あれこれ通信

“男の妊活”にトライ! 精子の状態をセルフで調べられる「テンガメンズルーペ」を使ってみた

突然ですが、“男の妊活”ってご存知ですか? 妊娠に向けて体質やライフスタイルを改善したり、知識を身につける“妊娠活動=妊活”は、今や女性だけでなく男性も行うのが普通となっています。その活動のひとつに病院で検診を受けることがありますが、受診には勇気と時間が必要。そんな時に役立つのが、精子の動きをチェックできる「テンガメンズルーペ」です。「自分は関係ないよ」と思ったアナタ! WHO(世界保健機関)の調査によると、不妊の48%は男性側に原因があるそう。テンガメンズルーペでの検査はあくまでも簡易なものですが、少しでも不安要因があるならば病院に行く前の指針になるはず。3人の男性に試してもらった観察結果をご覧ください。

使い方をチェック!

「テンガメンズルーペ」は光学約550倍レンズやスポイトなどが同梱された観察キットで、スマートフォンのカメラを利用して精子の数や動きを視認できます。さらに、テンガメンズルーペで見えた情報から精子の状態を分析できるWebサイト(後述)も開設されており、総合してチェックすることで精子に問題がありそうかを判断。なお、精子の状態は体調によって変化するので、4回分がセットとなっています。

精子を入れるカップや採取用スポイトなど、レンズ以外の観察に必要なものも一式用意されています。精子を乗せるためのフィルムは4枚付属しているので、日にちを変えて観察可能

同梱のカップに射精し、5分ほど放置。時間をおくことで、精子を半固形状態にします。ちなみに、今回は着色した水を代用

精子の半固形化を待つあいだに、スマートフォンのカメラの位置にルーペのレンズが来るように装着しましょう。その際、スマートフォンはビデオモードで起動しておきます

そして、プレートの裏側に透明のシールを貼付。表に返したら、約5分放置した精子を微量乗せます

そして、プレートの裏側に透明のシールを貼付。表に返したら、約5分放置した精子を微量乗せます

レンズの上にプレートの輪の部分を乗せると、スマートフォンの画面に精子の状態が写し出されます。録画ボタンを押せば、記録も可能(Webサイトで精子の状態を確認するためにも、録画するほうがベターです)

精子を観察してみよう!

ここからは、テンガメンズルーペを使って撮影した精子の動画を見ていきましょう。被験者は20〜30代の会社員3人。下で紹介している動画はYouTubeにアップしたため画質が粗いですが、実際はもっとクリアです。

<観察してくれた人>
Aさん:20代前半、中肉中背、喫煙者
Bさん:20代前半、細身小柄、喫煙者
Cさん:30代後半、中肉中背

Aさんの観察記録(20代前半)

体型:中肉中背 食生活:昼と夜のみ。ほぼ外食かコンビニで、食べる時間は不定期 仕事:デスクワーク5割、外勤5割 労働時間:約14時間 睡眠時間:就寝時間は不規則で5時間 喫煙:有 飲酒:週3回(ビール1杯、ハイボール3杯程度) 日ごろの運動量:特になにもしていない

かなり元気に動いています。数も多く、すこぶる多い印象。はっきりとわかるもので30個ぐらいはありそう。

Bさんの観察記録(20代前半)

体型:細身小柄 食生活:昼と夜のみで、食事の時間はほぼ同じ。外食が多いが野菜は比較的よく食べる 仕事:デスクワーク5割、外勤5割 労働時間:12〜14時間 睡眠時間:就寝は1時頃で4時間半 喫煙:有 飲酒:週2回(レモンサワーまたはハイボールを3〜4杯) 日ごろの運動量:特になにもしていない

Aさんと同じ20代前半ながら、精子の数は1/3程度。動きも元気がないように見えます。ただ、前述のとおり、精子の状態は体調によって変わるもの。別の日に観察したところ、もっと数が増え、動きもよくなっていたそう。

Cさんの観察記録(30代後半)

体型:中肉中背 食生活:きちんと時間を決めて3食。ほぼ外食とコンビニですが、油物が苦手なので魚や野菜が多い。夜は炭水化物をとらずに、酒とつまみで済ます 仕事:デスクワーク 労働時間:9〜10時間 睡眠時間:就寝は0時頃で6時間 喫煙:無 飲酒:週2〜3回(ビールならジョッキで2〜3杯、日本酒なら1合) 日ごろの運動量:合気道を週1回、平日は毎日1万歩歩くようにしている

30代後半と一番の年長者でしたが、精子の動きは活発! 食事や運動など、日ごろの心がけがいいからかも!?

テンガメンズルーペで撮影した動画をもとに、精子の状態を確認していきます。まず、テンガメンズルーペで見て、精子の数が8個以下だと(iPhone6/6Sを使用時)、精子の数が少ない可能性が。さらに泌尿器科医師・小堀善友さんの「Dr.小堀の男の妊活ガイド」というWebサイト内のコンテンツを利用すれば、妊娠のしやすさがわかります。

スマートフォンの機種と精子の数を入力することで、精子濃度が自動で計算されるコンテンツ。この結果を見ることで、検査を受けたほうがいいかが判断できます

観察を終えて

今回観察に協力してくれた3人は、テンガメンズルーペのガイドラインにもとづいた検査によると、いずれも精子の数や精子濃度に問題はなかったようです。正直なところ、最初に観察を依頼した時は消極的でしたが、実際に元気に動いているさまを目の当たりにすると「チェックしてよかった」という声をいただきました。Bさんは1回目の観察で精子が少なく、動きも遅いためショックを受けていたものの、別の日には数が増大し、活発な動きになっていたので自分の体調を知るためにも精子の観察は有効かもしれないと実感したそう。定期的に試すのがよさそうですね。

スマートフォンのカメラで拡大表示して見るというシンプルな仕組みなので、使い方は簡単。ただ、テンガメンズルーペには顕微鏡のようなピントあわせの機能がないため、くっきりと表示&撮影するのはかなりコツが必要だと思います。しかし、セルフチェックには十分。1,500円程度のお求めやすいお値段ですし、「ちょっと気になるからやってみよう」のノリでトライして“安心を買う”のもいいのでは?

<外部リンク>「テンガメンズルーペ」オンラインショップ

f-jyoko

f-jyoko

リアルよりも二次元男子が大好きで、20年以上“腐活動”をしている筋金入り腐女子ライター。おもしろいモノ・コトにも目がない雑食系です。

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