つい忘れがちなトイレのお掃除。便器に残った排泄物の有機物に菌が付着してしまうと、黄ばみや黒ずみの原因になってしまうので、毎日のこまめな掃除が大切です。とは思いつつも、なかなかその習慣が定着しないズボラなえみぞう。1日5分もあれば済む家事なのに、なんで忘れてしまうのか。ちょっとオシャレなトイレブラシを置いたりして、テンションを上げるように努めてはきたのですが、ほかの家事を優先してしまって、どうしても後回しになってしまいます。
というわけで、小学4年生になった我が子に手伝ってもらおうと、この春“トイレ掃除大臣”に任命しました。しかし、親が気乗りしない家事を押し付けているようで少々気が引けるので、テンションを上げる新たなアイテムを用意しました。
泡を便器に吹き付けるだけで掃除ができるという、アイリスオーヤマの「トイレのモコモコ泡スプレー」。ガス圧式でノズルを押して泡を噴射するタイプのトイレ用洗剤は今まであまりなかったかも。ただそれだけなんですが、コレがなかなか楽しいのです。
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缶をよく振り、便器に向かって噴射開始! |
使い方は缶をよく振り、汚れが気になる場所に向かって30〜40cmほど離れた距離からシュッとスプレー。すると、便器がモコモコとした泡で覆われます。最初は青い泡なのですが、これがなんと時間がたつと白い泡に変化。なんでも、色が変わると汚れが落ちたサインとのことで、後は水で流すだけ。
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おぉっ、モコモコの青い泡が! テンション上がる!! |
半信半疑でしたが、軽い汚れならブラシでこすらなくても確かに汚れがキレイに落ちます。汚れが酷い場合はやはりブラシが必要ですが、スプレーをした後にこするとすぐに落とせます。泡が汚れに密着・浸透することにより、汚れを分解し浮かせて落とすことができるという原理で、メーカーによる試験でほかの製品と比べて高い洗浄力が実証されたといううたい文句も偽りはなさそうです。液体のトイレ用洗剤と比較しても、泡なので傾斜のある便器でもしっかり貼り付いて流れ落ちず汚れに密着できるので、分解成分がしっかり浸透するのかもしれません。
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泡の色が変わったら汚れが分解されたサイン。10分程度ですべて白に。後は流すだけでお掃除が完了! |
しかも使うごとに、汚れの原因が便器に付きにくくするコーティングをしてくれる役目もあるとのこと。1日1回スプレーするだけで、便器を清潔に保つことができるのです。
成分は、界面活性剤(5.0%未満、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、アルキルアミンオキシド)、可溶化剤、着色料、エタノール、香料となっており、アルカリ系の洗剤です。グリーンアップルの爽やかな香りで、漂白系トイレ用洗剤のような鼻に突くようなニオイはいっさいありません。ただし、天然大理石、真鍮(しんちゅう)、銅、アルミニウムには使用できないとのこと。
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洗浄成分としては台所用洗剤によく使われている成分のポリオキシエチレンアルキルエーテル、アルキルアミンオキシドが使用されているようです |
1缶の容量は335mlで、約30回分とのこと。だいたい1か月に1本使い切るペースです。こちらの製品を利用してから、小4男児が進んでトイレのお掃除をしてくれるようになりました。お掃除というよりもスプレーで泡を吹き付けるだけなので、本人はただ遊んでいるつもりのようですが、日常生活において気の進まないことを楽しいことに変えるというちょっとした工夫が、実は結構大事だったりすると思うのです。