2025年5月にデビューした加熱式タバコ用デバイス「プルーム オーラ(Ploom AURA)」が好調のJTから、なんとまた新たなデバイスが2025年10月1日に登場! その名も「プルーム・キューブ(Ploom CUBE)」です。
JTの加熱式タバコデバイスの最新作「プルーム・キューブ」。ボディカラーは全4色で展開。写真は「ジェットブラック」。メーカー希望小売価格は1,980円(税込)です
販売店舗は、「CLUB JTオンラインショップ」、または全国の「Ploom Shop」(札幌、銀座、名古屋、なんば、広島、天神)のみ。販路は今後拡大するかもしれませんが、ひとまずは限られたチャネルで販売されます。
印象的なのは、旧世代モデル「プルームX」や「プルームX アドバンスド」と似たデザインを採用していること。「プルーム オーラ」よりもあのフォルムのほうが好きだった、使いやすかった、という人には朗報です。
「プルーム」ブランドは、このように進化を遂げてきました。「プルームX アドバンスド」から進化したのが「プルーム・オーラ」です
そしてもちろん、「プルーム・キューブ」の味わいやスペックも気になります。そこで、従来モデル「プルームX アドバンスド」や「プルーム・オーラ」と並べたり吸い比べたりしながら、「プルーム・キューブ」の特徴を明らかにしていきます。
左から、「プルームX アドバンスド」「プルーム・オーラ」「プルーム・キューブ」
まずはデザインを比較。
「プルーム・キューブ」は「プルームX アドバンスド」に似たフォルムですが、少し小さめです。
左が従来モデル「プルームX アドバンスド」で、右が新型「プルーム・キューブ」。「ploom」ロゴの描かれ方も少し異なっています
サイズを数値で見ると、従来モデル「プルームX アドバンスド」の44×24×89mm(幅×奥行×高さ)、重量95gに対し、「プルーム・キューブ」は45×24.1×77.5mm、重量85.4g。主に長さが小さくなったことがわかります。
ほかにも、タバコスティックを抜き挿しする部分のカバーが「プルームX アドバンスド」(左)では外側に出っぱっていましたが、「プルーム・キューブ」(右)では内側に収まり、より滑らかなフォルムに仕上がっています
いっぽう、「プルーム・オーラ」のサイズは、24.2×29.2×109.4mmで重量77.9g。細長くスリムな設計が特徴です。なお、充電用の端子は「プルームX アドバンスド」も含め、すべてUSB Type-C。
端子の位置は変わらず、どれも“底面”に配置
ちなみに、満充電されるまでの時間は「プルームX アドバンスド」が約90分、「プルーム・オーラ」が約180分でしたが、「プルーム・キューブ」は「プルーム・オーラ」と同じ約180分です。
「プルーム・キューブ」には、USB Type-Cケーブルとクリーニングスティックが同梱
「プルーム・キューブ」のカラーバリエーションは、「ジェットブラック」のほか、「ゴールド」「ネイビーブルー」「ルナシルバー」がラインアップ。関連アクセサリーには以下のとおりです。
・フロントパネル(各980円/税込)
・ファブリック・バックカバー(各1,480円/税込)
・レザー・バックカバー(各2,480円/税込)
・ファブリック・キャリーケース(各2,480円/税込)
手前から「ジェットブラック」「ゴールド」「ネイビーブルー」「ルナシルバー」
ここからは機能・性能面の解説ですが、結論から言うと、実は「プルーム・キューブ」と「プルーム・オーラ」に大きな違いはありません。
「プルーム・オーラ」の要である加熱技術「スマート ヒートフロー(SMART HEATFROW)」は「プルーム・キューブ」にも搭載されており、4種類の加熱モード(スタンダード、ストロング、ロング、エコ)や各使用可能本数、味わいなども一緒です。
4つの加熱モードを選べる「ヒート セレクト システム(HEAT SELECT SYSTEM)」
加えて、モードなどをカスタマイズする際の手順も従来どおり。デバイスとスマホをBluetooth機能で接続し、専用アプリまたはコネクトブラウザを介して、スマホにて設定を変更できます。
「プルーム・オーラ」(左)と「プルーム・キューブ」(右)を同じモードで吸い比べましたが、確かに味わいも同じ
「プルーム・キューブ」で使用できるタバコスティックは、「エボ」「メビウス」「キャメル」と「プルーム・オーラ」と同じ。また、最高加熱温度が約320度であることや、自動加熱機能を有していることなども同じ。いわば、デバイスの中身は、同様のものが入っていると言っても過言ではないのです。
念のため、前世代の従来モデル「プルームX アドバンスド」(左)と「プルーム・キューブ」(右)の味わいも比較。やはり、風味のたくましさや安定感などは、後者のほうが優秀です
「ということは、『オーラ』と『キューブ』が違うのは形やサイズだけか」と思われるでしょうが、もうひとつ大きな違いがあります。そう、本体価格です。
本体価格は、期間限定キャンペーンなどによっても変動しますが、メーカー希望小売価格で比べると、「プルーム・オーラ」が2,980円なのに対し、「プルーム・キューブ」は1,980円(ともに税込)。1,000円安い点は、「プルーム・キューブ」の魅力のひとつです。
最後に、今回比べた3モデルそれぞれのスペックをリストにまとめました。先述したように、「プルーム・オーラ」と「プルーム・キューブ」の性能に大きな違いはないので、加熱式タバコデバイスを初めて買う人、ほかのデバイスから乗り換えたい人は、「プルーム・オーラ」と「プルーム・キューブ」のどちらかから好きな形状のほうを買いましょう。「プルーム・オーラ」を持っていてサブ機の購入を考えているなら、1,000円安い「プルーム・キューブ」が最有力候補になるでしょう。もちろん、「プルーム・オーラ」2台持ちもアリです。
「プルームX アドバンスド」「プルーム・オーラ」「プルーム・キューブ」の3モデルスペック比較表。「プルーム・オーラ」は軽さとスリムさ、「プルーム・キューブ」は安さとコンパクトさが優位なポイント
今回の「プルーム・キューブ」のリリース発表は、発売と同時だっただけに、話題性のインパクトも絶大でした。JTは今春の「プルーム・オーラ」と「エボ」の発売以降、画期的なカプセルメンソールスティックの発売や、特別ラウンジの期間限定開業など、勢いを感じさせます。引き続き、目が離せません!