「私の戦闘力は53万です」や「その変身をあと2回もオレは残している…」など、少年ジャンプ史上、もっとも読者に絶望感を与えたキャラクターといえば、そう、『ドラゴンボール』に登場する強敵、フリーザ様でございます。最強最悪なキャラなのに、どこかコミカルで憎めないキャラともいえますが、そのフリーザ様の最終形態がプラモデルとして発売されました! なんとあのフリーザ様を組み立ててしまおうという魂胆です。少ないパーツでシンプルな組み立てながら、美しいプロポーションかつ可動フィギュアなみにグリグリと動くフリーザ様、欲しくありませんか?
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そして素組みでこの完成度! いやらしいポーズも再現可能です! |
パーツは少なめで、サクサクっと1時間くらいで組み立て可能なプラモデルです。最終形態のフリーザ様なので、色はシンプルなやや紫がかったホワイトがベースとなっており、アクセント部分が濃い紫になっています。シンプルながら、表情にはこだわりあり。目線を赤で表現し、白いパーツと組み合わせることで、フリーザ様独特の目の表情が再現されています。しかも表情は2種類付属で差し替え可能。ニヤっと半笑いで小バカにしたような表情とまがまがしい戦闘顔の2つになっています。
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赤い瞳が迫力あります!そしてこの憎たらしい顔!! |
シンプルなプラモデルながら、可動範囲の広さやスムーズな動きはあたかもフィギュアのような完成度になっています。肩は引き出し式で腕を前方に伸ばすことができ、腕、脚、足先さらには尻尾までグリグリと動きます。これで戦闘時のフリーザ様のポーズを自由につけることができますよ。また尻尾にはクリアのパーツを挟むことで、ガンプラに使われるアクションスタンドや、フィギュアで使用する魂STAGEなどのスタンドを取り付けることも可能。
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肩を引き出して、腕を胸部前方に持ってくることができます |
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大きな尻尾と足の接地がいいので、片足立ちも余裕 |
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腕、足を自在にポージングして、コミックの動きを再現! |
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筋肉のディテールを表現したパーツの組み合わせが雰囲気を出しています |
さらにオプションも充実しています。まずはフリーザ様の技「デスボール」と「デスビーム」を再現できるピンクのクリアパーツ。「デスボール」は差し込み穴があいており、付属のクリアスタンドに差し込み、発射した状態や、手首にとりつけるハンガーパーツで指先上に発生させたポーズなどが再現できます。「デスビーム」は交換用の人さし指を突き出した手首パーツに差し込み、あたかも指先から発射しているようなシーンを再現できます。こちらも付属の専用スタンドを使って固定することも可能です。
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デスボール発射! 手首にとりつけるパーツで宙に浮いているようなポージングが可能 |
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デスビームは指先につけることで発射ポーズも再現可能。スタンドで固定できます |
さてこうなってくると、フリーザ様だけでは物足りなくなってきますね。同シリーズで、「スーパーサイヤ人 孫悟空」も発売されており、一緒に飾ったりアクションポーズをとらせたりして遊ぶのがベストなのですが、筆者は過去にいいモノ調査隊でも紹介させていただいた「S.H.Figuarts スーパーサイヤ人孫悟空 超戦士覚醒Ver.」と一緒に組み合わせてみました。やはり孫悟空と戦わせるのがいいですよね。今回だけはフリーザ様目線でのバトルポーズとなっております!
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まずは迫力の肉弾戦!フルパワーのフリーザ様という設定です! |
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自信満々のデスビームで攻撃! 原作ではコレ、フリーザ様を狼狽させることになりますよね… |
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怒りのフリーザ様のキックが炸裂! |
いかがですか? やや狂気に満ちた最終形態のフリーザ様のまがまがしさがよく出ているプラモデルになっていますよ。シリーズは続々とラインアップされているみたいなので、集めてバトルポーズで飾るのが楽しそうです。そういえばフリーザ様って、これで服を着ている状態なんですかね? それとも全裸?