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テレワークの作業効率が爆上がり! 残り時間を“目盛り表示”するタイマーが有能だった

仕事中、どうしても気分が乗らないだとか、ボーッとしてしまう、というのはよくあることだと思います。こういうときは無理をせず、仕事と休憩を細かいスパンで繰り返すのが効果的なのだとか。たとえば、「30分作業したら5分休み……」を1セットにすれば、集中力が途切れる前に回復ターンに入れるので、これを繰り返すことで結果的に集中力が持続できるという仕事術です(「ポモドーロ・テクニック」とも呼ばれています)。


ここでひとつポイントになるのが、専用のタイマーを使うこと。「時間を計るならスマホのタイマーアプリでもいいじゃん」と思うかもしれませんが、集中力が落ちている場合はどうしても作業の残り時間を気にしがち。いちいちスマホの画面を点けて確認するのは手間ですし、そのときにSNSの通知なんか来たらそっちに気を取られてしまうことも……。そして何より、今はこういった使い方に最適化された超便利なタイマーが出ているので、そっちを使ったほうが効率的なんです!

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残り時間のゲージ表示がボンヤリ仕事に効く! 作業の効率化がかなうタイマー

キングジムから4月に発売された「ビジュアルバータイマー」は、残り時間の可視化やプログラムタイマーといった便利機能を詰め込んだデジタルタイマーです。一般的にタイマーと聞いて思い浮かぶものとはやや異なった形状をしていますが、しかし実はこれがとても合理的に作られています。

ユニークな残時間表示が可能なキングジム「ビジュアルバータイマー」

ユニークな残時間表示が可能なキングジム「ビジュアルバータイマー」

細長い四角柱型のボディは、前面が大小2種類の液晶画面で構成されています。向かって右側の小さい画面はそのものずばり、デジタル数字でタイマーの時間を表示するためのもの。タイマーをスタートさせると、この画面で数字がカウントダウンされていきます。対して左側の大きい画面はタイマーの残り時間を棒グラフのようにゲージで表すことができるんです。

残り時間が割合表示されるので、感覚的に「あとどれぐらい作業ができるか」が把握しやすいです

残り時間が割合表示されるので、感覚的に「あとどれぐらい作業ができるか」が把握しやすいです

ここでポイントになるのが、ゲージは割合表示である、ということ。ゲージ液晶は20分割なので、最初に設定した時間を100%として、ゲージ1本が5%。たとえば30分のタイマーをかけて22分30秒が経過した場合、デジタル数字だけだと「あと7分30秒」と読み取れるだけですが、ゲージを見れば「残り時間は1/4ぐらい」というのが大ざっぱに把握できます。作業をする場合、残り時間を数字で知るよりも、ざっくりと割合でつかめたほうが、圧倒的にペース配分がしやすいんです。

裏面には磁石が付いているので、デスクの見やすい位置にくっつけておくと時間管理がしやすいです

裏面には磁石が付いているので、デスクの見やすい位置にくっつけておくと時間管理がしやすいです

もちろん数字だけでも暗算すれば時間の割合ぐらいは簡単に出せますが、その計算自体が面倒くさいし、何より集中力を欠いた状態では、脳のリソースの無駄遣いでしかありません。しかし作業中でもゲージを見れば、疲れて多少ボンヤリしていたとしても「あー、もう残り1/4か。じゃあ休憩に備えてあのメールの返信をしておこう」みたいな感じで、仕事が効率的に組み立てやすいんです。

作業と休憩のセットを繰り返し計れる! リピート計測が便利

ちなみに、時間の設定やタイマーのスタート/ストップといった操作は、本体上部にあるボタンで行います。いちばん右側の大きいボタンが「スタート/ストップ」で、左に向かって時間入力用の「10秒」「1分」「10分」、そして「モード」切り替えボタン(後述)です。


タイマーを使うときは、まず計りたい時間をボタンで入力し、スタートボタンを押せばカウントダウン開始。正直、あまり直感的な操作感とは言えませんが、とはいえ「日本語が読めるなら使うのに迷うことはないだろ」ぐらいの感じ。「00m00s」の状態からスタートボタンを押すと、カウントアップタイマーとしても機能します(ゲージは5分につき1ゲージ上昇で固定)。

操作はすべて上面のボタン群で。時間のリセットは「1分+10秒」の同時押しなど、少し慣れが必要かも

操作はすべて上面のボタン群で。時間のリセットは「1分+10秒」の同時押しなど、少し慣れが必要かも

冒頭でも述べた「ポモドーロ・テクニック」(30分働いて5分休憩、を繰り返す仕事術)でタイマーを使う場合、これまでであれば作業ごと、休憩ごとにいちいちタイマーをセットし直す必要がありました。でも冷静に考えたら、そのセットの間に1分ぐらいロスしているような気がしませんか? そもそも、毎回時間をセットし直すのが手間というか。そんなときに役立つのが、2種類の時間設定で繰り返し計測ができる「リピート計測」モードです。

2種類のタイマーを交互に何度でも繰り返せる「リピート計測」モードは、作業時間の管理にとても使いやすい!

2種類のタイマーを交互に何度でも繰り返せる「リピート計測」モードは、作業時間の管理にとても使いやすい!

タイマーが止まった状態で「モード」ボタンを押すと、リピート計測モードに入ります。まず画面上に時計アイコンが表示された状態で、作業時間を入力。続いてモードボタン押しでマグカップアイコンに切り替わるので、休憩時間を入力します。もう1度モードボタンを押して作業時間と休憩時間を何セット繰り返すかを設定し、最後にスタートボタンを押したらカウントダウンが始まります。

残時間ゲージを見ながら作業の順番を組み立てられるので、時間超過しにくいのもポイント

残時間ゲージを見ながら作業の順番を組み立てられるので、時間超過しにくいのもポイント

休憩中も、残時間カウントダウンを見ずにゲージでざっくり把握するほうが、気忙しくなく落ち着いて休める気がしました

休憩中も、残時間カウントダウンを見ずにゲージでざっくり把握するほうが、気忙しくなく落ち着いて休める気がしました

最初に設定した作業時間が終了すると短く3秒のアラームが鳴り、そのまま次の休憩時間のカウントダウンがシームレスに始まります。これを設定回数だけ延々と繰り返してくれるので、いちいちタイマーが終わるたびにストップボタンを押す必要も、時間設定をする手間もありません。これならダルいときでも集中力を削がれにくくて、効率的に仕事が進められそう。

アラーム音は側面のスイッチでオン/オフが可能。オフ状態はただ画面が明滅するだけなので、タイマー終了に気づきにくいかも

アラーム音は側面のスイッチでオン/オフが可能。オフ状態はただ画面が明滅するだけなので、タイマー終了に気づきにくいかも

特に在宅ワークの場合、仕事中にもいろいろと気を取られるものはあるでしょう。でも、「作業中はとにかく集中! でも休憩は時間さえ守れば何でも自由!」とルールづけてさえおけば、ダラダラワークはかなり解消されるはず。何より残り時間がゲージによって可視化されることで、今まで漠然とやっていた仕事手順の組み立てがハッキリと意識できるので、作業効率は間違いなく爆上がりします。ひとまず「仕事に集中できていない」と実感している人は、試しに使ってみてほしいです。

きだてたく
Writer
きだてたく
最新の機能派文房具から雑貨・ファンシー系のオモシロ文房具まで、何でも徹底的に使い込んでレビューする文房具ライター。雑誌・WEBで文房具の最新情報や使いこなし記事を執筆するほか、文房具の楽しさを伝えるトークライブやワークショップなども全国各地で精力的に行う。最近は掃除機業界にも進出中!
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金原望弥(編集部)
Editor
金原望弥(編集部)
大学卒業後、出版社にて月刊誌の編集に従事。その後、カカクコムに入社し、ファッションメディア「TASCLAP」を経て、「価格.comマガジン」へ。腕時計やアウトドアを担当するZ世代エディターです。
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