秋冬に悩ましく感じるのが、セーターや布団、ラグやソファなどの「毛玉」です。
我が家のソファの毛玉
家のいたるところにできる毛玉を完璧に除去するのは手間と時間がかかるので、見て見ぬふりをして過ごすこともあるのが正直なところ。ですが、度を超えた毛玉は見栄えが悪く気になるので、これまで電動毛玉取りを使って処理していました。
しかし、電動の毛玉取り器は処理範囲が狭く、大物には時間がかかるなどの不満もありました。いちばんの難点は、毛玉だけでなく生地まで削れて穴が開くおそれがあること。先日、お気に入りのマフラーに穴を開けてしまい、そのショックで電動の毛玉取り器は手放してしまいました。
とはいえ毛玉を放置するわけにもいかないので、話題になっていた電源・電池不要の「毛玉取りブラシ」を導入。なんと3本セットで999円(税込)と驚きの高コスパ商品。販売サイトの高評価レビューを信じつつも、半信半疑で試してみることにしました。
サイズは12.5(幅)×15(高さ)×1.6(奥行)cm
箱を開封すると、ピンク、ネイビー、グリーンの毛玉取りブラシが1本ずつパッケージされた状態で入っていました。3本で999円(税込)なので、1本あたり333円ということになります。
両面で異なる形状のブラシが付いています
ヘッドには両面に異なる2種類のブラシが付いています。ストライプ面(写真右)は余分な毛玉だけを除去するブラシで、ドット面(写真左)は毛並みを整えるブラシとのこと。ブラシはポリプロピレン製で、触ってみてもまったく痛くない材質でした。
これで本当に毛玉が取れるのかどうか、試してみましょう。
衣類の中で、最も毛玉に悩まされていたのがウール系のアウターです。
こちらのお気に入りのコーディガン、とてもすてきなのですが、毛玉がひどくて毎回除去するのに手間がかかりすぎ、着るのが億劫になりかけていました。
毛玉取りブラシのドット面でサッとブラッシングしてみると……あっという間に毛玉が取れました!
最終的にここまでごっそり収穫
ワシワシとなでるだけで、面白いように毛玉だけがキレイに取れました。軽い力で引きながら絡めとって集めるという感じです。ブラシは深く入り込まないので、生地も傷みませんでした。
続いて、長年悩まされ続けてきたウールブランケットの毛玉取りにも使ってみました。
大量です
過去イチで、ごっそり毛玉だけをキレイに除去できて感激!
冒頭にお見せしたソファも……
このとおり!
以前私が持っていた電動の毛玉取り器はヘッドが小さく、大きなブランケットなどに使うのは大変でした。今回購入した「毛玉取りブラシ」なら、広範囲を素早くブラッシングできるので、ホイホイ毛玉が収穫でき、楽しくなってきて夢中で毛玉取りをしてしまいました。
我が家は、2匹のワンコとともに暮らしているのですが、どうしてもソファやラグに抜け毛が付いてしまいます。これまでは粘着ローラーでワンコの毛や毛玉を取っていましたが、なかなか取りきれず苦戦……。何度もコロコロするのでテープの減りも早く、コスパが悪いなと感じていました。試しに毛玉取りブラシでブラッシングしてみると、あっさり毛が取れて驚き!
こういったラグって掃除がしづらいですよね
このとおり、ワンコの抜け毛があっという間に回収できました
何度も繰り返し使えて、お手入れも簡単なので、これだけでも買ってよかったと思いました。
さて、前述しましたがこのブラシは両面で異なる形状で、商品ページによると「ストライプ面は余分な毛玉だけを除去するブラシ、ドット面は毛並みを整えるブラシ」とのことでしたが、実際に使ってみると逆でした。毛玉を取りたいときは基本的にドット側をメインで使っています。ストライプ側は毛並みが整うだけで、正直毛玉はあまりたくさん取れません。
なので、ストライプ側は毛足の長いムートンを整えるのに使っています。ムートンをサッとブラッシングしてみると、毛並みがキレイに整い、フカフカ感が復活しました。
今までムートン専用のブラシが必要と思っていましたが、毛玉取りでブラッシングできて一石二鳥!
ソファにムートンを置くことが多いので、ソファの毛玉とムートンの毛並みと、両方同時にお手入れができて大満足でした
ブラシ部分は本体にはめ込んであるだけなので、手で簡単に外せます。外して水洗いできるのは衛生的でよいのですが、着脱しすぎるとゆるくなってきて、使用中にたまにブラシが外れてしまう点が少し気になりました。ただ、値段を考えれば、全体的に満足度が高いアイテムです。
持ち手部分はフックなどに引っ掛けられます
1本約300円とあまりにプチプラなので半信半疑でしたが、なでるだけで毛玉だけをごっそり除去できて気持ちいいです。電源不要で広範囲をブラッシングしやすく、これならズボラな私でもさっとお手入れできそう。
今年の秋冬は大活躍してくれると思います。