いいモノ調査隊
1/60スケールで表現するGN粒子

3万円超えの“光る”ガンプラ「PGエクシア」は究極のガンプラだった!

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2018年もガンプラです! 今回はついに、ガンプラ最高峰のPG(パーフェクトグレード)シリーズの最新作をご紹介します。RG、HG、MGとさまざまなシリーズのガンプラを紹介してきましたが、PGはその中でも最大級の、スケール1/60という大型モデル。大きいだけでなく、内部構造、ギミック、ディテールなど、ガンプラの最新技術が詰め込まれています。今回組み立てるのはその最新作。昨年、放映から10周年を迎えた「機動戦士ガンダム00」より、主役機のガンダムエクシアです。

大型のパッケージ。箱にも気合いが入っております

大型のパッケージ。箱にも気合いが入っております

本モデルにはLED付きとそうでないものの2種類があり、筆者が選んだのはもちろんLED付き。そのメーカー希望小売価格は驚くなかれ、34,560円!! LED付きでないPGエクシアの単体販売が19,440円なので、その差額15,120円分の価値はあるのか否か? じっくり見ていきましょう。

ランナー総数40枚! まずは骨格を作り、LEDを組み込んでいきます

まずパッケージを開けて驚かされるのは、ランナーの多さです。プラモデルのパーツが取り付けられた板状のあれが何と40枚! ビニール袋から取り出すだけで大変です。先日ご紹介した重量級モビルスーツ、MGのZZガンダムですら17枚だったので、それの倍以上ですね。さすがPG!くわえて、LEDのキットが同梱(どうこん)されております。

パッケージ開封でまず驚きます。LEDキットは別箱に封入

パッケージ開封でまず驚きます。LEDキットは別箱に封入

LEDキットはこのように各部位別に封入されています。LED発光には別途単3形乾電池4本が必要です

LEDキットはこのように各部位別に封入されています。LED発光には別途単3形乾電池4本が必要です

せっかくなのでランナーを一挙掲載してみました。取り出すだけでひと苦労です

せっかくなのでランナーを一挙掲載してみました。取り出すだけでひと苦労です

では組み立てていきましょう。さすがに40枚のランナーからパーツを切り出すだけでもひと苦労なのですが、今回のキットは、Aのランナーからこのパーツを切り出し、Bのランナーからこれを切り出し…みたいなものが極力少なくなっており、指定された数枚のランナーで、各部位が完成する仕組みになっています。これはとても助かりました。

今回のキットの特徴は、まずは内部の骨格を作ってから、外装を取り付けていく仕組みになっています。さらにLEDの配線を組み込みながら作っていくので、従来のガンプラのように、腕だけを作り、次は脚だけを作る…みたいな作り方ではなく、全体を見ながら作っていく感じになります。これは新鮮だったのですが、実は結構大変でした。

というわけで、全身の骨格、内部構造が完成しました。実にここまでで7時間ほどかかっております

というわけで、全身の骨格、内部構造が完成しました。実にここまでで7時間ほどかかっております

LEDの配線は、きちんとプラモデルの可動に干渉しないように配慮がされています

LEDの配線は、きちんとプラモデルの可動に干渉しないように配慮がされています

手足の可動の柔軟さ 手足の可動の柔軟さはPGならでは。肘部分がやや硬く感じました

手足の可動の柔軟さはPGならでは。肘部分がやや硬く感じました

LED発光により「GN粒子」を再現

この状態で発光させてみましょう。LEDにより、エクシアの特徴である太陽炉「GNドライヴ」から「GN粒子」が全身に伝達していく機構が再現されています。また、ガンプラ史上初採用の”導光素材”としてシリコンシートなどの特殊素材も多々使われており、これが発光する際にきれいな輝きを見せるようになっていました。

頭部と胸部がまず緑色に光りだします。起動状態の「緑」ですね

頭部と胸部がまず緑色に光りだします。起動状態の「緑」ですね

GN粒子が蓄積し、稼働状態の「緑・青」

GN粒子が蓄積し、稼働状態の「緑・青」

圧縮され、臨界状態の「赤」へと変化します

圧縮され、臨界状態の「赤」へと変化します

写真でお気付きかもしれませんが、まるで初代プレイステーションかと思うような大きさの専用のスタンドが付いており、このスタンドの中に電池や発光ボタンのキットを組み込み、そこから本体のLED配線につなげる仕組みになっています。なので発光させる場合には、このスタンドに立たせることが前提です。

発光していても可動には問題なし。動かしながら光らせます

発光していても可動には問題なし。動かしながら光らせます

続いて明かりを消した状態で発光させてみました。発光のシーケンスは、電源を入れて、ボタンを1回押すと、頭部、胸部がグリーンに発光します。劇中のエクシア同様、GN粒子を蓄積し圧縮するというイメージですね。そして2回目のボタンで全身が青く発光します。3回目で青から徐々に赤くなる感じ。これが紫っぽく見えます。そして4回目で赤く発光し、5回目で真っ赤に発光したあと消灯し、1回目からのシーケンスを繰り返すというもの。

まずは頭部と胸部の発光です。クリアパーツごしの明かりになります

まずは頭部と胸部の発光です。クリアパーツごしの明かりになります

青 紫 青→紫→赤に発光します。もも部分とすね部分でも色が違います

青→紫→赤に発光します。もも部分とすね部分でも色が違います

最後に真っ赤になり最初のシーケンスに戻る様子は動画でご覧ください

どうですか? かなりきれいですよね。実はこの骨格状態でないと見られない発光もあるので、外装を組み立てる前に一度楽しんでおくことをオススメします。ちなみに、取り付けた外装は簡単に外すこともできるので、それぞれの発光の違いを楽しみながら飾るのもいいですよ。

外装を付けて、エクシア完成! まずは全身をじっくりご覧ください

それでは次に外装を取り付けていきます。外装もパーツを取り付けるだけかと思っていたのですが、かなりディテールにこだわっており、細かいパーツも多く、これまた4時間近くを費やしました。

エクシア完成です! 赤く光る発光状態をご覧ください!

エクシア完成です! 赤く光る発光状態をご覧ください!

未発光状態の上半身です。頭部の作り込みを見てください

未発光状態の上半身です。頭部の作り込みを見てください

脚などのパーツもメカメカしさがたまらないですね。パーツの組み合わせもしっかり決まります

脚などのパーツもメカメカしさがたまらないですね。パーツの組み合わせもしっかり決まります

すね部分のシリコンシートのLED発色もとてもきれい

すね部分のシリコンシートのLED発色もとてもきれい

手前左から1/100のMGエクシア 、1/144のRGエクシアと並べてみました。全長は約30cmです

手前左から1/100のMGエクシア 、1/144のRGエクシアと並べてみました。全長は約30cmです

バックショットです。腰あたりでスタンドに固定します。がっちりはまって抜けることはなかったです

バックショットです。腰あたりでスタンドに固定します。がっちりはまって抜けることはなかったです

発光した状態の上半身です。頭部の緑が特に鮮やか

発光した状態の上半身です。頭部の緑が特に鮮やか

外装は、2色に塗り分けられたホワイトのパーツがメインで、腕、脚などはかなり細かく部位に分けて取り付けていきます。しっかりはまるので抜け落ちることはないのですが、肘部分の細かいパーツは可動の際に外れることがあるので、接着したほうがよさそう。また腰と脚をつなぐ平たいパーツが外れることが多かったので、これも瞬間接着剤で固定しました。専用のスタンドがかなりしっかり固定してくれるので飾っておくのには何の問題もありませんでした。

多彩な武装で好みのポージングが可能

武装も多彩です。GNソードからGNブレイド、ビームサーベルなど。専用の持ち手も付属して、しっかり固定できました。LEDユニット搭載ながら、可動をじゃますることはなかったので、多彩なポージングが可能です。

GNブレイドはロングとショートの2本。両手持ちも可能です

GNブレイドはロングとショートの2本。両手持ちも可能です

ビームサーベルもロングとショート(ダガー)がそれぞれ2本で4本付きです

ビームサーベルもロングとショート(ダガー)がそれぞれ2本で4本付きです

そしてGNソードとGNシールドでのエクシアおなじみのスタイル

そしてGNソードとGNシールドでのエクシアおなじみのスタイル

GNソードはライフルモード状態からソードモードに変形します

GNソードはライフルモード状態からソードモードに変形します

GNソードは大きくそしてちょっと重いので、ポーズがややとりにくい感じでした

GNソードは大きくそしてちょっと重いので、ポーズがややとりにくい感じでした

発光すると、まさに劇中のエクシアそのもの

それでは外装を取り付けた状態での発光を見ていきます。明るいところでもはっきりと輝き、意外にも外装があった状態のほうが、きれいに見える感じでした。また外装の一部分はオープン状態にすることもできて、違いを楽しめます。

ることもできて、違いを楽しめます。 青から赤への変化でかなり印象が異なります。見とれるほど美しいですね…

青から赤への変化でかなり印象が異なります。見とれるほど美しいですね…

クリアパーツ部とシリコンシート部の発光具合も異なります。クリアパーツ部には裏に銀色のシールを貼ることによって、光の印象が変わっています

ももやすねなどは外装をオープン状態にでき、よりメカニックな感じと光を楽しめます

ももやすねなどは外装をオープン状態にでき、よりメカニックな感じと光を楽しめます

特に赤色発光状態は腕部分の発色が強く、かなり鮮やかに光りますね

特に赤色発光状態は腕部分の発色が強く、かなり鮮やかに光りますね

GN粒子が伝達されていく様子を実際に目にしているようで、ガンプラのクオリティはここまできたか…となんだか感動してしまいました。

結論:3万円超えの価値はある

最新技術が詰め込まれた究極のガンプラでした

最新技術が詰め込まれた究極のガンプラでした

総評すると、とにかく作りごたえのあるガンプラでありました。ですが、組みやすく、またしっかりとパーツがはまるので、初心者でも時間をかければ作れるというのを実感したガンプラでもあります。大きさと重さゆえに、可動でやや硬い部分、そして固定しない部分もあったのがやや残念です。

しかし、精緻なディテール、武装ごとの専用手首や専用スタンド、そして色調変化のあるLED発光など、従来のガンプラではなかった部分が最新技術で実現されており、個人的にはこの値段分の価値はあると思います。何といってもとにかく完成形のクオリティが高くかっこいいので、つい何枚もシャッターを切ってしまいたくなりますよ。プラモデルでここまで再現できるのはすごいですね。PGはまさに究極のガンプラといえそうです!

マッシー

マッシー

「月刊PCエンジン」誌で編集ライターデビュー。「64DREAM」誌デスクを経て前職はXbox 広報のゲーム漬け人生。猫とガンプラとaqoursが存在理由のホビー担当。

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