食卓で、家族や友人たちとホットプレートを囲んで楽しむ焼肉。おいしいけれど、焼肉屋さんの七輪や屋外でバーベキューコンロを使った炭火焼にはどうしてもかないません。
そこで、自宅用の七輪か小型のバーベキューコンロが欲しいなぁと思いながらも、焼き物の七輪は片付けが大変そうだし、バーベキューコンロだと収納に困りそう……という理由で長い間購入をためらっていました。ところが、今回、そうした懸念を払拭できそうな、「コレだ!」と思う商品に出会いしました。
アウトドア用品メーカー・キャプテンスタッグのミニ七輪です。購入の決め手となったのは、まずは大きさ。29センチ四方、高さ22センチと、家庭の食卓やキッチンの調理台に置くのにちょうどいい大きさです。
さらに、焼き網の他にゴトクも付属しているのも高ポイント。ゴトクを利用すれば、鍋をかけることもでき、調理の幅が広がります。また、災害時に火元が確保できない時など、防災用品としても役に立ちそうです。取っ手も付いているので、移動にも便利。ちょうど七輪とバーベキューコンロの中間のような使い勝手を備えています。
燃焼・加熱の構造は、コンロの底に水を入れて着火する水冷式。水の蒸発による上昇気流で木炭の燃焼を向上させる仕組みです。本体の底に水を入れた後は、受け皿に炭を入れ、点火するだけでオーケーです。
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初めての使用なので、火の勢いがわからず危険なので、念のため台所で使用。着火後、最初の間は火の粉を散らしながら激しく燃えていましたが、5分ぐらいで火の勢いが落ち着きました |
火力が安定したところで、後は焼き網をセットし、お肉を載せるだけ。 焼けたお肉を食べた第一の感想は「やっぱり炭火は違う!」。スーパーで買ったいつもの焼肉用のお肉ですが、正直、鉄板で焼くのに比べてこれほどまで違いがあると感動するおいしさでした。焼肉以外にも焼き鳥や焼き魚などいろいろ試してみたくなります。
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焼肉屋さんやバーベキューの要領でジュージューと肉を炙りながら焼くだけ。油が落ちると強い煙が発生するので、室内は換気をしっかりして、火の扱いにはくれぐれも注意を。集合住宅等の管理規約で禁じられている場合もあるので、室内での使用の際は要確認 |
使用後の後片付けも簡単。消火は、炭を取り出し、水に浸ければ完了。本体の手入れは、分解して水洗いするだけでオーケー。ほとんどの部品が鉄や鋼板など金属なので、洗った後は十分乾燥させてから収納します。収納時は、コンパクトなので出し入れしやすく、設置や片付けの手間も億劫にならずに、出番も多くなりそうです。