気候もだいぶ暖かくなってきました。これからの季節、手放せないのが冷たい飲み物!
……ということで、例年こんな魔法瓶を愛用しております。真夏に持ち歩いても半日くらいは冷たさをキープしてくれるので重宝しているんですが、この手の魔法瓶で残念なのが炭酸飲料やお酒を入れられないこと。
炭酸飲料やお酒などを入れると、ガスが発生してフタが開かなくなったり、吹きこぼれたり、最悪の場合はボトルが破裂してしまう可能性もあるそうです(各商品の説明書を確認してください)。
コーラとかビールとか、冷たいまま持ち歩けたらサイコーなんですけどね。
……と思ってたら、炭酸飲料&お酒に対応した魔法瓶がありました。
「フラスクボトル」!
高いお酒のようなパッケージから取り出すとこんな感じ
ペットボトルのように、ねじってフタを開けるタイプなんですね
フタについた白いパッキンで、炭酸などを封じ込める仕組みです。また、開ける際にうまく気泡が逃げるようになっており、爆発を防ぐんだとか。
それでは実際に、どのくらい保冷力があるのか検証してみましょう。
比較対象として、普通のグラスと真空断熱タンブラーを用意しました
冷蔵庫から出したばかりのコーラを注いで……
温度を測っていきます
ちなみに室温はこんな感じ
ペットボトルのままのコーラも加え、1時間ごとに温度の変化を調べていきましょう
結果はこんな感じに!
初期状態の温度が違うのは、容器自体の温度でコーラの温度も変わっちゃっているから。だから、ほかの容器に移していないペットボトルが一番冷たいわけです。
ペットボトルとグラスに入れたコーラは、4時間もたつと20℃近い“ぬる〜い”コーラになってしまっていますが、「フラスクボトル」に入れたコーラは15時間を超えても10℃台前半をキープ!
意外に優秀だったのが真空断熱タンブラー。フタがないのでコーラは外気に触れっぱなしなのに、まずまずの保冷力を見せてくれました。
グラスと真空断熱タンブラーは、炭酸が完全に抜けちゃってますね。やっぱりフタがないから……
いっぽう、「フラスクボトル」は微炭酸くらいのシュワシュワ感!
しかも、まだまだおいしく飲めるくらいの冷たさです。
温度を測るため、たびたびフタを開けていたので、通常の使用ならもうちょっとシュワシュワ感が残っているんじゃないかと。
炭酸キープ度はペットボトルが一番! メチャクチャぬる〜いけど……
そんな感じで、これからの季節、家でも外でも大活躍してくれそうな「フラスクボトル」ですが、もちろんコーラだけじゃなくて、お酒もいけますよ!
……ということで、ビールを入れてみました
コーラ以上に泡立ちやすいので、気を付けて入れないとあふれちゃいますが
これで数時間放置しても……
カーッ、飲み頃!
ビンから直で飲んでいるような感覚で、アルコールの回りが早そう……。真夏の野外で飲んだらキクだろうなぁ〜。
ちなみに、氷を入れればさらに保冷力をアップできますが、口が狭いので小さめな氷しか入れられなそう。注意が必要です。
藤子・F・不二雄先生に憧れすぎているライター&イラストレーター。「デイリーポータルZ」「サイゾー」「エキサイトレビュー」他で連載中。