いいモノ調査隊

小型・軽い・安全性バッチリの“紙製お鍋”はいかが?

紙は火に弱いというイメージがありますね。確かに、炎に近づけるとすぐに燃え上がりますが、いつもそうとは限りません。たとえば、紙の容器に水を入れた状態で火にかけても、すぐに燃えることはないのです。

というのも、中の水は熱せられて温度が上昇しますが、水の沸点である摂氏100度以上にはなりません。紙が水と接している限りは紙の温度も100度にしかならないのです。そのため火のついたコンロに紙の容器を置いても、水がある限り燃えることはありません(ただし普通の紙では、水に触れていない部分は温度が上昇し燃えてしまいます)。

オリナベ

そんなうんちくをお話ししたところで、今回ご紹介するいいモノはこちら

今回ご紹介するのは、スマートライフ研究所の「オリナベ」という紙でできたお鍋。防水・防燃加工を施した特殊コーティング紙でできているので、安全性も問題なし。普段は折りたたまれているため、持ち運びにも便利です。

鍋とフタで1セットになっています

鍋とフタで1セットになっています

折りたたまれた部分を開くだけでOK。六角形のお鍋が完成

折りたたまれた部分を開くだけでOK。六角形のお鍋が完成

筆者の大好物♪ ラーメンを作ってみました

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自宅のコンロでいつものように火を強めにして使ったこともあってか、「オリナベ」には結構な焦げ目がついてしまいましたが、実用上は何ら問題ありませんでした。もちろん、ラーメンに焦げた風味が残ることも、紙が燃えて穴が開くなんてこともなかったのでご安心を。なお、筆者的にはもう少し使えそうな気もしますが、「オリナベ」は1回のみの使い捨てなのでご注意を(生分解性の紙素材なので地球にもやさしいです)。

紙でできた鍋は、高級料亭や旅館でもたまに見かけることがあります。「オリナベ」は、それらと比べるとデザイン面では無骨な感じがしますが、取手やフタもついており持ち運びと使い勝手のよさがポイントです。大きさは小(直径約20cm)と大(直径約26cm)の2種類(写真は小です)。自宅はもちろん、キャンプや山登りなどのアウトドアで大活躍間違いなしですぞ!

わたる
Writer
わたる
主に東京の湾岸エリアに生息しているが、中国、タイ、インドネシアなどでの発見情報もあり、その実態は定かではない。仲間うちでは「おっちゃん」と呼ばれることも。
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