だいぶ暑くなってきましたね!
今年も猛暑が予想されているそうで、熱中症に気を付けたいところです
特に今年は、真夏でもマスクをしなきゃならないシーンが多そうなので……
熱中症予防には、こまめに水分補給したり休憩を取ったりするのが重要ですが、気付いたときには……みたいなこともあるので心配です。
そこで、熱中症のリスクを事前に検知できるグッズを見つけてきました。
「熱中対策ウォッチ カナリア」!
熱中症で一大事になる前に、アラーム&LEDでお知らせしてくれるグッズらしいです。
炭鉱にカナリアを連れていって、泣かなくなったら有毒ガスが発生している恐れが……みたいなアレから取ったネーミングでしょうね。
ちょっと医療器具感のある厳重なパッケージを開けるとこんな感じ
「ウォッチ」とはいうものの、時計機能は付いていません
腕時計型バンドの裏側にある「熱ごもりセンサー」で、熱中症の予兆を監視してくれるようです
使い方はシンプル!
腕に装着して、サイドにあるスイッチをグイッと押し込むだけ。
LEDがピカーッと光ったら監視スタート!
なんとこのスイッチ、一度押し込むと、二度と元に戻せません
つまり、電源のオン/オフができないということ。それどころか、電源を入れたらそれ以降、何の操作もできない! ……というか、操作の必要ナシ!
30秒に1回、緑のLEDランプが点灯するので、動作していることは確認できます
驚くことに、充電も電池交換もできないんです。じゃあどうするのかというと……。
電池が切れたら廃棄!
電池は約3か月間もつようです。電源を入れたらずーっと動作し続けて、電池が切れたら捨てる。
7月に使用を開始したら、だいたい9月〜10月くらいまでは使い続けられる計算なので、真夏の熱中症予防に使用するには十分ではありますが……。
使用方法をとにかくシンプルにすることで、充電忘れや予定外の電池切れを防ぎ、シーズン中は確実に動き続けて熱中症を防止してくれる。そんなコンセプトなのでしょう。
それにしても、電池交換くらいできてもいいんじゃ……とは思ってしまいますが。
とりあえず使ってみましょう!
……といっても、熱中症の予兆がない限り、何も起こらないので、ただただ装着し続けるしかありません。
一応、アラームが鳴っているところを見たいと思い、炎天下を延々散歩したり
ひなたでボーッと呆けてみたり
半身浴をしてみたり……(一応、防水機能は付いていますが、お風呂では使わないほうがいいと思います)
「リングフィットアドベンチャー」をガッツリやったり
エアロバイクを小一時間こいだり……
本気の熱中症にはならないように気を付けつつも、体温を上げる方法をいろいろと試してみたのですが。
アラームは鳴らず……ゼエゼエ
「熱中対策ウォッチ カナリア」では、単純に体温を測っているのではなく、体にどれくらい熱がたまっているか、体からどれだけ熱を逃がしているかなどを総合的に判断して熱中症の兆候を検知しているとのことで、ちょっと汗をかいたり運動したくらいで、アラームが鳴るわけではなさそうです。
まあ、そう簡単にピーピー鳴られたらうっとうしいですからね。単純に体温が上がるとアラームが鳴るのであれば、猛暑日なんかは、外に出たらずっと鳴ることになってしまうはず。むしろ今回鳴らなかったのは、ちゃんと体の熱ごもりをチェックできているということなのかもしれません。
「万一のとき」に備えるためのグッズなので、鳴らないにこしたことはないのです(それでも検証としては一度鳴らしてみたかったですが……)。
兆候を検知すると、こんな感じでアラームが鳴るようです
もしもアラームが鳴ったら、すぐに水分補給したり、日陰で休んだりして、本当に熱中症になる前に食い止めましょう。
真夏に炎天下での予定がある場合や、自分では体の変化に気付きにくいお年寄りに着けてもらうなど、お守り的な存在として活用するのはアリじゃないでしょうか!
藤子・F・不二雄先生に憧れすぎているライター&イラストレーター。「デイリーポータルZ」「サイゾー」「エキサイトレビュー」他で連載中。