レビュー
ミズノ「アイスタッチマウスカバー」最新モデルを昨年モデルと比較

夏マスクの決定版! 爆売れした「ミズノの冷感マスク」の2021年モデルを使ってみた

日本における、新型コロナワクチンの接種率は現在(※)、1回目が18.12%、2回目が7.68%に上る。引き続き、マスクの着用を始めとする基本的な感染対策の継続・徹底が必要だが、目下の不安は“日本の暑い夏”を、昨年同様にマスク着用で乗り切らなければならないということだ。

最初の緊急事態宣言から1年余り、異業種を含む多くのメーカーからマスクが発売されたが、その中でも爆発的ヒットを飛ばしたのが、ミズノのマスク「マウスカバー」だ。初代モデルにおいては、販売特設サイトにおける抽選受付が、予想を大幅に上回るアクセスによってサーバーが停止したことで、一時中断するほど注目されたが、その数週間後には接触涼感素材「アイスタッチ」を採用したモデルも販売。このたび、その「アイスタッチマウスカバー」が、形状やカラバリを新たにした新バージョンとして発売された。

2021年6月17日に発売された「アイスタッチマウスカバー(2021)」。カラバリは全5色で、サイズ展開は「S」、「M」(写真)、「L」。価格は1,320円(税込)

2021年6月17日に発売された「アイスタッチマウスカバー(2021)」。カラバリは全5色で、サイズ展開は「S」、「M」(写真)、「L」。価格は1,320円(税込)

ここでは、その「アイスタッチマウスカバー」の2021年モデル(以下、「アイスタッチマウスカバー(2021)」と、昨年の「アイスタッチマウスカバー」(以下、「20年モデル」)を比較しながら、リニューアルポイントを検証する。

※:「政府CIOポータル」の「ワクチン接種状況ダッシュボード」より。2021年6月29日時点

●昨年発売の「マウスカバー」初代モデルのレビュー記事はこちら!
即完売した「ミズノのマスク」を使ってみた! 第2弾は抽選販売
https://kakakumag.com/houseware/?id=15485

接触涼感の機能はそのままにシルエットを変更!

まずは、「アイスタッチマウスカバー(2021)」の素材について。こちらは、「20年モデル」と同じく、2種類の素材を組み合わせた設計だ。

表地には、ミズノ製の水着や陸上ウェアで使用されている、伸縮性にすぐれた「2WAYストレッチ素材」を使用。きつくもゆるくもない肌への密着を実現している。

表地の組成は、ポリエステル82%+ポリウレタン18%。会話やあくびをした時でも、顔の動きに合わせて上下に伸縮してくれるため、マスクのズレが生じにくい

表地の組成は、ポリエステル82%+ポリウレタン18%。会話やあくびをした時でも、顔の動きに合わせて上下に伸縮してくれるため、マスクのズレが生じにくい

裏地には、同社がアンダーウェアやスポーツウェアに1998年から使用している独自開発の接触涼感素材「アイスタッチ」を採用。この素材は、身体の熱気をすばやく放熱してくれるもので、ユーザーは着用した時に心地よい清涼感が得られる。また、高い吸汗性能も持っており、汗を吸収し、生地表面へと移動させて拡散。汗がすばやく乾くため、暑い日でもドライな着け心地をキープしてくれるわけだ。

白い裏地が「アイスタッチ」。組成は、ポリエステル88%+トリアセテート12%。同社では、「アイスタッチ」をインナーやポロシャツ、野球の手袋などにも使用している

白い裏地が「アイスタッチ」。組成は、ポリエステル88%+トリアセテート12%。同社では、「アイスタッチ」をインナーやポロシャツ、野球の手袋などにも使用している

「アイスタッチ」が汗や体熱をすばやく逃がす仕組み

「アイスタッチ」が汗や体熱をすばやく逃がす仕組み

次に、「アイスタッチマウスカバー(2021)」最大のリニューアルポイントである形状について解説しよう。まずは、「20年モデル」との比較写真を見ていただきたい。

左が「20年モデル」で、右が「アイスタッチマウスカバー(2021)」の「オーシャンブルー」。「20年モデル」は1シーズン使い倒したので、多少ヨレが見える

左が「20年モデル」で、右が「アイスタッチマウスカバー(2021)」の「オーシャンブルー」。「20年モデル」は1シーズン使い倒したので、多少ヨレが見える

着用シーン。左が「20年モデル」で、右が「アイスタッチマウスカバー(2021)」の「ブラック」。斜めからだとわかりづらいが……

着用シーン。左が「20年モデル」で、右が「アイスタッチマウスカバー(2021)」の「ブラック」。斜めからだとわかりづらいが……

横から見ると、形状の違いが一目瞭然。右の「アイスタッチマウスカバー(2021)」のほうは、口元がボリューミーにふくらんでいるように見える

横から見ると、形状の違いが一目瞭然。右の「アイスタッチマウスカバー(2021)」のほうは、口元がボリューミーにふくらんでいるように見える

「アイスタッチマウスカバー(2021)」の上に「20年モデル」を重ねると、より形状の違いがハッキリした

「アイスタッチマウスカバー(2021)」の上に「20年モデル」を重ねると、より形状の違いがハッキリした

ちなみに、正面はこんな感じ

ちなみに、正面はこんな感じ

そうなのだ。「アイスタッチマウスカバー(2021)」は、「20年モデル」と比べて、口周りに余裕を持たせた形状「コンフォートシルエット」を新採用しているのだ。

また、写真からはわかりづらいが、ほお骨やあご下のフィット感がアップ。さらに、耳にかける輪っかの部分も耳にストレスのかからない設計に改良されているという。

メーカー提供のシルエットの説明図

メーカー提供のシルエットの説明図

実際に使ってみた!

機能をザッと紹介したところで、ここからは試用レビュー。

まずは「アイスタッチ」の性能。これは「20年モデル」にも採用されているため、半年間(2020年6月〜12月)使用した感想も含めてお届けする。

装着した瞬間から清涼感を感じられ、息を吸った時も清涼な空気が口に入ってくる。そして、息を吐いた時は、不織布マスクの場合は呼気の熱がマスク内に滞留して暑苦しいが、本モデルの場合はその熱がこもりにくく、暑苦しさを感じさせないのが特徴だ。

その持続性はというと、「20年モデル」を半年間何度も洗濯して使い倒してみたが、「アイスタッチ」の機能が消滅した気配はない。今回のレビューに当たり、久しぶりに着けてみたが、呼吸時の清涼感は健在だった。

「アイスタッチ」の性能には昨夏、随分とお世話になった。昨年「Go To トラベル」を利用して行ったアッツアツの沖縄・石垣島でも、「20年モデル」のおかげでマスクの着用が苦にならなかった

「アイスタッチ」の性能には昨夏、随分とお世話になった。昨年「Go To トラベル」を利用して行ったアッツアツの沖縄・石垣島でも、「20年モデル」のおかげでマスクの着用が苦にならなかった

次に、着け心地だ。

もともと「20年モデル」も密着感は抜群だったが、「アイスタッチマウスカバー(2021)」においても、着けた瞬間、鼻、頬(ほほ)、あご先にピタッと収まるのを感じ取れた。

下から見ると、あごの骨に沿って、生地がぴったりフィットしていることがわかる

下から見ると、あごの骨に沿って、生地がぴったりフィットしていることがわかる

いっぽうで、唇(くちびる)の周囲だけ様子が異なる。「20年モデル」においては唇の周りにも生地が触れていたが、「アイスタッチマウスカバー(2021)」においては、唇周りと生地との間にスペースがしっかりとできている。筆者の場合は、上下では鼻先の下からあご先の上まで、左右は唇の端から端まで空間が空いている。これにより、呼吸がしやすいく、口も動かしやすくなった。何より、口をいろんな形に動かしてみても、唇自体が生地に当たらないので不快感がまるでない。

そして、密着感は高いがフェイスラインをやさしく包み込んでくれているので、窮屈感がなくてとにかく快適。着用感は、夏向けの薄い機能性ランニングシャツを着た時に似ていて、サラサラとした触感で軽いのだ。

さらに、耳にかける輪っかも部分的に多少細くなっているのだが、着け心地はより軽くなり、開放感が向上している。

下が「20年モデル」で、上が「アイスタッチマウスカバー(2021)」。全体的に細くなっているのがわかる

下が「20年モデル」で、上が「アイスタッチマウスカバー(2021)」。全体的に細くなっているのがわかる

耳にかけるヒモは細くはなったが、生地のやわらかい触感と適度な伸縮性のおかげで、「痛い」「疲れる」といったことはまったくない

耳にかけるヒモは細くはなったが、生地のやわらかい触感と適度な伸縮性のおかげで、「痛い」「疲れる」といったことはまったくない

乾燥時間を計測してみた!

日本の夏を乗り切る際、気になるのはマスクの衛生面だ。外出時に着用することになるので、必ず汗を吸収することになる。人によっては、毎日でも洗っておきたいところだろう。もちろん「アイスタッチマウスカバー」は手洗い洗濯可能だが、重要なのは乾燥時間。実際に洗って、テストしてみた。

水に浸けると、防水性があるわけではないので水ははじかず、じっとりと濡れる。洗濯洗剤を少しつけて手もみ洗いして、しっかり絞って乾かした

水に浸けると、防水性があるわけではないので水ははじかず、じっとりと濡れる。洗濯洗剤を少しつけて手もみ洗いして、しっかり絞って乾かした

乾燥テストは、気温22℃、湿度74%の曇りの日、11時からベランダに干してスタート。あいにくの天気ではあったが、大体3時間くらいで乾き切った。真夏はもっと速く乾くだろう。

カラバリは全5色で展開!

「アイスタッチマウスカバー(2021)」は、カラーバリエーションも変更されている。

左から、「シルバーグレー」、「ブラック」、「オーシャンブルー」、「ライトベージュ」、「くすみピンク」

左から、「シルバーグレー」、「ブラック」、「オーシャンブルー」、「ライトベージュ」、「くすみピンク」

「20年モデル」は、どれもミズノ直営店や公式オンラインショップ限定の販売だったが、「アイスタッチマウスカバー(2021)」においては、「シルバーグレー」、「ブラック」、「オーシャンブルー」の3色が全国販売されているので、手に入れやすくなったのはうれしいところ。なお、女性から要望の多かった、普段着に合わせやすいカラー「ライトベージュ」と「くすみピンク」は、ミズノ公式オンラインショップ限定だ。

サイズは、「S」「M」「L」の3サイズ展開。選ぶ際は、下記サイズ表を参考にしよう。

サイズは、鼻の下から、耳のヒモがかかる場所までを計測して判断。筆者は約16cmだったので「M」サイズを選んだが、ピッタリだった

サイズは、鼻の下から、耳のヒモがかかる場所までを計測して判断。筆者は約16cmだったので「M」サイズを選んだが、ピッタリだった

【まとめ】日常使いの接触涼感マスクとしてはベストの選択!

以上、「アイスタッチマウスカバー(2021)」を「20年モデル」と比較してきたが、より使いやすく改良されていることがわかった。

価格は1,320円(税込)と、不織布マスクよりは当然値が張るが、筆者が昨夏使い倒した「20年モデル」を見ていただければわかるようにヘタりにくいので、2〜3シーズンは使える気がする。

なお、「20年モデル」の記事でも少し触れたが、「マウスカバー」をスポーツで使うことはあまり考えないほうがよいだろう。フィット感が抜群なので、呼吸が荒くなってくると少し息苦しさを感じてしまう。実際、ある女性にヨガの1時間レッスン(レベル中)で試用してもらったが、「顔にぴったりフィットしているから、呼吸が荒くなってくると、大量の呼気が逃げ場を失う」と言っていた。

とはいえ、筆者はさまざまなマスクを試してきたが、着用時の快適性、軽さ、清涼感、使い勝手において、「アイスタッチマウスカバー(2021)」の右に出るモノはないと思っている。日常使いの接触涼感マスクとしては、ベストの選択。願わくば、これが“最後の夏マスク”になってほしい。

●本品は、感染(侵入)を防ぐものではありません。咳やくしゃみをした際の飛沫の拡散をやわらげるための、咳エチケットとしてご使用ください

牧野裕幸(編集部)

牧野裕幸(編集部)

月刊アイテム情報誌の編集者を経て価格.comマガジンへ。家電のほか、ホビーやフード、文房具、スポーツアパレル、ゲーム(アナログも含む)へのアンテナは常に張り巡らしています。映画が好きで、どのジャンルもまんべんなく鑑賞するタイプです。

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