往年の「C」シリーズが新世代に

歴代モデルのイイとこ取り! コルグの“ちょうどイイ”電子ピアノ「C1 Air」

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シンセサイザーで有名な電子楽器メーカーの名門、コルグ(KORG)から、家庭用電子ピアノの新モデル「C1 Air」が登場した。その魅力は、歴代モデルのメリットを組み合わせた“ちょうどイイ”仕様。コルグ製電子ピアノの新たなスタンダードラインとなる、C1 Airの詳細をご紹介していこう。

レッスンにも趣味にも“ちょうどイイ”「C1 Air」の魅力とは?

レッスンにも趣味にも“ちょうどイイ”「C1 Air」の魅力とは?

※電子ピアノの選び方はこちらをチェック!
→《2017年》おすすめの電子ピアノ! 人気メーカーと失敗しない選び方

最上位機「G1 Air」とロングセラー機「LP-380」のイイとこ取り!

コルグの電子ピアノと言えば、同社がプロ向けのシンセサイザー開発で培った技術を搭載しつつ、価格帯を10万円以下に抑えたコスパの高さが魅力だ。今回発表されたC1 Airも、もちろんそこは同じ。その特徴をひとことで言うと、同社のフラッグシップ機「G1 Air」と、ロングセラー機「LP-380」の“イイとこ取り”である。

「G1 Air」の鍵盤、音色、Bluetooth機能を継承

まず、2017年に登場したばかりのG1 Airは、コルグが長年培ってきた電子ピアノの技術を結集させたというフラッグシップモデル(→G1 Airの詳細はこちら!)。同社の30万円クラスのシンセサイザーと同じ鍵盤を搭載しつつ、世界最高峰のコンサート・グランド・ピアノの音色と、高品位なスピーカーユニットで再生品質を高めている。さらに最新のBluetooth機能にも対応する。

C1 Airは、このG1 Airと同じ「RH3鍵盤」を搭載。ピアノ音色も、世界的なグランド・ピアノ音をサンプリングした「ジャーマン・ピアノ」「ジャパニーズ・ピアノ」の2種類を切り替えられるようになっている。さらに、最新のBluetooth機能も引き継いでおり、スマートフォンとの連携機能に対応する。たとえば、スマホで再生中の音楽をBluetooth機能でC1 Airに飛ばし、本機の内部スピーカーで鳴らしながら、そこにあわせてピアノ演奏を楽しむといったことが可能だ。

スピーカーユニットは、C1 Air専用にチューニングした10cm口径のフルレンジを2基内蔵。総合出力50Wを確保し、G1 Airに次ぐサウンドの再現性を狙っている。ヘッドホン使用時に臨場感のある再生を行う「ステレオ・サウンド・オプティマイザー」などの技術も搭載する。

フラッグシップモデルのG1 Airと同じ、RH3鍵盤を採用。ハンマーを4段階の重さに分け、低音部では重く、高音部で軽くなるタッチ感を再現する。タッチの強さによって音の出方を5段階で設定できる「キー・タッチ・コントロール」機能にも対応している

鍵盤の左上に備えるインターフェース部。2種類のグランド・ピアノ音色の切り替えや、メトロノーム機能やレコーダー機能を操作できる。本機の音色数は30で、同時発音数は最大120

足元のペダルは、通常のアコースティック・ピアノと同じくダンパー、ソフト、ソステヌートを使える3本ペダル。ハーフ・ペダルにも対応しているので、微細な表現が可能

以下の動画は、C1 Airを「ジャーマン・ピアノ」と「ジャパニーズ・ピアノ」それぞれの音色で演奏したもの。音色の違いを聴き比べてみてほしい。

「LP-380」のスリムデザイン&カジュアルな設置性を継承

対して、2013年に発売されたLP-380は、上述の「RH3鍵盤」を搭載しながら、6〜7万円という値ごろ感のある価格設定もあって、ロングセラーとなっているモデルだ。発売から4年が経つ今でも、価格.comの電子ピアノ製品売れ筋ランキングでトップ5以内にランクインし続けている(2017年10月20日現在)。C1 Airは、このLP-380と共通の直線を基調としたデザイン性を受け継いでおり、室内にも設置しやすいコンパクトさが魅力だ。

つまり簡単に言うと、LP-380のカジュアルさとG1 Airの最新仕様が合体した、“ちょうどイイ仕様”を狙ったのがC1 Airと言える。

C1 Airをリビングに設置した際のイメージ。キー・カバーを上げた状態でも高さはわずか92cmで、窓際に置いても外の景色をさえぎらない。また、奥行きはわずか26cm(転倒防止金具を除く)で、ソファーの後方に置いても通り道をふさがず、生活空間に手軽に設置できる

サイドから見ると、そのスリムさがわかりやすいはず。リビングだけでなく、書斎や寝室などの個室にも無理なく置けるサイズだ

コルグ往年の「C」シリーズが新世代に生まれ変わった

実はC1 Airには、電子ピアノとしての性能や価格のほかにも、もうひとつ大事なポイントがある。それは、型番に「C」の文字が冠せられていることだ。この点について少々ご説明しよう。

コルグの電子ピアノとして、久しぶりに「C」の文字が型番に付いた

コルグの電子ピアノとして、久しぶりに「C」の文字が型番に付いた

元々、コルグの家庭用電子ピアノは「コンサート・シリーズ」という名称で、型番が「C」(=Concert)で始まる製品をスタンダードモデルとして多数展開していた。同社が通称「C」シリーズと呼ぶラインだ。その後、コルグでは時代の流れにあわせて新しい電子ピアノを続々と開発しつつ、「コンサート・シリーズ」の名称も引き継いできたのだが、実はスタンダードモデルだった「C」型番のラインは生産を終了していた。現在の主力となっているのは、上述のG1 AirやLP-380、そして各種キーボード製品などだ。

今回のC1 Airは、コルグの電子ピアノとして久しぶりに型番に「C」の文字を冠し、最新のBluetooth機能にも対応する「新世代のCシリーズ」として開発された製品になる。

コルグによれば、C1 Airの「C」には、その特徴を現す「コンパクト」「カラフル」「カジュアル」「コネクト」「コンサート」の5つの意味が込められているのだとか。同社製電子ピアノの新しいスタンダードに位置づけられる新しい「コンサート・シリーズ」というわけだ。

定番のブラックやブラウンはもちろん、インテリア性が高く人気のホワイトや、インパクトのあるレッドまで、カラフルなカラバリを揃える

まとめ。レッスンでも趣味でも使える、“ちょうどイイ”電子ピアノ

上位機種と同じRH3鍵盤を搭載し、最新のBluetooth機能も備えつつ、実売価格はおよそ7万円台を実現するC1 Air。デザインのカジュアルさも含めて、ちょっとしたレッスンや趣味で弾くなら「これくらいのスペックと価格がちょうどイイ」と感じる人は多いのではないだろうか。LP-380に代わる、コルグの新しいロングセラーにもなりそうなモデルだ。

杉浦 みな子(編集部)

杉浦 みな子(編集部)

オーディオ&ビジュアル専門サイトの記者/編集を経て価格.comマガジンへ。私生活はJ-POP好きで朝ドラウォッチャー、愛読書は月刊ムーで時計はセイコー5……と、なかなか趣味が一貫しないミーハーです。あ、90年代アニメも好き。

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2017.11.17 更新
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