、みんなローン組んで買ってさぁ・・・・・・」と、ここからシルビアへの尋常じゃない熱い思いが止まりません。

S氏によるシルビア愛はここでは割愛しますが、ミニッツ版シルビアの“速そう”なローフォルムや、横長のヘッドライト、リアの熱線などなど、かなり再現度が高く、自動車好きをうならせる出来であることが大変よくわかりました。

手のひらサイズ

手のひらサイズ

なんとなく同年代うまれの「シルビア」を選んだのですが…・・・有名なクルマだったのですね。

なんとなく同年代うまれの「シルビア」を選んだのですが…・・・有名なクルマだったのですね。

「K’s」下の「TWINCAM TURBO INTERCOOLER」まで再現されています

「K’s」下の「TWINCAM TURBO INTERCOOLER」まで再現されています

練習用サーキットを社内に設置して特訓・・・

シルビアに対する理解を深めたところで、実際にミニッツ版シルビアを走らせてみます。何度も言いますが、筆者はラジコンには触ったこともないうえ、運手免許は持っているもののペーパードライバーなので操縦にはまったく自信がありません。そこで、大会主催の京商さんにお願いし、練習用の組み立て用サーキットをレンタル。大会に向けて特訓を開始することにしました。

お借りしたサーキットコースはすべて組み立てると全長5mくらいになる本格的なものだったので、少し小さくカスタマイズして設置。実際に動かしてみると、基本操作はさほど難しくありませんが、壁にぶつかってバックしてからのステアリング操作でパニックになることがしばしば。普段車を運転する人はこのあたりの操作にはすぐに慣れるかもしれませんが、ペーパードライバーの筆者では……。ただ、1時間くらい練習したところ、ある程度のスピードでコーナーもスムーズに曲がれるようになりました。

簡易サーキットのできあがり

簡易サーキットのできあがり

こうやって撮影すると本物みたいです

こうやって撮影すると本物みたいです

いざ本番! レベルの差に愕然……

大会は、2月10・11日に開催された「KYOSHO ミニッツカップ ファイナルチャンピオンシップ」。今年で15回目の開催で、各地域の予選を勝ち抜いてきたミニッツドライバーが一堂に会するとのこと。まさかそんなハイレベルな戦いにド素人が参加するのか?!! とあせりましたが、私たちがエントリーしていたのは、別の枠組みで開催していた女性&ビギナー対象の「MINI-Z ミーティング NISSAN ファンクラス」でした。

……みんな初心者だから同じくらいのレベルに違いない、と甘く考えていたことが大きな間違いだったことに、レースが始まってようやく気が付くことになります。なんと、参加者は25名ほどいたのですが、海外からの参戦者も含めて、初心者は私たちのみでした。

大会会場は横浜にある「日産グローバル本社ギャラリー」1F。事前に練習したコースとは比べ物にならないほど巨大なサーキットが待ち構えていました

「KYOSHO ミニッツカップ ファイナルチャンピオンシップ」参加者…いわゆる“猛者”のみなさん。大会開始前に記念撮影。海外からの参加者もたくさんいらっしゃっていました

こちらは女性&ビギナー向け「MINI-Z ミーティング NISSAN ファンクラス」の参加者

こちらは女性&ビギナー向け「MINI-Z ミーティング NISSAN ファンクラス」の参加者

選手控え室の様子。手前の男の子は女性&ビギナー向け大会にエントリーしているのですが、持参した工具がかなり本格的。ほんとうに初心者?

レース予選のルールは、3分間で何周できるかを競うもの。1レースあたり6〜7人で出走します。コース横にある“お立ち台”(?)に立って操縦するのですが、ご覧の通り目立つのでかなり緊張します。先にレースに出た牧野氏は、私に比べたらだいぶ上手なはずだったのですが、ほかの選手がいいスピードで走る中、1人で逆走したりぶつかってコーナーから抜け出せなくなったり、散々な結果に……。

いきなりコーナーに激突

いきなりコーナーに激突

ポーカーフェイスでも内心あせっているであろう状況

ポーカーフェイスでも内心あせっているであろう状況

かくいう私も、お立ち台に上がったとたん緊張して、車の電源を入れ忘れ、レース開始を遅らせてしまうという体たらくでした。そして、練習ではなんとかできていたバックからの方向転換がまったくできない始末。その結果、参加者25名中私が最下位、牧野氏は最下位から2番目という非常に情けない記録をさらしたのでした。

かなり緊張しています

かなり緊張しています

あ、転んじゃった

あ、転んじゃった

ごまかし笑い

ごまかし笑い

ブービーとブービーメーカーな2人。もう1人いると思ったら棄権した方でした

ブービーとブービーメーカーな2人。もう1人いると思ったら棄権した方でした

レースの結果は散々でしたが、人から注目を浴びる中で、他人と本気で競争するという緊張感は、普段味わえないような刺激があり、何ともいえない楽しいものでした。また、こんな初心者な私でも、レース1回目と3回目ではタイムが格段に違い、練習すればするほど上達していくのには達成感もあります。もっと練習して次は同じレベルで戦いたいと思いました。
せっかくなので、ドライバー牧野氏によるほかの選手とのレベルの差が一目瞭然な動画をご覧ください。動画画面の左側でうろうろしているのが牧野氏のGT-Rです。2つめの動画は圧巻の決勝戦です。

夫婦円満の秘訣はミニッツ! 3位入賞の女性ドライバーにインタビュー

練習不足でぶざまな結果をさらした私たちとはことなり、大会入賞者の走りは圧巻でした。動画をみればわかるように、スピードが全然違います。ちなみに冒頭で述べたように、ラジコンは男性のおもちゃと思い込んでいましたが、参加者には女性も少なからずいたのが印象的です。
最後に、3位に入賞した女性ドライバーにお話をうかがってみました。

好みのカラーリングにカスタマイズしている車が大半。どれも個性的

好みのカラーリングにカスタマイズしている車が大半。どれも個性的

3位に入賞したのは、山口県から大会に参戦した主婦の藤浦明美さん。予選のタイムは参加者の中でトップだったのでまぎれもなく優勝候補です。そんな藤浦さん、さぞかしメカに詳しいのかと思いきや、意外なことに機械は苦手なので、修理や部品交換などはすべて旦那さんが担当しているとのこと。ご自身は操縦することに専念して練習しているためストレスがなく、さらに、大会でよい走りができると旦那さんがめちゃくちゃほめてくれるそうで、モチベーションアップの要因になっているのだそう。旦那さん、素敵すぎます…。

もちろん、自分でミニッツをカスタマイズしたり塗装したりすることも含めて楽しいという女性もたくさんいると思いますが、藤浦さんご夫婦のようにお互いをフォローしあって二人三脚で楽しむのもいいですね。

入賞した藤浦明美さんと孝義さんご夫婦。なんとミニッツ歴は17〜18年とのこと。ミニッツの素晴らしさは「夫婦共通の趣味として2人で楽しめること、ミニッツの大会を通じて全国に友達ができたこと」なんだそう

1位と2位は男の子でした。年齢層が広いのも魅力です

1位と2位は男の子でした。年齢層が広いのも魅力です

みんなどこで練習してるの?

今回はじめてミニッツの大会に出てみて、女性かつ初心者でもたのしく遊べること、練習すればするほど上達できそうなこと、大会はハイレベルでやり込みがいがありそうなことがわかりました。ただ1点気になるのは「練習場」問題です。会社で組み立てた練習用サーキットは全長5m以上あり、自宅に置けるサイズではありません。また、インドア用なので土地があっても野外での練習はできません。

参加者に聞いてみると、全国にラジコン用の専用サーキットがあり、会社帰りなどにふらっと立ち寄って気軽に練習しているのだそう。仮に1人で行ってもミニッツを通じて友達ができたり、一緒に大会出場を目指したりできたらいいですよね。ミニッツ自体は手のひらサイズなのでどこにでも持ち歩けること、自宅にサーキットがなくても練習できることなど、男女問わず手軽に楽しめることがわかりました。

練習用サーキットの場所は、ミニッツの情報発信基地である「Mini-Z サービスステーション」(下記)でチェックできます。
【練習場案内】MINI-Z サービスステーション - KYOSHO CORPORATION

鈴木 ゆり子(編集部)

鈴木 ゆり子(編集部)

旅行(主に中華圏)、ペット、お酒が大好きな編集部員。飲みの席で盛り上げるのが得意ですがたまに記憶をなくします。

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