日中のパフォーマンスを上げるためには、睡眠の質が重要!
……ということで、快眠グッズをいろいろと試しているのですが、なかでも重要度が高いのが枕!
ホテルなどのしっくりこない枕で寝ると、肩や首が痛くなっちゃったり、疲れが残ったり……。
結構、首にくるんですよね
今、自宅で使っているのは低反発素材で、硬さ的には割と理想に近いものなんですが、全体的に均一な厚みで、そこがちょっと気に入らないところです。
硬さはいい感じなんだけど……
いっそのこと、完璧に自分好みに作ることができるオーダーメイドの枕も考えたんですが、お値段がウン万円もしちゃうので、なかなかハードルが高い。
そんな中、もうちょっと手軽に自分好みのカスタマイズができる枕がありました。
ニトリの「高さが10ヵ所調整できる枕」。4,990円(税込)です
このように、10か所の高さを調整することで理想の枕を作れるのです
見た感じはごく普通の枕ですが……
裏側のジッパーから中身を取り出して、高さを調整できます
枕は三層に分かれていて、一番下の層はウレタン製のシート。
これを入れる/入れないで、枕全体の高さを調整します
二層目は部分調整ウレタンシート
このように、5つのパーツに分かれていて
裏側からウレタンシートを抜いたり、重ねたり、折りたたんだりして部分ごとの高さを調整します
一番上の層は、カバーから取り出すことはできないんですが
このように5つに区切られています
中に詰め物のパイプが入っており、これを抜いたり足したりすることで高さを調整できます
なぜか首元に当たる部分だけは調整できないようになっていて、中身の素材が綿なんですよね。高さ調整よりも、首とのフィット感を大事にしているということなんでしょうか?
ちなみに、今回は通気性のよさそうなパイプを選びましたが、そのほかに、そば殻、粒わたを選ぶこともでき、硬さや通気性も好みにカスタマイズできるのです。
それではさっそく、高さを調整していきたいと思います。ボクが枕に求める要素はこんな感じ。
まず全体を高めにするため、三層目の全体調整ウレタンシートは入れることに。
二層目は、真ん中と右側のシートを抜き、首元を高くするためにシートを二重にします
一層目は、中心部の中身を半分くらい抜いて左側に追加
ということで調整完了!
写真ではパッと見、あまり変わりばえしませんが、後頭部の当たる中央部は低く、首元が高めに。左から右にかけてなだらかに傾斜がついています。
さっそく、使ってみましょう(別売りの枕カバーを装着しています)
あ、すごくしっくりくる
横を向いても首に負担がかからない!
市販の枕は、高さが左右対称になっているのが普通ですが、それを自分好みに調整するだけでこんなにしっくりくるとは! 硬さもボク的にはちょうどいいです。
自分の感覚としては、枕のおかげで以前よりも快適に眠れていると思うのですが、実際、睡眠の質がどのくらい向上しているのか調べてみましょう。
睡眠時間や深さを計測できる「スマート睡眠パッド」で調べてみます
睡眠スコアは上がっていますが、そこまで劇的な差はないかな?
いびきは若干、抑えられているようですが
数値的な睡眠の長さ、深さなどは大差ありませんが、体感的なスッキリ感はだいぶ向上している感じがします。
首や肩が軽い!
ちなみに、「こういう寝方をする人はこういう調整がおすすめ」のような解説書は入っていないので、自分で試行錯誤する必要があります。調整も完全に自由自在というわけではないので、人によって合う/合わないはあると思いますが、オーダーする前に一度試してみてもいいと思いますよ。
ものすごくしっくりくる枕を買ったとしても、オーダーメイドで理想の枕を作ったとしても、しばらく使ううちに好みが変わってしまったら残念なことに。
その点、この「高さが10ヵ所調整できる枕」なら、使いながらその都度調整して、再び理想的な高さに近づけることができるんです。これで理想の枕探しの旅にも終止符が打てるかも!?
藤子・F・不二雄先生に憧れすぎているライター&イラストレーター。「デイリーポータルZ」「サイゾー」「エキサイトレビュー」他で連載中。