ギター女子にしっくりくるサイズ感

Fの壁を越えろ! Fenderの小型アコギはギター初心者にピッタリな1台

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ギターと言えば、ひと昔前までは主に男性の趣味でした。しかしここ数年は、miwaや大原櫻子といった弾き語り系女子の登場による“ギター女子(ギタ女)ブーム”もあり、男女に関係なくチャレンジしたい人が増えているようです。

そこでご紹介したいのが、“Fender”(フェンダー)のアコースティックギター「CP-140SE」。男女を問わず使いやすい、コンパクトなボディとスリムなネックで、“初めてのギター”にピッタリな1台となっています。今回はこのCP-140SEで、ギター初心者が必ずぶつかるハードル「Fの壁」(詳細は後述)を越えてみたいと思います!

初めてのギターにピッタリなCP-140SE。アコギ演奏に数年ブランクのある筆者が、久々に「Fの壁」を越えてみます

大人がギターを始めるのにちょうどイイ、名門Fenderのエレアコ

初めてのギターとして選ぶなら、どんなモデルがよいでしょうか? ギターの種類はいろいろありますが、ロックバンドが使うような「エレキギター」や、フォークシンガーが使うような「アコースティックギター」(アコギ)が挙げられます。

どんな楽曲を演奏したいかによりますが、弾き語りをしたいならやっぱりアコギ。なかでも、ギター単体で演奏できて、さらにアンプにつなぐことも可能なエレクトリックアコースティックギター(エレアコ)は、初めてのギターとしてアリな選択肢だと思います。

また、せっかくなら、技術力に定評のある名門ブランドのモデルを選びたいところ。そこで注目なのが、このCP-140SEなのです。世界2大ギターブランドのひとつであるFenderの基本技術が詰まりながら、販売価格は5万円前後という手の届きやすさが魅力。「青春時代に憧れたギターを弾いてみたい」「昔、挫折したギターにもう1度チャレンジしたい」といった、大人のビギナー層には特にピッタリなモデルと言えます。

エレキギターで有名なFenderですが、実はアコギも充実しています。アンプにつなげて音が出せるエレアコのラインアップがこんなにずらり

なかでもCP-140SEは、初心者が使いやすいように開発されたリーズナブルな “CLASSIC DESIGN”シリーズの1台

なかでもCP-140SEは、初心者が使いやすいように開発されたリーズナブルな “CLASSIC DESIGN”シリーズの1台

ボディの素材は、トップが単板スプルースで、バックとサイドがローズウッド。ネックもローズウッド指板の「Easy-to-Play」ネックを採用しています

まずCP-140SEのポイントは、ボディのコンパクトさです。フルサイズのアコギと比較してみると、その小ささがおわかりいただけると思います(以下画像参照)。特に、小柄な日本人女性が抱えると相当しっくり。現代のギタ女ブームに、全力でコミットしてくるサイズ感なんですよ。“女性が選ぶ初めてのギター”としてもイイかも。

一般的なフルサイズのアコギと並べてみると、ボディの幅や奥行きがこんなに違う! クラシックギターと見間違えるようなサイズ感です

身長152cmの筆者が一般的なフルサイズのアコギを抱えたところ。ボディが大きいので、小柄な日本人女性が抱えると上体が“持っていかれている”ように見えてしまうんですよね……

いっぽう、コンパクトなCP-140SEを抱えてみると、見た目がすっきりしてこなれた感じに! 上の写真と比べて、心なしか痩せて見えるような気もしませんか?(←願望)

また、もうひとつ初心者にとって便利なのが、ボディに備える「Fishman Presysプリアンプ・システム」です。これは、CP-140SEをアンプに接続した際の出音を調整できるものなのですが、それだけでなく、簡易的なチューニング機能も搭載しているんです。

弦を鳴らすと、その弦のチューニングが正確かどうかをランプで表示してくれるシステム。おかげで、耳で音が聴き分けられなくても、ギター単体ですぐにチューニングが可能です。初心者にこそうれしい機能!

Fenderのエレアコに採用される「Fishman Presysプリアンプ・システム」

Fenderのエレアコに採用される「Fishman Presysプリアンプ・システム」

耳で音階が聴き分けられなくても大丈夫! チューナー機能が付いているので、超簡単に弦のチューニングができます

ギター初心者を待ち受ける最初のハードル「Fの壁」

さて、ギターの練習を始めると「左手の指が痛い」「逆に右腕が疲れる」などの苦難が待っているわけですが、初期にぶち当たるもっとも高いハードルといえば、やはり「Fコード」の存在でしょう。この「Fの壁」について少々語ります。

ギターを弾くときの基本になるのは、「コード(=和音)」の考え方です。「ドレミ」=Cコード、「ソシレ」=Gコードといったように、基本的な押さえ方が決まっています。話題のFコードは、音で言うと「ファラド」の和音(F調の主和音)なのですが、指のポジショニングが格段に押さえにくいと言われます。以下の画像をご覧ください。これがFコードです。

Fコード。明らかに人間工学をガン無視したカタチ

Fコード。明らかに人間工学をガン無視したカタチ

完全に、手の指として不自然すぎる体勢ですよね。このFコードがなかなかうまく鳴らず、ギターを諦めてしまう人が続出します。これが通称「Fの壁」。なおFender社の調べによると、なんとギターを始めた人の9割は、1年以内に何らかの理由でやめてしまうそう。その理由の大半がこの「Fの壁」にあることは間違いないでしょう……。

まあ最悪、Fコードが出てこない楽曲を選ぶとか、似てるDmコードで代用してごまかすとか、Fコードが押さえられなくてもギターを弾けないということはありません。でも、しっかり弾きこなしたいなら、Fコードをマスターするとだんぜん便利。BmやGmなど、Fコードの押さえ方を応用してたくさんのコードが弾けるようになります。というわけで、せっかくなら「Fの壁」を越えていきましょう!

スリムなネックのCP-140SEなら、Fコードがマスターしやすい

今回フィーチャーするCP-140SEは、ネックの厚みがかなりスリムに設計されています。これなら初心者でもコードが押さえやすく、Fコードを鳴らしやすくなるのではないでしょうか? 以下、さまざまな角度から、一般的なフルサイズのアコギと比較してみました。

Fコードを押さえたところを比較。前から見るとそこまで違いは感じられませんが……

Fコードを押さえたところを比較。前から見るとそこまで違いは感じられませんが……

ナナメから見ても差はわかりにくいかもしれませんが、実際に押さえている本人の感触は段違いなんです

ナナメから見ても差はわかりにくいかもしれませんが、実際に押さえている本人の感触は段違いなんです

とにかくネックの厚みがかなり違います。CP-140SEはかなり薄い! 特に女性など手が小さい人は、Fコードに限らず押さえやすく感じるはず

というわけで、アコギ演奏に数年ほどブランクのある筆者が、CP-140SEでFコードの音を鳴らしてみたのが以下の動画です。CP-140SEのおかげで、数年ぶりに「Fの壁」を越えることができました!

せっかくなので、Fコードを含めた簡単な進行を弾いてみましょう。日本人なら誰もが好きなはずの通称「小室進行」(in C:Am→F→G→C)を2小節繰り返してみます。ボディのコンパクトさやネックのスリムな形状のおかげか、久しぶりにしては左手の指がかなり移動しやすく感じられました。

続いて、Fコードの押さえ方を応用したBmコードとF#mコードを入れて、いわゆる「カノン進行」(in D:D→A→Bm→F#m→G→D→G→A)を鳴らしてみましょう。Fコードが押さえられるとたくさんのコードが弾けるようになって、もっと練習したくなってきます。筆者もだんだん「うまくなりたい!」と思い始めてきました。

実は「Fの壁」のあとには「Bの壁」もある

少々残念なお知らせですが、「Fの壁」のあとには「Bの壁」もあります。Bコードは「シレ♯ファ♯」の和音(B調の主和音)。ギターを始めて最初に学ぶことが多いC調の楽曲ではほとんど使わないため、ある程度Fコードが鳴らせるようになり、いろいろな楽曲にチャレンジし始めたタイミングで突然出てきます。

このBコードも鳴らすのがむずかしくて、「Fのトラウマ再び」「むしろBの壁のほうが高い」という人もいるくらいです。ちなみに筆者個人も、CP-140SEのスリムなネックならではの押さえやすさを強く感じたのは、Bコードのほうでした。

CP-140SEなら、Bコードの押さえ方もマスターしやすいはずです。写真は半音下のB♭(押さえ方は同じ)。Fコードが鳴らせるようになってF調の楽曲を弾こうとすると、大体これが出てきます。

CP-140SEなら、Bコードの押さえ方もマスターしやすいはずです。写真は半音下のB♭(押さえ方は同じ)。Fコードが鳴らせるようになってF調の楽曲を弾こうとすると、大体コレが出てきます

CP-140SEとの組み合わせに◎! かわいいアコアンプ

さて、ある程度ギターが弾けるようになってきたら、人前での演奏にチャレンジしたくなってくるかもしれません。最後に、CP-140SEとの組み合わせにピッタリなアンプをご紹介しておきましょう。「ACOUSTIC 100」というモデルで、Fenderがアコースティックギター用に開発したアンプです。

外観もかわいくておしゃれな「ACOUSTIC 100」

外観もかわいくておしゃれな「ACOUSTIC 100」

CP-140SEと組み合わせると、すごく相性のいいデザイン

CP-140SEと組み合わせると、すごく相性のいいデザイン

ACOUSTIC 100は、ギター入力とマイク入力を兼ねたコンボ端子を、2系統備えていることが特徴。1系統にはエレアコ、もう1系統にはマイクを接続して、弾き語りの音声をミキシングして鳴らせます。しかも、入力ごとに独立して、3バンドEQ、エフェクト切替え、エフェクト・レベル調整、フェイズ・スイッチなどのコントロールが可能。さらに、8種類のエフェクターも搭載していて、簡単にサウンドを変えられます。このアコアンプが1台あれば、手軽にアコギの弾き語りを披露できるようになるのです。

ギターの1/4インチTRS入力とXLRマイク入力のコンボ端子を2系統装備。アコギとマイクをつなげて弾き語りが可能です。カフェでのイベントなど、PAがないような場所でも手軽に演奏が楽しめます

重量は8kgで、本体上部に手を引っかけて持ち運びができるため、女性の手でも移動しやすいのがポイント

重量は8kgで、本体上部に手を引っかけて持ち運びができるため、女性の手でも移動しやすいのがポイント

弾いているイメージはこんな感じ! これも、特に女子が使うとしっくりくるデザインでは?

弾いているイメージはこんな感じ! これも、特に女子が使うとしっくりくるデザインでは?

まとめ。大人が趣味で遊ぶのにちょうどいいアコギ

というわけで、今回はCP-140SEの魅力に迫ってみました。ちなみにそのコンパクトさゆえ、ネックとトーンホールの間隔が近い=右手と左手の距離が近いので、普段からフルサイズのアコギを弾き慣れている人にとっては、違和感のあるサイズかもしれません。

しかし、新しい趣味としてギターを始める人や、数年のブランクがあってもう1度チャレンジしたいと思っている復活組には、ちょうどよいのではないでしょうか。大人が趣味で遊べる手軽さもあるし、女性が弾きやすいのも魅力的。さまざまなニーズに対応してくれる、ギターブーム時代にピッタリな1台です。

杉浦 みな子(編集部)

杉浦 みな子(編集部)

オーディオ&ビジュアル専門サイトの記者/編集を経て価格.comマガジンへ。私生活はJ-POP好きで朝ドラウォッチャー、愛読書は月刊ムーで時計はセイコー5……と、なかなか趣味が一貫しないミーハーです。あ、90年代アニメも好き。

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2017.10.18 更新
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