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今入手できるイチオシのBICボールペンを紹介!

世界中で愛された「BICのボールペン」が廃番に! 後継は3.5km書ける高コスパモデル

フランスの筆記具メーカー「BIC」のボールペンは、国産文房具がやたらと強い日本では、ちょっと知名度が低いですが、世界レベルで見ると超ド級のメジャーアイテムです。

なかでも、1961年に発売された「BIC オレンジ」は、世界で最も販売本数の多いボールペンとされているだけあって、オレンジ色の軸に黒いキャップという唯一無二のルックスを見れば、誰でも「ああ、はいはい、コレね」とうなずくはず。

そのアイコニックなオレンジ軸に、BIC独自の低粘度油性インク「EGインキ」を搭載したのが、2011年発売の「BIC オレンジEG」です。

発売から10年にして、惜しまれながら廃番となった「BIC オレンジEG」

発売から10年にして、惜しまれながら廃番となった「BIC オレンジEG」

低粘度油性インクファンの多い日本では、このスルスルした書き味のファンも多かったのですが、どうやら海外での売り上げで苦戦していたようで……。残念ながら、2021年7月に廃番という結末を迎えてしまいました。

低粘度油性「EG(Easy Glide)インキ」の滑らかさにハマッたユーザーは、多かったはず

低粘度油性「EG(Easy Glide)インキ」の滑らかさにハマッたユーザーは、多かったはず

この廃番の報は、いくつものメディアでニュースとして取り上げられていたので、ご存じの人も多いでしょう。正直なところ、もうあの「オレンジEG」を入手するのは難しいと言わざるを得ません(とんでもないプレミアム価格が付いている販売サイトはありますが……)。が、しかし、BICはほかにも、優秀なボールペンを取り揃えています!

そこで今回は、「今でも普通に入手できる、おすすめBICボールペン」を紹介したいと思います。

「オレンジEG」の後継は超ロング筆記が魅力!

2021年8月に発売されたばかりの最新アイテム「BIC クリスタル オリジナル ファイン」

2021年8月に発売されたばかりの最新アイテム「BIC クリスタル オリジナル ファイン」

最初に紹介するのは、「オレンジEG」の廃番とほぼ同時期に発表された新アイテム「BIC クリスタル オリジナル ファイン」(以下、「クリスタルファイン」)です。

BICが1950年に発売した世界初の使い切り透明軸ボールペン「BIC クリスタル」と「BIC オレンジ」の2大ボールペンを合わせたようなクリアオレンジの軸は、なかなかにBICの本気が見て取れます。

「BICにビックリ! 3.5kmの筆記距離を実現!」の記述に、自信とエスプリを感じます(単なるダジャレだ)

「BICにビックリ! 3.5kmの筆記距離を実現!」の記述に、自信とエスプリを感じます(単なるダジャレだ)

「クリスタルファイン」の最大の特徴は、何と筆記距離(途切れずに線が引ける長さ)3.5kmという超長持ち筆記。「オレンジEG」の1.75倍です。

ちなみに、国産油性ボールペンの筆記距離は500〜700mぐらいが平均値と聞けば、これがどれだけすごい数値かはご理解いただけるでしょう。これで税込110円は超高コスパ!

この筆記距離は、インクを低粘度の「EGインキ」から従来型の油性インクに戻し、内部構造の改良でインクフローを最適化したことで実現しています。

思った以上に滑らかで書きやすい。これ、なかなかよいペンかも

思った以上に滑らかで書きやすい。これ、なかなかよいペンかも

「EGインキ」じゃない、と聞いてガッカリされる人も多いかもしれませんが、使ってみると「あれ、低粘度油性じゃないのに、やたらとスルスル書けるな?」と驚くと思います。どうやら、先に述べたインクフローの最適化が書き味にも効いているようで、粘りのある従来油性ながら、とても快適に書けます。同時に、油性ボールペンの難敵とも言える、「ダマ」(インクが塊になって紙に付くこと)の発生も、かなり抑制されている印象でした。

シンプルボディの定番ノック式BIC

200円以下という価格でも、高級感のある「クリックゴールド」

200円以下という価格でも、高級感のある「クリックゴールド」

オレンジなどのキャップ式が注目されがちなBICですが、ノック式ボールペンもちゃんと存在します。「クリックゴールド」は、金色のクリップとクラシックなデザインが特徴のノック式油性ボールペンです。

上品な見た目から、ホテルのフロントや店頭でカードを使う際のサイン用に使われているケースも多いようです。写真の「黒」だけでなく、「バーガンディ」や「ロイヤルブルー」など、15色以上の軸色が選べるのも、人気の秘密かも(インク色は黒のみ)。

今やBIC唯一の低粘度油性ボールペンとなった「クリックゴールド」の0.5mm。書き味は、おなじみのスルスルです

今やBIC唯一の低粘度油性ボールペンとなった「クリックゴールド」の0.5mm。書き味は、おなじみのスルスルです

BICのボールペンは、海外製品ということもあって、基本のボール径が0.7〜1.0mmと、日本人にはかなり太めな印象。そんな中でも、唯一、ボール径0.5mmが選べるのも「クリックゴールド」の魅力でしょう。しかも、インクは、スルスルの低粘度油性「EGインキ」ですから、まさに日本向けBICの代表と言える製品です。

多色ボールペンには意外なインク色も!

後軸の吊り下げ穴が特徴的な「BIC 4色ボールペン」

後軸の吊り下げ穴が特徴的な「BIC 4色ボールペン」

こちらもノック式の「BIC 4色ボールペン」は、その名のとおりの多色タイプ。

吊り下げ用の穴を備えた白い後軸に「黒」「赤」「青」「緑」のノックノブが並ぶ様子は、シンプルながらスタイリッシュ。いかにもフレンチデザインといった印象です。

1.0mmともなると、ややネチャッとした書き味ですが、こちらのほうが滑り過ぎず書きやすいと感じる人も多いとか

1.0mmともなると、ややネチャッとした書き味ですが、こちらのほうが滑り過ぎず書きやすいと感じる人も多いとか

インクは、従来型油性でやや重めの書き味ですが、0.7〜1.0mmの太めなボール径で、グイグイと勢いよく書き進めるのに向いています。国産の油性インクがほとんど低粘度を採用している昨今では、逆にこの書き味がレア。スルスルし過ぎるのが苦手という人には、改めて試してもらいたいところ。

カラーセレクトが珍しい「FUN 1.0」(左)と、マーカー代わりにもなる「ネオン 1.0」(右)

カラーセレクトが珍しい「FUN 1.0」(左)と、マーカー代わりにもなる「ネオン 1.0」(右)

また、プリセットの4色インクは、特殊なラインアップを用意しているのもユニークです。

「4色ボールペン FUN 1.0」は、「パープル」「ピンク」「ターコイズ」「ライトグリーン」と、何と黒抜きのファニーカラーだけでセットアップ。

「4色ボールペン ネオン 1.0」は、1.0mmの「黒」「赤」「青」に加えて、1.6mmの蛍光イエローを備えており、目立たせたいテキストにラインを引くマーキングにも使えます。国産製品でも、ここまで太いボール径の蛍光カラーリフィルは存在しません。物珍しさだけでも、買ってみる価値はあるかも。

ノックノブにも、あまり見たことのない色が並びます

ノックノブにも、あまり見たことのない色が並びます

廃番のニュースで「オレンジEG」ばかりが注目されている現状ですが、それ以外にも以上のとおり、BICのラインアップにはチェックすべきボールペンが揃っています。せっかくの機会ですから、今まで見逃していたBIC製品もぜひ試してみてください。

きだてたく

きだてたく

最新機能系から雑貨系おもちゃ文具まで、何でも使い倒してレビューする文房具ライター。現在は大手文房具店の企画広報として企業ノベルティの提案なども行っており、筆箱の中は試作用のカッターやはさみ、テープのりなどでギチギチ。

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