住居が持ち家か賃貸かに関係なく”壁のピン穴”は気になりますよね。
できれば目立たせたくないというのが人情です。そこで今回は、穴が目立ちにくいと人気のピンを集めて、いろいろと試してみました。
一般的な壁ピンの穴はこんな感じ。結構目立ちますよね
そこで登場するのがこちらの製品たち。壁ピン以外のものもありますが、それは後ほどご説明いたします
まずご紹介するのが、ピン跡が目立たないピンとしてよく知られている「Ninjapin」。デザイン性と実用性を高いレベルで実現させる+dデザインブランドの商品です。
かなり昔のことになりますが、以前にも一度このコーナーでご紹介し、とても好評でした。秘密は独特のピン形状。ピン形状は丸型が一般的ですが、「Ninjapin」の場合はV字型。実際に使ってみるとその効果のほどがよくわかります。少し凹凸があり、薄い柄や色のついた壁であれば、ピン跡を簡単には見つけられないほどですぞ。
カラーリングはクリアのほか、ホワイト、ブラック、ブラウン、グリーンがあります
ピン跡が目立たない秘密はこの独特のピン形状にあります
丸い穴の少し右側に刺してみました
抜いてみると、小さなピン跡が残るだけ。離れて見るとほとんど気付かないレベルです
続いてご紹介するのは、株式会社ベストの「マジカルピンフック」。パッと見は一般的なピンとあまり変わりませんが、引き抜いたときに刺した穴が目立たなくなるというまさしくマジカルなピンなのです。
実は、その秘密はピンに付けられた2つの突起。この小さな突起が、ピンを抜くときに中に押し込んでいた壁のクロスを引き戻してくれるという仕組みになっております。一見、“ほんまかいな?”という感じもしましたが、とりあえず試してみることに。
ピンだけでも使えるし、フックとしても使えます
こちらがマジカルを生み出す2つの突起
今度は、最初の丸い穴の少し左側に刺してみました。フックを使うときはフックの穴に通してから壁に刺します
突起まで刺さずに先端だけを刺すと普通に穴が開きます
今度は突起まで刺し込んで抜きました。抜いた後はクロスを爪で平らにならすのがポイント
先端だけで開けた穴(上)と、突起まで刺し込んだ穴(下)を比べてみると、違いは歴然ですね
最後にご紹介するのは無印良品の「針が細い画鋲(がびょう)」。説明の必要はなさそうですが、文字どおり通常のものよりもピン(針)が細く仕上がっているのが特長です。
確かに商品をひと目見れば、ピンが細いのはわかります。どのくらい細いのか、壁の穴は目立つのか目立たないのか、気になりますね。
無印良品の商品です。店舗だけでなくネットショップなどでも購入できますよ
今回ご紹介した商品と並べてみても、ピンの細さが際立ちます(左端が本商品)
それでは刺してみましょう。今度は、最初の丸い穴の真上に刺してみます
穴の大きさが明らかに小さいですね。こちらも少し離れれば穴の存在にはほとんど気付かないでしょう
ところで、小さいとはいえ壁に開いた穴がどうしても気になる筆者。この程度なら問題ないと思うのですが、小心者なので夜もよく眠れません。
とりあえず補修だけでもしておこうと購入してみたのが、ハウスボックスの「穴うめ職人」なる商品。開いた穴が、何事もなかったかのように元に戻るのか、こちらも試してみましょう。
ホワイト、ライトアイボリー、ライトベージュの3色がセットになっています。色が合わないときは混ぜ合わせて使うこともできます
今回は一番目立つ大きさの最初の穴を修復してみましょう
といっても、穴にノズルの先端をあてて中身を押し出すだけ。今回はホワイトを使ってみます
必要に応じてヘラを使って平らにします
はい、きれいに補修できました。これなら充分でしょう♪
その後すべての穴を補修したところ、どこに穴があったのかまったくわからなくなり、補修後の写真を撮れなくなっちゃいました。いやマジで見つからん……
ところで、賃貸住宅を退去する際に、壁に開いたピンの穴の修繕費を入居者が負担するかどうかについては、不動産会社やオーナーの意向、物件の状況などによって対応が異なります。穴の状態にもよりますが、壁紙自体の汚れやほかの場所の汚れ具合によっても、どこまで修繕費を入居者が負担するのかはケースバイケースというのが現状のようです。そうはいってもできるのなら、さりげない小さな穴にとどめておきたいものですよね。
主に東京の湾岸エリアに生息しているが、中国、タイ、インドネシアなどでの発見情報もあり、その実態は定かではない。仲間うちでは「おっちゃん」と呼ばれることも。