レビュー
0℃の環境下でも高い保温力を発揮した魔法瓶構造のポット

異物混入を防ぐ! ロック機構を備えた「セキュリティーポット」の信頼性をチェック!!

このエントリーをはてなブックマークに追加

非常に残念なことではありますが、このご時勢、自分の身は自分で守ることも大切。在宅時のほか、通勤・通学中の防犯対策など気になることはいろいろありますが、今回は、飲み物への異物混入を防ぐのに役立つ、タイガー「ステンレスエアーポット MAB-K300」を紹介します。

ステンレスエアーポットって、どんなもの?

「ステンレスエアーポット MAB-K300」(以下、ステンレスエアーポット)は別名「セキュリティーポット」とも称される、ロック機構を搭載したポットです。フタの開閉部分にダイヤルロックが装備されており、設定した番号に合わせないとフタを開けることができません。シンプルな構造ですが、簡単にフタを開けることはできないので安心です。なお、ポットには湯沸し機能はなく、保温するのみとなりますが、真空層を設けた魔法瓶構造となっているため、保温力もバッチリ。熱湯の場合、ステンレスエアーポットに入れて10時間経過しても78℃以上の高温がキープできるそうです。

サイズは16.5(幅)×36(高さ)×23.1(奥行)cmで、容量は3L。見た目は、一般的なポットと変わりません

サイズは16.5(幅)×36(高さ)×23.1(奥行)cmで、容量は3L。見た目は、一般的なポットと変わりません

一般的なポットと異なるのは、ロックキーが装備されていること。3桁の番号が一致しないとフタは開きません。なお、ロック解除のナンバーは、ほかの人が簡単に変更できないように工夫されています
※製品の特性上、方法は非公開

ロック解除ナンバーが一致すると、ロックキーを90°回転させられるようになります(これが解除の合図)。この状態になれば、フタを開けることが可能に!

ロック解除ナンバーが違う場合、ロックキーは回転せず、力ずくで開けようとしてもフタは開きません

ロック解除ナンバーが違う場合、ロックキーは回転せず、力ずくで開けようとしてもフタは開きません

ロック解除の流れをまとめると下の動画のようになります。ロック解除ナンバーが違うと開きませんが、ナンバーを合わせ、ロックキーを回転させるとフタが開きました。

なお、ロックされた状態でもポット内の液体は注ぐことができます

なお、ロックされた状態でもポット内の液体は注ぐことができます

保温力をチェック!

フタをロックできる仕組みは非常に魅力ですが、ポットとしてはやはり保温力が気になります。そこで、熱湯を入れたステンレスエアーポットをエアコンがほぼ効いていない場所(給湯室)に放置し、湯温の変化をチェックしてみました。なお、取扱説明書によると、室温18〜22℃の部屋に10時間置いておいた場合、94〜96℃の液体は78℃以上、3〜5℃の液体は7℃以下をキープできるそうです。

100℃の熱湯をステンレスエアーポットに入れましたが、温度を計ったり、撮影していたら湯温は94℃になってしまいました

ステンレスボディなので重量は1.8kgと軽く、めいっぱい(3L)お湯を入れても4.8kg。ハンドルも装備されているので、持ち運びも苦労しません

エアコンがほとんど効いていない、寒暖差が大きい給湯室に設置(スタート時の室温は15℃)。ロックキーがあるので、放置しておいても安心です(盗難は防げないので注意!笑)

放置して1時間後、2時間後で湯度を計ってみましたが、2℃ほど下がっただけでした

放置して1時間後、2時間後で湯度を計ってみましたが、2℃ほど下がっただけでした

本当はこの調子で数時間ごとに湯温変化を追う予定だったのですが、計測のたびに温度が下がってしまうことに気付いたので、以降、10時間後の最終チェックまで完全に放置することに。

途中、室温は25℃まで上がり、終盤2時間ほどは15℃まで下がるというように大きく変動。そんな状況下に約10時間放置されたステンレスエアーポットですが、ポット内のお湯は82℃をキープしていました

80℃強のお湯ですが、お茶を飲むにはちょうどいい温度。飲みたい時にいちいちお湯を沸かせなくていいのは便利!

室内で行った検証では上々の保温力でしたが、ひと桁台の気温ではどうなるか気になります。冷蔵庫に7時間入れ、お湯の温度を計ってみました。

95℃のお湯が入ったステンレスエアーポットを、0℃の冷蔵庫にひと晩入れておきます

95℃のお湯が入ったステンレスエアーポットを、0℃の冷蔵庫にひと晩入れておきます

冷蔵庫に入れて7時間後、ポット内のお湯は82℃でした! これは、かなり優秀な保温力と言えるのではないでしょうか

まとめ

セキュリティ構造ばかりが注目されがちな本製品ですが、ポットとしての性能も優秀。正直なところ、筆者は保温するだけのポットの必要性はあまり感じていなかったものの、今回使ってみて、いつでもお湯があることの便利さを実感しました。半日ぐらいは80℃以上を余裕でキープできて、電気代もかからないのがイイ! もちろん、通常はポット内のお湯を使っていくので、このレビューのように満水で検証した保温力とは同じとはいかないかもしれませんが、0℃(冷蔵庫)の環境下でも長時間80℃以上をキープできた実力を考えると、保温力は問題ないでしょう。

お湯を保温するだけでなく、冷たい飲み物を保冷することもできます。氷水を入れ、約25℃の室温に7時間置いておきましたが、氷が残っているほどしっかり保冷されていました

実は、ステンレスエアーポットはオフィスや病院、幼稚園、飲食店などへの導入を目的として売りだされたこともあってか、価格は15,000円〜20,000円強と、通電しないポットとしては少々高め。しかし、近年は働き方や生活スタイルが激変しており、自宅でスクールを開催したり、個人がイベントを企画する人が増えていることを考えると、ロック機構のあるポットは今後、さらに需要が高まるのではないかと思います。“もしも”のことが起こってからでは遅いので、いろいろな人が集まる場でポットを使う方は、事前の備えとして購入を検討してもいいかもしれません。

お手入れについては、台所用合成洗剤で洗浄可能。フタが本体から取り外しできるので、ポット内に残った液体も捨てやすくて便利です

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

紹介した製品の最新価格・クチコミをチェックする
このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事
ページトップへ戻る