夏休み中、子どもが自宅に持ち帰ってきた油粘土。いろいろな作品を作っては楽しむ様子を見ていて、せっかく上手に出来た作品はやはり残しておいてあげたいと思ったものの、紙粘土はまだまだ小さい子どもが使うには扱いが難しく、何かちょうどよいものがないかと探していた矢先、こちらの粘土を見つけました。
彩色や絵の具で色を混ぜることができ、乾くと硬化して壊れにくい紙粘土ですが、油粘土並みに伸びて柔らかく、手にも付かないので小さな子どもでも扱いやすいのが特長です。いわば、油粘土と紙粘土のそれぞれの利点を併せ持った商品です。
夏休みの工作も兼ねて、試しに購入してみました。一番大きなサイズのLLですが、見た目で想像していたのとは違い、持った瞬間に「かるっ!」と思わず声が漏れました。一般的な紙粘土よりも比重が軽い印象です。
開封すると、豆腐やマシュマロのような本体が。触感は少し弾力のあるマシュマロといった感じで、指先で簡単にちぎれます。練った感じは、パン生地や餃子の皮など小麦粉を捏ねるようで大人でもなかなか楽しいです。
次は色づけ。小学校低学年ではまだ完成した作品に絵筆で彩色をするのは難しいため、絵の具を直接混ぜて捏ねて色粘土に。延ばしたり畳んだりしているうちにキレイな色粘土に変わります。完全に混ぜなくてもマーブル模様など加減で自由に。
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絵の具を練り込めば、簡単にカラフルな色粘土に |
あとは用意した各色の粘土を使って、自由に成型。紙粘土ですが、柔軟で、短時間で乾くこともありません。付属の保存袋に入れて乾燥しないように密閉しておけば、開封後も長期使用が可能です。
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紙粘土ですが、小麦粉の生地のように柔らかく、ねりケシのようによく伸びて、思い通りの形に |
完成した作品はそのまま自然乾燥。一晩もすれば完全に硬化して壊れにくくなり長期保存に最適。
持ってみると、粘土状の時よりもさらに軽くなり、発泡スチロールのような感じです。![]() |
完成した作品はそのまま一晩ほど放置すると、発泡スチロール状に硬くて軽くなります |
ちなみに燃やしてもダイオキシンを発生しないエコな素材を使用しているとのこと。子どもに限らず、もの作りの楽しさを再発見し、大人も夢中になってしまう工作素材です。