もう10年以上前ですが、仕事で三重県に住んでいたことがありました。その時にお世話になった方が、信楽焼で有名な滋賀県の甲賀市信楽町付近に住んでおられて、ひんぱんに遊びに行った思い出があります。車で走っているといたる所に信楽焼のお店があり、店の前には狸の置物が並んでいる、そんな風景を今でもふと思い出したりします。
当時の思い出で一番よく覚えているのが、若手陶芸家達が集まって開かれた「月見酒陶芸パーティー」です。そのまんまですが、満月を見ながらお酒を飲んで陶芸家たちの作品を鑑賞するような集まりでした。それが縁で陶芸作りを後日拝見させていただいたこともございます。いつか私も機会があれば陶芸に挑戦したいと思っていたのですが…
この機を逃したらもう一生陶芸をせずに終えてしまうかもしれないと思い、値段も安かったので購入してみることにいたしました。自分の作った器で、昼はおいしいコーヒーを、夜はおいしい焼酎を飲めれば最高だな〜と。
セット内容
★粘土…2種類 (黒と茶色がそれぞれ250g)
★コーティング剤
★のし棒
★ヘラ…2種類
★作り方説明書
粘土1個でだいたいコップ程度の大きさの作品が作れるようです。ちなみに粘土は別売りもされていましたよ。ではさっそく作りたいと思います! 今回は黒粘土を使用しました。耳たぶくらいの柔らかさになるまで、水で湿らせながらこねまくります。
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あれ? もうできましたよー |
これ、誰もが必ずやってしまうと思います! 初期作品「一本糞」
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気を取り直して、形を整えます |
棒とヘラを使って長方形を作ります。
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コップの形に丸めていきます |
空き缶にラップを巻き、その上を粘土で巻いて底に蓋をします。作り方についてはくわしい説明書が付いていますので、ご安心を。
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こんな形になっちゃいました〜 |
実は当初マグカップを作る予定でいたのですが、粘土がうまくラップから離れなかったり粘土で包んだ缶が抜けなかったりと苦労いたしまして、最終的には手ごねで作りました。コーヒーは諦めて、焼酎専用器にいたします。
後で分かったのですが、忍耐強くない私は早く作りたい一心で、少し固まるまで待つという作業を怠っていたことが判明いたしました。空き缶を粘土で包んだら、少し硬くなるのを待ってから抜けばきれいに抜けるようです。
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模様入れ |
そのままだと味気ないので、キッチンで見つけたハート型で模様を付けてみました。俺ってなんでこんなにセンスがないんだろう? でも、もう後戻りはできません!
え〜次は…、何〜〜〜?! 1日以上風通しのいい日陰で自然乾燥?!
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数日後 |
色が白っぽくなり、水気が飛んでザラザラって感じになりました。ここからいよいよ焼成に入ります!
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160度のオーブンで40分 |
オーブン内が汚くてモザイクをかけさせていただきました。お見苦しい点をお詫びいたします。本物の陶芸は800度とかの高温で素焼きするらしいですよ。
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きれいに焼けました! |
何か手作り感たっぷりの本物って感じがします。観賞用の素焼き作品は一応コレで完成ということになります。私は水漏れしない実用品を作りますので以下に続きます。
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色を付けました〜 |
アクリル絵の具が最適らしいですが、クレヨンもOKと書いてありましたので100均で購入したクレヨンで色を付けてみました。
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付属のコーティング剤を塗って、もう一度オーブンで焼いて完成! |
コーティング剤を塗るために筆を買ったのですが、コーティング剤の蓋の内側が筆になっていましたので、買う必要なかったです。全体的に薄く塗り、乾かす作業を2回以上繰り返します。そして再度、100度のオーブンで20分焼きました。ツヤツヤでいい感じに仕上がりましたよ〜、お水を入れても大丈夫でした。
調べてみたら、実際の陶芸も「素焼き→絵付け→焼成」というだいたい同じような行程で作るようですね。
「小学生か?」と、皆に馬鹿にされましたが、ん〜自分でもそう思っちゃいました…。でも苦労して作った作品ですから、かわいくて仕方ありません。大事にしたいと思います。
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予定どおり焼酎をいただきます |
この作品のために購入した、鹿児島産芋焼酎「一人蔵」、なんかピッタリのネーミングでしょ? 早く夜にならないかな〜。
皆さんも、新しい趣味としてどうですか? 世界に1つだけのマイ陶器、作ってみてはいかがでしょう。
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